2025.11.20
CYCLING A GO GO Vol.40「モーターショー改めモビリティショーになると自転車は仲間入りするのか!?>」
■CYCLING A GO GO / サイクリング ア ゴーゴー Vol.40
「モーターショー改めモビリティショーになると自転車は仲間入りするのか!?」-20.Nov.2025-
毎月20日はMr.チャガラさんのロード自転車の連載コラムの日です。
Mr.チャガラさんはかつての同僚です。その後独立し、自転車ロードレース界でスポンサーシップ・エージェントの仕事をされており、自分でもロードレーサーを所有し自転車ライフを楽しんでいます。
そんなMr.チャガラさん、広告会社勤務時代は四輪のメーカーを担当されてました。そのためかモビリティショーのチェックにも余念がない。確かに自転車もモビリティ、最近は乗り物の境界が曖昧になってきましたよね。では早速♪
■モーターショー改めモビリティショーになると自転車は仲間入りするのか!?
Mr.チャガラはある時期に世界中のトップモーターショーでブースを企画して立ち上げていたことがありました。フランクフルトとかパリとか、北京とか東京とかシカゴなどなど。ブースが完成するとまず迎えるのがプレスデー。マスコミ向けに世界中のトップ自動車企業が大プレゼンテーションをします。新車発表だったり、環境志向のクルマ開発の宣言だったりです。その頃は電気自動車がまだ市販される直前の時代でこれからCO2削減はEVだ!と各社叫んでいました。そんなお金かけたプレゼンテーションをいつも聞いていると、Mr.チャガラもクルマを作る側、EVを作りたくなります。そういう時は黎明期のテスラなどの自動車会社に転職するのが一番自然だと今では思うのですが、当時自分で自動車会社をつくる!という決意のスイッチが入っちゃっています。東大の先生もこれからはたくさんの整備工場がガソリン車をEVに改造するようになり、いわば「スモール・ハンドレッド」(小さな100の整備工場がEVづくりに沸き起こる現象)の時代が来る!と本に書き、メディアにも出演し焚きつけます。結局Mr.チャガラは整備工場のオーナーになりますが、そんな市場は今日まで誕生していなくて、いい年こいて勇み足をしたかもしれません。でもね、起業するというのはある意味、自己表現なところもあるし、ビジネスには算盤は必須だけれど熱がないと事が始まらないので、動いて苦労して結果カタチになっていなくても、平凡な生活では味わうことのなかった変なカロリーが燃え上がったことは、貴重な体験だと自分に言い聞かせています。そんな何とも言えない思いをもちつつ、Mr.チャガラはジャパンモビリティショー2025に行ってきました。
■クルマは一応主役のジャパンモビリティショーなのだが
東京モーターショーがジャパンモビリティショーとなって、動くことの拡大解釈がはじまりました。少し前のショーからスタートアップ企業に発表の場を設け、小型モビリティ―や電動クルマ椅子、自動車社会を快適にするシステムや新技術を紹介するブースもでていました。一般的なクルマだけでない動くものの発表をおこなうようになりましたが、今年はかなり調子こいていました。
▲モビリティとは移動体という意味なのでロケットも飛行機もドローン(空飛ぶ自動車)も間違いではありませんが、かなりの存在感を持った展示です。ホンダジェットは実際に販売されていて新しいホンダのモビリティの形かもしれませんし、ロケットも実験で成功をした映像を流していました。トヨタはこのドローンにものすごいお金を投下しています。最先端技術はいつの時代も飛行物体にあり、地上にフィードバックされてくるものなのか。
■クルマが主役なのは変わらないのよ
東京ビッグサイトを会場におこなわれたジャパンモビリティショーのメインはクルマです。会場の一部は改修でクローズされていて、かつての幕張メッセでも巨大な展示を覚えている人にはコンパクトになったという印象もあります。華やかなコンパニオンのお姉さんはいつもモーターショーの花形でしたが、今ではほとんどの方は失業してしまいました。ノーコンパニオン・ノーライフなので、ノーライフです。昔のモーターショーのイメージのままで会場を訪れると簡素さやギラツキ不足を感じる人も結構いたでしょう。全面LEDウォールや内照型壁面でシンプルにかつスタイリッシュな構造物と包み込むような音楽のシャワーが音響技術の進化を感じながら、クルマに乗り込む機会も減り、クルマは本当に主役なのか?という考えも頭をよぎります。
▲DX(デジタルトランスフォーメーション)はとうとう当日チケット売場がなくなり、すべて入場券はスマホ経由の購入となったのも時代を感じる決断。多分これでチケット管理と販売管理費はとっても簡素化できたはず。え、当日チケット売場ないの?ととまどいつつ看板の指示に従いQRコード読んでサイトから購入する人はかなりいました。
▲TOYOTAのブースは全面LEDウォール、昔は高かったけれどだいぶ安くなったのかな。LEXUSはLSコンセプトの発表でなんとタイヤは6個、写真撮影の時は予備知識なく肝心の後輪2輪を撮ることを考えていなかったのね。そして行列してまで見たセンチュリーブース。超高級車に求まられるのは変態性とそれをやっても疑問にもたれないだけのすごい価格付け、かな。※LSコンセプトの画像を追加しました(1800時20日)
▲がんばれNISSAN、来年夏発売のエルグランドのお披露目。FORMULA Eの実車もあったぞ。※エルグランドとFomulaEの画像を追加しました(1800時20日)
■新車もいいけど、旧車もあるでよ
写真はたくさん撮っていたはずだけれど振返ってみたらあまりまとまってクルマを撮っていなかったのね、特に新しいのを。今回のジャパンモビリティショーでは旧車やガソリンまき散らしなものも展示されていて、さまざまな味わいがありました。クルマは200年以上の歴史の上に技術をきわめて今日に至ります。技術的には今が最高と言えますが、エモーションとか感受性ということではどうでしょう。これは極めて主観的なテーマで感じることは人それぞれですが、ちょっと見てみましょう。
▲アイルトン・セナ様の御車と2輪の皆さまには今も欲しいモトコンポですね。モンキーは大御所ビーチボーイズの歌にもなりました。気がつけばあの頃のホンダには何かがあった。南極探検隊の雪上車はエモいが、それにしてもどこも展示がそっけない。
▲フェアレディZ大集合。子供の頃からいいなあと思っていたクルマ。最新型は新車で500万円~999万円ぐらい。このクルマたちの周りにはいかにもZ好きのマニアオーラの人たちが優しいまなざしで語り合っていました。
▲屋外の駐車場ではドリフトの実演です。タイヤの焼ける煙が凄い。
■スタートアップや小型モビリティにも注目
ジャパンモビリティショーは従来のモーターショー的なのをメインにする年とスタートアップ(ベンチャーや起業して間もない会社)を中心としたこじんまりした年があるそうで、今年は大々的な年だったけれど、スタートアップのことも大事にしていました。
▲タタメルバイクはモトコンポが現代に生まれ変わったようなEV。秋葉原的な感性との融合もナイスです。スタートアップですでに量産体制を組めているのがすばらしい。同じブースには最新の法規格にあった木製の軽車両や若いエンジニアがチャレンジした新車両が展示。
■サイクリング ア ゴーゴーは自転車のコラムです
ジャパンモビリティショーはうごくもの対象のなかで、動力を持つものが対象のようです。ということは電動自転車みたいなのはあるのかなと会場内を見ると、ありました。
▲いやあ、自転車と思っていたのだが後で写真をよく見ると、スクーター的だったり新しい電動バイクのカテゴリーだったりと、2輪や3輪もあたらしい形がどんどん生まれているのね。ドラゴンズのあれはなんだ?
▲会場の駅についたときあの自転車に乗ってお台場散策しようと考えていたけれど、全体をさっと見てもあっという間にこんな夕暮れに。しかも新しい電動自転車だと思っていたものにはよく見るとペダルがなかった。今回のサイクリング ア ゴーゴーも自転車コラムにならず、でした。
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