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2021.10.17

DRIFT / D1 Grand Prix 2021 Daigo Saitoh+Monster Energy+GR Supra / part 2

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■DRIFTって知ってます?/ D1 Grand Prix 2021 齋藤ダイゴ + Monster Energy + GR Supra / その2-17.Oct.2021-
 
DRIFTってご存知ですか?
そうです、タイヤを横滑りさせながら車両をコントロールする新世代のモータースポーツです。日本が発祥で今では世界中で人気のスポーツです。

ここはその「DRIFTについて」のその2です。

 

ドリフトって実は世界中で人気の新世代モータースポーツです。ファンも多く、日本車ブームを引き起こすほど。福島にあるエビスサーキットはそのドリフトの聖地と言われ、ここで開催されるレースには世界各地からファンが訪れます。

 

ではあるんですが、日本ではドリフト族と呼ばれる一部の方々によって、悪いイメージもあるようです…。スケートボードもそういう側面がありますが、僕ら一般人がそのスポーツをどう楽しむかにかかっているようにも思います。

 

■参戦車両の多くが日本車

 

使う車両は公道で見かける一般車両。この#87齋藤ダイゴの乗るSUPRAやスカイラインGTRにLEXUSなどです。中にはロータリーエンジンのRX系という今では旧車となるような車両も参戦しています。その多くが日本車。FR(フロントエンジン・リア駆動)といえば今ではBMWがその代表のように感じますが、このD1GP(D1 Grand Prix)ではあまり見かけません。

 
 

2_90

3_
3/↑レースはこんな感じ。設定されたコースでドリフトしそのパフォーマンスを採点。その得点で競い合います。

 

■日本車がかっこいい

 

この「ストリートで見かける車両が多い」というのも人気の秘密だろうと思われます。GRがSUPRAの世界発表をこのドリフトで行ったのもそこが大きな理由ではないでしょうか。当然、世界で人気のコンテンツというのが第1の理由だと思いますが。

 

海外でのドリフト選手権も日本車を使うことが多かったようです。最近は車両メーカーやカーショップのスポンサーから自国のメーカーに代わり、さすがに日本車は減ったようですが、ファンの皆さんは「日本車の方がかっこいい!」という方が今も多いようです。

 
 

4_2台
4/1人で走るのが単走(英語でもTansoh)。トップや2番目3番目の写真がそうです。2人で走るのが追走(Tsuisoh)と言って、こんな感じ↑で戦います。スピードを競うものではなく、演技を競うもので、フィギュアスケートやスケボに似ています。

 
 

2台縦
5/先攻する方は、とにかく自分の理想のドリフトを見せる。一方追う方はどこまで先攻車に近づきその懐に入り込みドリフトできるか。がポイント。川畑選手と齋藤選手がトップと言われどちらもGR SUPRAに乗る。が、しかし昨年以降、いえ、一昨年から、旧シルビアやマークⅡというフロントエンジン・リア駆動の、それもドリフト競技が急成長した時代の車両が強いように感じます。

 
 

daigo 2
6/齋藤太吾選手。モンスターエナジーアスリートでありGRのドライバー、日本を代表するドリフトドライバーです。海外でも強く、日本以上に世界にファンが多いです。海外のコース設定は日本に比べ豪快なコースデザイン、そのほうが齋藤には向いているのかもしれません。

 
 

7daigo他のドライバー
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8縦
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■イメージ

 

先日テレビのニュースで「某駅前でスケボをやる若者がいて危険」という内容が放送されていました。スケートボードがオリンピックで、ようやくスポーツの仲間として認められ始めたのに、ちょっともったいないです。まぁさほど大きな問題でもないのに取りあげるテレビ局もあれだけど(苦笑。

 

ドリフトもこのスケボと似ています。というかバイクもですよね。というか、スノーモビルやATVがメジャーになると同じようなことが起きるのかもしれません。

 
 

9リアから
9/個人的にはこのようなリアからの姿が好き。それはバイクもスノーモビルも同じです。なぜなんだろ

 
 

10斜め上横から
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■観戦者数は人気、人気があればスポンサーも

 

もう気づかれた方も多いと思いますが、ドリフトのスポンサーは四輪以外も多いです。齋藤ダイゴ選手の場合はPUMAやPanasonic(LUMIX)なども。KRAZyは広告企画もやっているので、そういうのも気になります。一般企業がレースをプロモーションの場に有効と考えるようになると多くの資金が入ってきます。そのためには多くの観戦者が必要になるわけですが。

 

先日の全日本モトクロスRd.6熊本で「3勝をあげたにもかかわらず引退しなければならない選手」は、ここにヒントがあるような気がします。

 
 

11 yoko
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12daigo
12/齋藤ダイゴ。2021年は海外のレース参戦や、コロナの影響から大会中止などがあり国内の成績は今ひとつ。開幕での勝利があったものの、その後は・・・。最終戦に期待が集まります。

 
 

13ダイゴ+他のドライバー2
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■D1 Grand Prix 2021 最終ラウンドは大分オートポリス

 

ドリフトはその豪快な走りが魅力です。ルールはいろいろありますが、とりあえず観るだけでも楽しいです。当日もらえるパンフレットや、会場放送からもそのルールや採点基準もわかります。分からなくても面白いですけど。

 

D1 Grand Prix 2021は今月の30日(土)がRound9、31日が最終RoundのRd.10となります。会場は大分にあるオートポリスです。KRAZyも取材に行きます。

 
 

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