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2026.02.21

CYCLING A GO GO Vol.43「1200年続く奇祭を目の当たりにしたときの言葉にならないこの感覚をお伝えします。」

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■CYCLING A GO GO / サイクリング ア ゴーゴー Vol.43-21.Feb.2026- 

毎月20日はMr.チャガラさんのロード自転車の連載コラムの日です。と言いつつ、ちょっと遅れて今日は2月の21日。またまた遅れちゃいました。
が今回もロード自転車とは関係のないお話(笑)。しかーし、今回は燃え盛る火に飛び込むネコ達のお話。こんなのがあったの!?いやー全く知りませんでした。日本は広いなぁ。てかクレイジー。

 

写真1
 

■1200年続く奇祭を目の当たりにしたときの言葉にならないこの感覚をお伝えします。

 

旧正月を迎え、ものすごく寒かったあの時から少しずつ気候もやわらぎ三寒四温の今日この頃でございます。Mr.チャガラはサイクリングを想いながら日々を過ごし、そして時はただただ流れていきます。今回のサイクリング ア ゴーゴーは、強烈なお祭り体験をしてしまったのでその報告をいたします。愛知県西尾市というところは「西尾の抹茶」や「一色産うなぎ」が特に有名で豊かなところです。船で渡れば佐久島という島もありアートでの町おこしもしています。豊かな大地と漁場に恵まれたこのエリアは人々が昔から住んでいたところでもあります。そんな西尾市で1200年受け継がれ続いているお祭りに「鳥羽の火祭り」という神事があります。半年ほど前に、愛知山車まつりフォトコンテストイベントを一緒にしたカメラマンから凄い祭りがあると聞き、気がついたら寒空の中電車を乗り継いで行ってしまったお話でございます。
 

■鳥羽の火祭りはどこでいつおこなわれるのか?

 
世界的に有名な仮面姿で踊るヴェネツィア・カーニバルの起源は1162年、リオのカーニバルは18世ごろにその起源をもつといわれています。今回訪ねた鳥羽の火祭りは1200年ぐらい前からおこなわれていたというから、今年は2026年だからそこから1200引くと826年ごろから代々執り行われていたことになります。世界の有名なお祭りより古く、また京都の祇園祭は869年からと言われているからひょっとしたらそれよりも古いお祭りです。参考までに日本史で習う大化の改新は645年なのでそれより200年後、平安時代でございます。鳥羽の火祭りがおこなわれる場所は、愛知県西尾市の名鉄・三河鳥羽駅から徒歩15分ほどの鳥羽神明社というところです。三河鳥羽駅は交通ICカード未対応、駅周辺に商業施設が一切見当たらない地域です。
 
写真2-3

▲名古屋の中心部から東海道線にのって蒲郡駅へ。そこから名鉄蒲郡線に乗り換えて三河鳥羽駅へ。そこで下車して暗闇の中をお祭り目当てそうな人の流れに乗って歩いていきます。2月の第2日曜日はスキー場のような寒さで、厚着してきてよかった、と心の底から感じます。 

写真2-3

▲暗い道を進んでいくと、鳥羽神明社に到着。暗がりに突然の夜店の照明で異世界に迷い込みます。これから始まる火祭りに人々は期待感いっぱいです。Mr.チャガラも初めて見る光景、これからどのようになるのかさっぱりわかりません。 

■いよいよお祭りの舞台に到着

 

鳥羽の火祭りは大きく燃え盛る火の様子を見ながらその年の天候を占ったり、火の中から2本の神木を取り出して境内に持っていく順番で豊作不作などを占うといわれています。大きな焚火のような塊を1年間かけて準備して臨んでいます。今年は山火事も多いので心配事もありますが、消防と警察が厳重に管理し氏子さんたちも万全に運営を執り行っている様子が伝わってきます。
 

写真6-7
▲かなりおおきな大松明。これに一気に火がつくことを想像するだけで人間のおこないの不思議さに感嘆します。 

写真8
▲ネコと言われる人たちが火に攻め入る前に暖をとっています。ネコの由来は諸説ありますがブチのように見える感じから来ているとも言われます。この人たちは3日間身を清めこの日の昼には海に入り禊をおこなっています。祭りと向き合う姿勢は並大抵ではなく、これが1200年も続いていることに敬服いたします。 

■いよいよ祭りの始まり
 

祭りに参加するネコは境内で塩を大量にまいて清められ、いざ本番に向けて大松明に向かいます。見物に来ている人々で立錐の余地もない中、厳かにこれから始まる大仕事に期待感が高まります。
 

写真9-10-11

▲境内から大松明に向かうネコ達。神聖なあれに火をつけて大松明に点火されるといよいよお祭りのクライマックスに向かいます。 

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▲大松明に火がついた瞬間ですね。一気に燃え上がり、寒かった一帯が急に熱を帯びます。火の強さ、神々しさを感じる瞬間です。 

写真13-14
▲ものすごい火の勢いです! 

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▲この火の中に果敢に攻め入るネコがいます。大松明を燃えやすくしいち早く中から神木を取り出すためです。 

写真16-17
▲君たち凄すぎるよ!動画では上の火の塊がネコに落ちてくるシーンなんかもありました。大松明の外側は竹で縛られているので燃えるとバチバチ音が炸裂します。 

■そして祭りは終盤へ

 

勢いよく燃え上がる大松明もやがてその火の力もおさまり、神木も中から取り出されて境内の前におさめられます。火と格闘するネコたちは煤にまみれ、中には救助され、大役を果たします。1200年続くこの鳥羽の火祭りは、火に飛び込むネコたちばかりでなく、もう少し年いった人たちは警備や祭りの世話役として動き回っていますが、若いころは日の中に飛び込んでいった人たちばかりです。そうして受け継がれていくことに歴史の重さを感じるMr.チャガラでした。

 
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▲お祭りを見に来た人たちはスマホでこの凄いシーンをおさえたくなります。火も弱くなりお祭りも終わりの方に近づいてきます。 

写真19タテ
▲激しく燃え上がった大松明も静まり、厳かに鳥羽の火祭りは終わりとなります。 

写真20ラスト
▲消防の人たちも無事に火が治まるのを確認します。火が周りに移ることもなく、無事に終わっていきます。鳥羽の火祭りはあまり観光化していない土着の風習を根強く残す、日本の祭りの原風景を見るようなお祭りでした。 

「西尾市文化財チャンネル 鳥羽の火祭り」のYouTubeリンクはこちらにあります。お祭りの全容がダイジェストで解説され、なかなか近寄れない風景も目にすることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=WHpeFzJhtpk

 
 

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