2025.10.20
CYCLING A GO GO Vol.39「宇都宮ジャパンカップサイクルロードレースは観戦に行けなかったので、武道体験の話<番外編>」
■CYCLING A GO GO / サイクリング ア ゴーゴー Vol.39
「宇都宮ジャパンカップサイクルロードレースは観戦に行けなかったので、武道体験の話<番外編>」-20.Oct.2025-
毎月20日はMr.チャガラさんのロード自転車の連載コラムの日です。
Mr.チャガラさんは自分が会社員だった頃の同僚です。その後独立し、自転車ロードレース界でスポンサーシップ・エージェントの仕事をされており、自分でもロードレーサーを所有し自転車ライフを楽しんでいます。
そんなMr.チャガラさん、最近なんだか忙しそう。てなわけで今回は居合い道?以前、親戚の者が居合い道にハマってたことがあったなぁ。その日本刀は偽物と分かっていてもなんだか怖ったなぁ。
■宇都宮ジャパンカップサイクルロードレースは観戦に行けなかったので、武道体験の話<番外編>
サイクリング ア ゴーゴーは自転車のコラムですが、最近は自転車から離れた内容が増えています。だって、人間だもの。自転車以外にご飯を食べたり、仕事をしたり、頼まれごとを引き受けたりしているうちに、自転車の時間がどんどん削られていくのね。そういう意味では、自転車に乗れている時間、自転車を楽しむ時間を持てる人はとても健康で健全な時間を過ごされているといえます。早く自転車に乗りた~い。この1か月間ちょっと、Mr.チャガラは冠婚葬祭が多く、特に「葬」の死去や「祭」の祖先や神に祈る祭礼が頻繁で、「婚」も身内であったようですが特に事前に近親者に知らされることなく海外で式を済ませたようで、親族界隈では軽い衝撃が走っています。冠婚葬祭は日本人にとっては大事な営みですが、できれば冠婚葬祭サイクリング、というように自転車も生活習慣の中にしっかり加えたいものです。
ということで、今回は自転車の話とそうでない話の二本立てでサイクリングア ゴーゴーのはじまりはじまり。
■記事を執筆しているときはちょうど宇都宮ジャパンカップ
ジャパンカップで検索すると自転車のレースではなく競馬のレース(JRAのG1レース)がほとんど結果にでてきましたが、宇都宮ジャパンカップサイクルロードレースの報道も大会前より出始めて、今では両方が出てくるようになりました。宇都宮ジャパンカップとは、何か?何がそんなにレジェンドなのか?ホームページにすばらしく簡潔に説明されている文章があるのでそのまま転載します。
「宇都宮ジャパンカップサイクルロードレースの原点は1990年9月、世界No.1の自転車ロードレース選手を決める「世界選手権自転車競技大会ロード競技」がアジアで初めて宇都宮市で開催されたことです。その2年後の1992年11月、世界選手権のメモリアル大会として本大会がスタートしました。昨年の第31回大会では、第30回の節目の大会を経て新たなスタートを切る大会となったことから、これまで積み上げてきた歴史を継承しながら本大会のより一層の認知度向上を図るため、大会名称に「宇都宮」を冠し「宇都宮ジャパンカップサイクルロードレース」に変更するとともに、大会ロゴマークも一新。今年は32回大会を迎えます。」
おう!それまでは宇都宮がついていなかったのね。Mr.チャガラもそういえばただジャパンカップと言っていた。1990年がすべての始まりなのだな。なぜこのレースが国内No,1感があるのか、これも簡潔な説明です。
「宇都宮ジャパンカップサイクルロードレースは、日本で唯一、国際自転車競技連合(UCI)より、ワールドツアーに次ぐ“プロシリーズ”に認定された、アジア最高位のワンデイロードレースを開催する大会です。前日には、JR宇都宮駅西口の大通りを会場に、短いコースをハイスピードで周回するクリテリウムも開催され、世界で活躍するトップ選手たちの本気の走りを間近で観戦することができます。」
日本で唯一のUCIレースということは、JRAのG1レース的な(たとえが不適切と思った人、御免)トップレースなので、日本中のサイクリストが注目するレースです。
クリテリウムはメインストリートを封鎖しておこなわれ周回するスタイルのコース。ロードレースはアップダウンありの一般道を駆け引きと頭脳と体力で走り抜けるレース。UCIポイントがかかっているので選手のランキングに大きく影響します。YouTube Liveではトップ集団がどのような駆け引きをしているのか見ることができます。生で観戦する人は、一番気になる場所でレース展開を見ます。今回はYouTubeで見ましたが、ぐいぐい引き込まれていきます。弱虫ペダルはまさにロードレースの魅力そのものなんだな。
■コタツ記事風のお話ではなく、リアルな体験レポートもお届けします
コロナ禍以降、若手を中心にプロフェッショナルの記者も取材源に直接当たらないで、ネットの書き込みをある程度信じたまま記事化する傾向があると、Mr.チャガラは某ベテラン新聞記者から嘆きを聞いています。外出せずネット検索やテレビ番組をみて原稿を仕立てられた記事を「コタツ記事」といいますが、そのことを嘆かわしいと嘆くのはまだマスコミの健全な姿勢です。私が知っている某漢字発祥国のメディア慣習では、ネット媒体が急速に発達したこともあって、記事の無断転載をおこなうことがむしろ日常で転載されない記事は価値ある情報でないという認識があると。記者の軽さ、屈託のなさはこういう感性がベースにあります。また、取材記者にはよく書いてもらうために謝礼を出すということもあるようですが、日本の心あるメディアマンにそのような対応をしたら、馬鹿にするのか!と言われかねません。でも全員が心ある人とも限りませんよね。この話は前にも書いたかな?ということで、次は体験レポートです。
■インバウンド観光市場に注目するMr.チャガラの、武道と観光
最近で気になった映画は、「侍タイムスリッパ―」。地上波でもネットでもオンエアーしていたので見た人も多いでしょう。侍の格好をした役者が日本刀を持って大立ち回りをやるチャンバラ映画ですが、時空を超えていくのでとても現代的です。是非見ることをお勧めしますが、今回はこの大立ち回りを本気で体験したお話しです。
時代劇でおこなわれるチャンバラのシーンは殺陣(たて)と言われて、ドラマチックに主人公が敵対する相手と日本刀などを使用して戦うシーンを演出します。息が詰まるようなつばぜり合い、にっくき敵をバッタバッタとなぎ倒し・・・なんて表現されます。そんなこととも重なる武道に「居合道(いあいどう)」というものがあります。畳表を丸めて立てたものをバサッ、サパッと連続して真剣で斬るシーンをテレビで一度は見ているでしょう。
Mr.チャガラは中学校の体育の授業で初めて防具をつけて剣道をやった時に、小学校の時からずっと剣道をやっている同級生にぼこぼこにされた思い出しかありません。今回はコンタクトなく、居合のたたずまいから、所作を学びます。と言っても1時間ちょっとの時間なので、ほんの入り口に立つだけですが、すでにその瞬間にこの居合の奥深さにふれます。そして体力的にも充実します。
名古屋市内某所にある能楽堂の舞台をお借りして居合道の体験指導がおこなわれます。先生は全日本剣道連盟居合8段、最上段です。陣羽織はサービスショットのご愛敬ですが、帯をきっちり締めて体感を整えた袴は体形がきれいになり、姿勢が整い、心まで整った感じがします。
確かこの後は「血払い」です。つまり相手を切り捨てた後に刀に残った血を一振りで地面に落とす所作です。模造刀で実演を体験しますが、真剣とほぼ同じで刃がついていないだけとのことです。日本刀はテレビドラマのチャンバラのように何度も刀を合わせたりたくさんの人を斬ると、刃こぼれはするし、血と脂で切れなくなるし、折れてしまうようです。居合道は人を素早く切り殺すことが根底にある実用的な技ですが、模造刀を手にしても想像力が広がると、表情が硬く真剣になるものです。
■最後に新しい自転車競技の紹介
競輪場のバンクを使って、ロードレースの選手たちが競い合う競技の案内です。
イベント名:バトルドローム
日時:2025年11月29日(土) 12:30より競技開始
場所:西武園競輪場
入場料:一般席は無料/VIP席7,900円
HP:https://battledrome.jimdosite.com/
日本で人気のロードレースチームが、競輪のバンクで競い合うのを見ることができます。
これは昔Mr.チャガラが何回か見た〇〇〇リーグの継承版ですね。とても面白いです。
今回は無料で見ることができるので西武園競輪場にアクセスできる人は是非見に行きましょう。有料席はVIP席なので特権的な気分に触れることができます。
<追記>
ロード自転車といえば、あいちゃんのコラムで2回ほど登場していただいた妖怪さん。いつかMr.チャガラ先生とコラボできたら面白そう。僕もロード自転車を最近新しいのをいただいたので、どこかに乗りにいきたいっす!
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