• RSS TAKAKIYA
  • MotaFriends
  • Sportsland SUGO
  • OFFROAD VILLAGE

2018.07.19

BETA RR2T 125 / 2018年型 試乗インプレ(すいません、遅くなりました!)

0

 
 

■BETAから2st125ccのエンデューロレーサー発表 BETA RR2T 125! 試乗インプレッションレポ。

 

2018年の春、BETA(ベータ)から2ストローク125ccの軽量エンデューロマシンが発表になりました。KRAZyでも待ちに待っていた車両です。

 

で早速試乗させていただきました!車両は今回はベータモータージャパンさんではなく、神奈川の渡辺裕之選手の車両を使わせていただきました。渡辺裕之選手はJNCC AAクラスで活躍するトップライダーです。4月の某日、無理言っておかりました。

 

今回も初級中級な視点からインプレッションを書かせていただきます。乗る速度や使い方が違うと同じ性能であっても意味が変わることがあるからです。なので上級の方にはあまり役に立たない情報かもしれません・・・ってことで今回もよろしくお願いいたします。

 
 

■まずは15分のつもりが、気がついたら1時間弱

その日は雨の降りそうな天気でした。
なので、あまり車両を汚すのもどうかと思い、急ぎで作業し早めに戻るつもりでした・・・。まずは車両に慣れる意味で軽く15分。
のつもりが気がついたらなんと1時間弱・・・一瞬でココロをつかまれました。

 
 
 

1準表紙
 
 

■まずは各スペック

 
<シャーシ>
ホイルベース 1477 mm
全長 2167 mm
シート高 930 mm
ドライウェイト 94,5 kg (front 50 kg; rear 54 kg)
ガソリンタンク容量 8,5 L
フロントサス Hydraulic USD fork with ø 48 mm shaft
リアサス Monoshock with progressive compound lever 135 mm
フロントタイヤ 90/90 – 21
リアタイヤ 120/90 – 18

 

<エンジン>
排気量 124.8cc
2ストローク単気筒
ボア×ストローク 54 mm×54.5 mm
圧縮比 15:1
排気バルブ BPV Systsem
始動 キック (以前ここにセル始動の表記がありましたが間違いです。誤表記でした)
キャブレター Keihin PWK 36
ミッション 6速

 
 

数値的には↑こんな感じ・・・。
そうです、発表前には「今開発中の125はセルがつくらしい」という噂があったのですが、2018年型はキックのみ。将来(たぶん2019年型)はセルを後付け可能となっているようですが、また確定ではありません、またその製品も発表はされていません。
「なぁーんだ」っていう気分になっちゃいますよね・・・

 

でもそれは間違いかも。
セルがあるかどうかってそりゃ重要。僕ら初級中級では、車両を止めてしまったときのリカバリーにいかに体力を使わないかってのはかなり重要ですよね。下手したらそれで体力も精神もやられてしまって、グダグダになったり楽しめなかったりしますから。だけど、だけど、それはバイクやまたエンデューロバイクの本質ではない・・・?。セルはやっぱ必要派なKRAZyですが、ちょっと考えを改めました。

 
 

2車体正規イメージ

 
 

■なぜこんなに身体に馴染むんでしょ?おさな馴染みに偶然街で会ったときのような・・・

 

試乗するときも個人で乗る時もなんですが、まずは軽く乗って身体をバイクに馴染ませます。10分とか15分とかです。で、10分ほどの休憩を挟んで、もう一度乗りいろいろ確認する。というのが基本的な作業の流れです。一度休むことで冷静に体感できるし、馴染むのも早いような気がしています。

 

この日もこの手順で進めます。まずは10分・・・

 

が、さすが現代の2スト125ccだけあって、車体が軽量なのは当然ですがエンジンは下からトルクもパワーも出ていてとても乗りやすい。2ストレーサー初心者でも問題無く乗れるほど。またベータらしく乗った際は車体が一回り小さく感じるコンパクト感もあります。

 

ということで、とても乗りやすい!乗った瞬間から「コレは自分の車両か?」ってほどに身体に馴染みます。もう自由自在です。中回転域から有効な(使いやすい)パワーを得ることができ、アクセルを開ければ2ストレーサーのパワーも得られます。今回は渡辺選手の個人の所有物ですから転倒や傷はぜったいにNG!(あ、メーカーさんからお借りするのは傷つけていいってわけじゃないけど 汗)なのに、ちょっと振り回したくなります・・・。バンクにあてて全開とか。石ゴロゴロにつっこむとか、フープス状にいつも以上のペースで入ってみるとか・・・。

 

なんか楽しい!、サイコーじゃん!!と思っているうちに、15分は超えたような気がするのでまずは一度冷静になろうと思い、休憩。で時計を見ると「!・・・??」 10分、15分のつもりが、気がついたらなんと1時間弱乗っていました・・・。

 

面白すぎて、というかなんというか、あっという間に1時間がたっていました。そしてまったく疲れていない・・・。

 
 

真横_右

 
 

ほんとに不思議な感覚でした。時計が壊れたのかな?と思ったほど、ほんの一瞬で1時間が経過していました。初めての車両はやはり緊張しますし、個人の方のをお借りする場合は一層気を使います。なのですが、まるでながく乗っている自分の車両?と思えるほどに乗りやすかったです。いえ正しくは「コントロールしやすいから楽しかった」んでしょうね。

 

●2スト125ccだけあって車体は非常に軽量です。静止した車両を持ち上げるという場合はYZ125Xほどじゃないですが、動いてさえいれば非常に軽量です。
●低い回転域からじんわりパワーもトルクもでてくるので乗りやすい。
●パワーバンドも比較的低い回転域から始まり、またその始まりもエキセントリックでは無いため出力をコントロールしやすい。
●そのためか、車両が非常にコンパクトに感じます。スペック表記の数字以上のコンパクト感があります。フルサイズよりやや小さく感じるほどです。

●手元のスイッチでパワー出力特性を変更できます。スタンダードとトラクションタイプ(雲+雨のマークのほう)。トラクションタイプにするとより一層低い回転域からエンジンが使えるようになります。こういうの、意外と違いがわかりづらいってのが多いように思っていましたが、この出力特性変更機能ははっきり違いを体感できます。試乗されることがあったらぜひこの違いを体感してみてください。トラクションタイプにスイッチを入れたなら、2ストレーサー初心者でも問題なく乗れますよ。
●このRR2T 125は足回りもしっかりしています。軽量で暴れやすい車体をしっかり受け止めてくれます。モトクロス的なコースでスピードをあげても問題は無いと思います。ダブルジャンプをショートして、なんてのはダメかもだけど、荒れたフープス的なセクションも受け止めてくれます。そういう意味では今までの2016年以前のベータRR2TやX-trainerとはやや性格が違うようです?

 
 

真横_左
▲フレームガードはアチェルビス製、渡辺選手がとりつけたものです。チェーンガイドも同じく。このフレームガードは見た目にも似合ってて最初からついていたかのようですね。これ、うまい具合にブーツにフィットしてなかなかでした。おすすめかも!

 
 

 
 

エンjンとチャンバー
▲▼チャンバーは125のわりに大きく、美味しいトルクを発生しそう。しかし左右の張り出しは少ないので、ヒットすることはあまりなさそう。

 

 
 

真横_右

 
 

 
 

エンジンチャンバー他
▲フロントはかなりしっかりたタイプ。2017年型のベータには乗っていないのでわからないけど、2016年型のRR2Tシリーズとはちがいます。やや高速より、ややですけど。フープス的なセクションで、フロントがコブの角にあたってもしっかり抑えてくれました。でも初級中級の僕らがエンデューロで使うにも丁度いい感じです。低速でもよく動きます。 

 

 
 

エンジンチャンバー他
▲赤いチェーンガイドはスタンダードの車両にはついていません。

 

 
 

乗った後_所有感

 
 

■気の置けない幼なじみにひさびさに会った・・・気がついたら朝まで飲んでた、みたいな(笑

 

てな感じで調子に乗って走りまわってドロだらけ・・・たのしかった!!!まじで。
渡辺裕之選手、すいません!てか、ありがとうございました=!

 

ある程度手を抜いて走ることができたほうがエンデューロのレースでは成績があがると思います。が、このRR2T125は、手を抜いて走るというのはあまりできないかも・・・。つねにコントロールしてあげる必要がある。てかそういう乗り方のほうが楽しいと思います。軽いアクションとアクセルひとつである程度のセクションを通過できるというタイプではないかも・・・。あ、いえ、できます!そりゃできますが、そういうのがいいなら他にもいいバイクがあります。
ベータならX-trainer250のほうがカンタン・・・。でもだからと言ってこのRR2T125に魅力がないとは言えないと思います。
JECのような場合は有利になるかも、と答えてくれたJECのIBクラスのベテラン選手もいました。
ルート(タイムを計らない区間)は体力を使わずそこそこの速さで走り、テスト区間(タイムを計測する区間)ではその温存した体力で全力でマシンを振り回しタイムを出す、的走りが可能になるから。なるほどー、たしかに。

 

レースで速いかどうかはわからないけど、乗っていて楽しいバイクってのは間違いないですよ。本当に楽しいです。バンクコーナーでパワーバンドを使ってルースト上げながら走り去る、るなんてこと一度はやってみたい、なんて方もこのRR2T 125なら簡単にできるようになりますと。パワーバンドが広く、またそのパワーバンドの入り口も穏やかでパワーコントロールしやすいから。

 

それにしてもあの「気がついたら1時間乗っていた。全く体力を使わずに。あのまま、まだまだ乗り続けることもできた」という不思議な体験は、きっと、この軽量且つコンパクトでまた扱いやすい2ストパワーが可能にしたことのように思います。ちょっと欲しくなしました・・・。やっぱ軽量2ストが好きなのかなぁ・・・人生のほとんどが2スト125だったからなぁ。

 

なので今回のインプレは、本当に個人的なインプレです。バイアスが かかっているかも・・・。
この感想を自分のなかでうまくまとめることができず、レポを仕上げることができなかったためアップに時間がかかりました。

 
 
 

エンjンとチャンバー

 
 

<希望小売価格>
RR2T 125 980,000円/税抜(1,058,400円/税込)

 

人気の車両のため各取り扱い店で在庫はなくなっているようですが、まだまだわずかに車両があるようです。取り扱い店にお問い合わせください。
http://betamotor.jp/wp/category/shop/

 
 
 

質問ご意などお気軽にこのアドレスへ→ kondo@kondo-design.jp
KRAZyは情報の無料発信にこだわっています。発行責任者:近藤正之