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2024.09.20

CYCLING A GO GO Vol.27「日本三大ニュータウンの中心で、サイクリングがいっぱい」

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■CYCLING A GO GO / サイクリング ア ゴーゴー Vol.27
「日本三大ニュータウンの中心で、サイクリングがいっぱい」
-20.Sep.2024- 

 毎月20日は、相良さんことMr.チャガラさんのロード自転車の連載です。
 Mr.チャガラさんは僕が会社員時代の同僚(Mr.チャガラさんはデザイン界の巨匠大貫さんと仕事をされていました)。今は独立し自転車ロードレース界でスポンサーシップ・エージェントの仕事をされており、最近自分でもロードレーサーを購入しロード自転車ライフを楽しんでいます。

 

 そんなMr.チャガラさん、今回はあるイベント会場へ。そしてちょっと今までとは違う自転車にも。・・・なんだか内容がKRAZyに近づいてきたかも〜。ではでは。

 
 
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■日本三大ニュータウンの中心で、サイクリングがいっぱい

 

 Mr.チャガラはレストラン巡り居酒屋巡りが大好きです。料理バリエーションもたくさん味わいたくなるので、和食洋食中華という日本でメジャージャンル以外にもエスニック料理も久しく食べていないと禁断症状がでます。世界三大料理という言葉があります。フランス料理、中国料理、トルコ料理と言われています。トルコ料理?!なぜ!という反応は今までも多くの人が示してきました。日本料理ではないのか?!というのは愛国的で悪くないリアクションです、先進国の一部にも知られてきた「旨味」が特徴といわれていますね。そもそも中国料理という料理は存在しないしなっ!なんて料理に精通した人の声も聞こえます。トルコ料理はとてもおいしく「坊さんの気絶」という一品はおすすめです。たくさん候補がある中で独断と偏見で三大なんとかを決めるのは非常に難があり、必ず異議申し立てがでてきます。そして、今回は日本三大ニュータウン(多摩・高蔵寺・千里)と言われる高蔵寺ニュータウンからのレポートです。

   

■最初に高蔵寺ニュータウンについて解説

  

 愛知県春日井市東部の丘陵地帯に名古屋圏のベッドタウンとして開発されたニュータウンが今回の舞台の高蔵寺ニュータウン。名古屋駅からJR中央本線で高蔵寺駅まで30分ほど、そのあとバスで15分程度です。1968年(昭和43年)に入居が開始された、日本で二番目に古い大規模ニュータウンで多摩、千里と並ぶ日本三大ニュータウンと言われています。ちなみにAIに日本には何か所ほどニュータウンがあるか聞いたらこんな回答が来ました。「日本には、2022年時点で2022地区のニュータウンが存在します。これらのニュータウンは、主に高度経済成長期に都市部への人口集中に対応するために開発されました」。OMG(オーマイガー)!そんなにニュータウンがあるんか、その中で三大を名乗るのもなかなかの存在感だけれど、みなさん、高蔵寺ニュータウンって聞いたことありました?地元界隈の人は勿論知っているけれど、それ以外の人はねえぇぇ・・・。2017年から劇場公開が始まった映画「人生フルーツ」は見た人みんなが素晴らしいと口にする映画です。このドキュメンタリーの主人公は高蔵寺ニュータウンを設計しそこに居を構えた建築家夫婦の物語。Mr.チャガラはまだ見れてないので、是非これは見てみたい。
 
 

2-3
▲撮影地点は高蔵寺ニュータウンの中心的なショッピングセンター「サンマルシェ」にあるアピタ高蔵寺店を出たあたりからの撮影。よく見ると団地、団地、団地、団地妻がいっぱい。丘陵を切り開き大々的に開発した日本の高度成長期の記憶です。今回の会場もすぐ近く。
 

4-5
▲午前中の会場風景。写真のフレームの外側の壁やフェンス沿いに結構な人が遠目で見ています。事件がおきているわけではありません。“すごい人”が真ん中で実演をしています。

 

■めちゃくちゃトークがノっているこのBMXライダーは、パリ・オリンピックのあの人

 

 ストリート発祥の自転車競技にBMXがあります。平地をこいでいるのに自転車で飛んだり身体を浮かせたり、ありえない態勢で乗ったりするスタイルです。スロープを使えばもっとアクロバティックになります。Mr.チャガラも憧れて30年近く前にBMX買っています。もしあの時、買っただけで満足せずコーチについて練習して大会に出る喜びを感じていたら、きっと今とは全く違う景色を見ていたかもしれません。でも現実には3回ぐらいのって人にあげて、教則VHSテープは再生機器もなくなってしまい、今では憧れだけが残っています。
 東京、パリ・オリンピックのBMX中継で話題になった解説者に勅使河原大地(てしがわら だいち)さんという人がいます。名古屋出身で子供の時からBMXに親しみ、選手としても実績をたくさん残しているプロBMXライダーです。今回、イベントで彼のライディングパフォーマンスと解説を近くで見ることができました。たくさんの子供たちも目をキラキラさせて見ています。技もすごいけど、軽快なトークも素晴らしい。彼のファンになってしまいました。
 
 

6-7-8フラットランド
▲勅使河原さん、本当に軽々といろんな技を披露してくれます。あっさりやっていますが、こんな風にできるには何年も地道なトレーニングがあってこそのこと。身体に覚えさせないと良いパフォーマンスができないということです。

 

9-10-11ジャンプ
▲秘儀ひとまたぎ、という技ではありませんが、軽く4人を飛び越えています。この後5人飛ぶのもありましたが、ちょうど空中のシーンが撮れなかったので4人飛びでスゴ技をご紹介。最高記録は12名と言ってました。
 

12-13チャガラとトーク
Mr.チャガラは現場にいたという証拠写真。バイクの上に涼しく立ってトークをするというのは誰もができないこと、すばらしいです。きっと今日ここで見た子供たちの中から将来有望な選手が生まれるのだろうなあ。何かを始めるのに遅すぎるということはない。BMXはエントリーで4万円ぐらいから、そして一般的には7~8万円あたりでフレームがクロモリ鋼使用の丈夫でスリムなモデルになったり、12万円出せばいい部品がついたものになったり、というのが今どきの価格感模様です。

 

■この日のイベント紹介をまだちゃんとしていなかった

 

 団地妻とプロBMXライダーに心奪われているうちに、すっかり今回のイベントの紹介がおろそかになってしまいました。イベントの名前は「LIFE with CYCLING Fes in KASUGAI」といい、さまざまな自転車関連ブースや試乗会、ステージ企画とともにフードも絡み、最近話題のサイクリングとグルメが融合したグルメライド企画もおこなわれていました。サイクル関係のYouTuberやInstagrammerも来場し、みんなでライドにも出かけていました。サイクリストたちの明るく健康的な連帯というものを自然に感じます。

 
 

6-7-8フラットランド
▲高蔵寺ニュータウンエリアは丘陵開発しただけあって、かなりアップダウンのある地形。サイクリストのトレーニングにも面白いエリアであーる、ってURであーるみたいなこと言ってますが、URだらけのニュータウンでございます。この日もとても暑く、猛暑注意報かと思ったら、雷注意報でした。

 

17〜19ブース
▲企業や協賛社の出展ブースも結構出ています。自転車を試乗させてくれるブースもいくつもあり、普段自分の自転車しか知らない人には、改めて新しい自転車のフィット感を知るとてもいい機会です。写真は人がいないのではなく、なるべく人がいない瞬間を狙って撮影しています。肖像権問題とかあまりかかわらず、なるべく写真にぼかし加工もいれたくないですね。

 

■積極的にいろんな自転車にのり自分の自転車と比較する

 

 メーカーの新しいタイプのバイクに乗るということは、知らない乗り心地との出会いとなり、いい意味での驚きをうけます。自分の自転車は問題ないけれど、メンテナンスもちゃんとしていないのでブレーキの感触とか、ギアの変速具合のピシッとくる感じが不満のまま走ると、走りに心地よいマヌーバビリティ(maneuverability /操縦性・運動性 )が生まれません。試乗車はコンディションはきっちり整えて準備いただいているので、そこは心配ありません。今回は2社の試乗感想を軽く。Mr.チャガラは試乗レポートをもっともらしく書けるほど乗り込んでいませんからね。
 
 

20-21試乗
▲まずはMERIDA。2台とも電動アシスト自転車で、国の型式認定も取っている正規品です。某通販サイトで売っている出力強化型未認定無名ブランド車両とは全く違います。そして電動アシストだけれど味付けと乗り心地が、前後に子供を乗せる電動アシストとまるで違いスポーティ。タイヤもかなり太いので荒地坂道グリップも良くマウンテントレイルに入っていくと違った面白さがありそうです。ちなみに左側のブルーのバイクは新車発表時のカタログ価格が40万円以上、いまはだいぶお求めやすく力いっぱい実勢価格が下げられています。マウンテンバイクが得意なメーカーだから、サスペンション機構もしっかり効いていてメカ感が頼もしいでございます。
 

22-23試乗
▲こちらはYONEX。カーボンの接合面の処理が美しい逸品です。レースチームのアドバイスがしっかり反映されているバイクだから素人もカチッとしたライド感が気持ちいい。クルマでいうとふかふかのサスペンションではなく高速を疾走するドイツ車のような堅さ。試乗車なので調整がしっかりしておることもありますが、ブレーキは思い通りに減速し、ギアはカチッカチッとシュアにチェーンが変速と同時にハマっていくこぎみよさがあります。いっそ買いかえるかと思いきや、完成車価格が約50万円。わしのバイク何台買えるかのう。

 

■イベントは人がつくるもの、主催者に突撃立ち話~

 

 無料で参加できて、すごい人のお話が生で聞けて、自転車を楽しむ人が集まるイベントも作っているのは表に出張らない主催者やスタッフのみなさま。今回のイベントを知ったのも知り合いのfacebookで告知を見たからでした。グルメライドの企画は「けっ食べ!」という企画で高蔵寺ニュータウン界隈の参加店舗とサイクリングおすすめコースが合わさったマップがつくられ、みなさんサイクルジャージ着て坂のアップダウンを楽しみに出発していきました。なぜ、「けっ食べ!」かというとネーミングした人に話をうかがいました。高蔵寺ニュータウン界隈と多分東海エリアでは自転車のことを「けった」というので、けった+食べ(る)、で「けっ食べ!」ということでした。地元の青年会では評判でこの企画は今回よりも前から実施しているようです。サイクルイベントや大会はツール・ド・フランスをトップに、多くの草の根イベントまで日常的に生活に自転車を楽しむ気持ちが、健康的な毎日につながるのだなと、ぼんやり思ったMr.チャガラでした。

 
 
24-26
▲こちらの方が「けっ食べ!」のネーミングをした人です。春日井に少しずつ根付いています。イベントのノボリも青空を背景にあちこちでたなびいていました。グルメライドは会場内でもキッチンカーが出店しています。
 

27ラスト
▲帰り際にまたすごい人に。最初の出会いは美味しい洋食屋さんのカウンターで隣り合ったことがきっかけでした。今回の実行委員会メンバーで、元ロードレース競技者、そしてロードレースチームのマネジメントやサイクリング普及イベントにも力入れている加藤さん。”iRC Tire Presents KINAN AACA CUP”を運営されていたり、レースでの解説もこなす、サイクル業界に100%コミットの人です。片山右京さんとともにJAPAN CYCLE LEAGUEの立上げに尽力し初代社長(現在退任)を務められました。リーグ立ち上がりの頃は、日本からツールに出るチームを作ると熱い志で、リーグレースをオーガナイズし、とても面白い流れがありました。JCLの活動は現在はホビーレース中心の運営になっている印象ですが、加藤さんがまた日本のサイクル競技をもりあげてくれる風を吹かせるのではないかと期待しています。

 

END
 

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