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2018.09.23

CRF450L モタード 試乗インプレ!

予告前ライトONシルエット 2

 
 

■HONDA CRF450Lモタード 試乗インプレ!CRF450Rの公道バイクをモタードに

 

遅くなりました!!
HONDA CRF450L のモタード仕様を先日試乗してきました。
今日はその試乗インプレレポートです。
この車両はmoto禅の仕上げたもので、ダートスポーツ誌のモタード記事と同じ車両です。
KRAZyのいつものスタンスでインプレされていただきます※。

 

※あえて、初級中級レベルの角度からの感想です。
上級者の視点と一般の僕らの視点が違うことがあります。
そもそも使う速度域も違い、その結果、車体にかけるGも違ってきます。
特にスポーツマシンは上級者と中初級では大きく違うからです。

 
 

■HONDA CRF450L とは?

 

まずその前に「CRF450Lって何・・・?」
「すごいバイクなの・・・?」
という疑問があると思います。
簡単に説明すると、

 

 モトクロスレース専用のCRF450Rを、
 日本の一般公道でも問題なく走れるようにした車両。
 ナンバーを取得でき、住宅地でも、渋滞の多い道路でも、高速道路でも普通に乗れます。
 なのにレース車両の持つ高い運動性能も同時に楽しめるという車両。
 一般公道も走れるF1マシンとかラリーマシンという感じでしょうか。

 

CRF450L/ホンダ二輪HPはこちら↓
https://www.honda.co.jp/news/2018/2180823-crf450l.html

 

このKRAZyでもCRF450Rはしばしば登場します。
モトクロスの最高峰IA-1クラスでは、#982成田亮選手※や#1山本鯨選手が乗っています。
スーパーモトジャパンでも、#300高山ナオト選手、
#4吉田ユウイチ選手、#10三苫ススム選手、
#6古川カズヨシ選手、#8原島ツヨシ選手らが使っています。

※成田亮/Monster Energy HP
https://www.monsterenergy.com/jp/ja/news/jmx-2018-rd8-report

 
 

CRFモタななめ前
▲CRF450Lをモタード仕様にしあげた車両です。なんだかスタンダードよりモタードの方が似合うような・・・いずれにしろかっこいい!写真の車両はホイールは前後共17インチ。Fは3.5インチ、Rは4.5インチ(ホイールはF3.5、R5.0を販売準備中だそうです)。SUTERのスリッパークラッチ組み込み済み。Fローター&キャリパーはMOTO-MASTER。ハンドガードはCYCRA。サイレンサーやもろもろを現在開発中とか。

 
 

■CRF450Rとの違い。

 

CRF450Rに乗ったことがあるという方は少ないと思います。
特にアスファルト+ロードタイヤのCRF450Rは少ないのではないでしょうか。
CRF450Rはレース用に造られた高性能マシン、
カタログ数値的には大したことがないように見えます。
たとえば最高出力は60ps程度・・・
CBR1000やYZF1000Rに比べたら、トホホな数字。
しかし乗ってみるとその数字以上にスパルタンでエキセントリック。
あえて言うなら「凶暴」。
すべてが軽くつくられ、耐久性より運動性能第一となっています。
その一例はエンジンの回転の上がる速度、また落ちる速度が非常に速いコト。
アクセルに対しての反応がすばらしく速いです、
乗らなくともこのアクセルに対する反応の良さだけで理解できると思います。

 

レースで選手達は普通に乗っています・・・。
特に最高峰クラスになると、手足のように自由自在に操り、
時には「パワーが足りない!もっと!!」
と感じさせるようなライディングをすることがあります。
が、一般の僕らが乗るとパワーやシャーシ性能の
30パーセントも使い切れないほどの高性能マシンです。

 

そう、このまま一般公道に出てしまうと非常に乗りにくい車両。
すべてがクイックで危ないだけでなく
バイクも壊れてしまいます。

 
 

斜め前_ライト_暗がり気分

 
 

■CRF250LやXR400とは全く違うバイクです。

 

CRF450Rはそんな走ることだけを考えた高性能マシンなのです。
それを一般公道で乗れるよう仕上げたのがこのCRF450Lです。

 

あえて書きますが、
CRF250Lとは考え方が全く違います。
また、XR400より50cc大きなエンジンを積んだバイク、とも全く違います。

 
 

■普通に乗れます!これはすごい・・・

 

この車両はそのCRF450Lをモタード化した車両です。
変更点は以下。
・ホイールは前後17インチです。
・フロントのローターやキャリパーは大型+パワーのあるタイプに変更されています。
・排気系はスタンダードのまま。
・サスペンションもスタンダードのままです。
・スリッパークラッチを組み込んであります。
・シートはトラクションのかけやすいタイプに変更されています。
・ハンドガードなどが装備されています。

 

始動はセル、はい簡単に始動します。
排気音はやや元気なほうかもしれませんが、かなり静かです。
嫌な音ではないです、住宅街の深夜の急坂でも全く問題ないと思います。

 

シート高はCRF450Rに比べかなり低くなっています。
17インチ化することで車高は下がりますからね。
あ、この車両はmoto禅さんのパーツが入れてあるので
シートは純正ではないですが、
これは高さを変えるためのシートではなく
ライディングのためのシートで
高さにあまり変化は無いタイプです。
足付きは良いとはいえないですが(自分は身長172cm体重60キロ)、
KTMやハスクの4スト250モタードに慣れている方なら
普通の高さと考えていいと思います。

 
 

CRFモタななめ前
▲9月22日発売のダートスポーツ誌11月号では#300高山選手がサーキットでテスト走行。インプレッションレポもありますよ。

 
 

アクセルを軽くブリッピング(アクセルを軽く回してみる)してみます。
エンジンの回転はモトクロスマシン並み速く上がり、速く下がります。
一般公道用車両とは全く違います。ややレーサーな感じ。

 

車体は130キロ程度のままです。
レーサーのCRF450Rに比べると重いですが、
WR250Xと同じ程度の重さに感じます。

 
 

斜め後

 
 

斜め後

 
 

斜め後
▲こちらがレーサーマシンのCRF450Rです。上が#300高山選手ので、下が#10三苫選手のマシンです。

 
 

■走ってみた。軽快で乗りやすい!

 

出力感ですが、回転の下でも軽く吹け上がります。
非常に気持ちいいです。ヒュンと上がり、フッと下がります。
7000回転あたりまで、軽々とまわりトルクも緩やかに出るので
乗りやすいです。
一般公道車両のようなもったりした回転とはちがいます。
これは林道などでもコントロールしやすく乗りやすいんじゃないでしょうか。
バン!とあのCRF450Rのパワーがでてしまうと、
土の上ではコントロールしにくいですから。

 

ただ、7000程度の回転でアタマ打ちのようにそれ以上は回らなくなります(汗。
CRF450Rならここから先が本領域でもあるわけですが
そこはカットされています。

 

ただ、普通に街なかを乗るだけならその回転域にはあまり達しません。
幹線道路などでそれなりの速度で追い抜きなどでやや困るかも・・・。
またサーキット走行などでは、逆に危ない可能性もあります。

 

渋滞にはまったというイメージで
少し走っては長時間止まるということを繰り返してみました
が、問題はありません。
モトクロスマシンではこういうのが最も苦手、
エンジンが熱を持ってしまうからです。
常にある一定以上の速度で走ることが前提で設計されているから。

 

低い速度で長時間うろうろしても、問題はありません。
住宅地のようなところを走行するイメージです。

 

試せてないのは高速道路走行。
一定速度(80キロとか100キロなど)での1時間2時間の連続走行も
モトクロスレース用マシンは苦手です。
場合によってはエンジンが焼き付く可能性があります
(ハスクSM250RやWR250F03で1時間の100キロ/h走行を試したことはありますが、問題はありませんでした。が、バイクショップにはレーサーマシンのそういう走行で焼き付いたというお客様が来ることがあるそうです。)

 
 
CRFモタななめ前
▲このアングルも好きです。美しいです。ツインサイレンサーにするのもいいですね。ホイールを目立つ色に変えるともっとかっこいいかも。以前、KRAZyのWRが使っていたゴールドのマルケジーニなどもとても似合うと思います。

 
 

■訓練され誰の指示にもしたがう狼。しかし、いざとなれば・・・

 

はい、いろいろなご意見があると思います・・・

 

「ってことはさ、つまり!!」
という方もいらっしゃるでしょうし、
「7000以下しか使えないの?」
などなど・・・。

 

どう、とらえるかですよね・・・。
なのであえて書きます。
「あれをこうしたら、こうなる!
 お金はかかるけど、すごいバイクになる。
 ・・・てか『マシン』に仕上がるかも!」
ということです。

 

ただ、CRF450Rに近づきすぎると
問題もいっぱい出てくるので
ストリート用やロングライド用に
うまくチューンする必要があると思います。
すっかりRになっちゃうと、
簡単にまくれ上がってマッハⅢどころじゃなくなるかも。

 

あ、忘れてました。
サスもなかなかいいです!これ、もしかしてCRF450Rのまま?
ダンパー調整だけで充分かも。
サーキット走行も可能だと思います。

 

現在、moto禅でもいろいろ進めています。
排気系のチューン
出力変更チューンなどなど。
外装パーツやナンバーステーなども用意してるみたいですヨ。
moto禅はレースの現場で、それもトップクラスの現場を多く経験しています。
代表のベンバサット・ミッキー氏はスーパーモトジャパンS1 PROで活躍中です。
(先日のR6 S1 proのレポを参照→ http://www.krazy-web.com/custom/スーパーモトジャパン2018-r6奈良-s1-pro-レポその3/

 

moto禅 HP はこちら↓
https://www.motozen.jp

 

つーか、ダートフリークさんも、
他もいろいろ出して来るでしょうねー。
このCRF450Lで新しく面白い文化が日本に生まれるかも。

 
 

 
 

 
 

CRFモタななめ前
▲自分のバイクに近づくときってこんなアングルじゃないすか。CRF450Lモタードはこのアングルもかなりかっこいい!

 
 

てなわけで、CRF450LモタードレポVol.1終了。
KRAZyでは、このCRF450Lでいろんなバイクを創ってみたいなぁと考えています。
せっかくこんないいベースバイクがあるんだから
いろいろ挑戦してみたいです。

 

WILD8 とか
CRF450 XR とか、企画中・・・。

 
 
 

質問ご意などお気軽にこのアドレスへ→ kondo@kondo-design.jp
KRAZyは情報の無料発信にこだわっています。発行責任者:近藤正之