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2023.11.21

ENT / JECのトップ選手が教えてくれる贅沢スクール

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▪️JECの新しいスキルアップスクール「Enduro National Trainig」/ ENT。-21.Nov.2022- 

 ENT第1回の取材に行ってきました。お得で、贅沢で、効果テキメン、そんなスクールでした。

 

 ENTとはEnduro National Trainigの略。全日本エンデューロ選手権/JECの選手が主体となり、そのトップ選手が講師につくという非常に贅沢なスクールです。

 
 またJECの選手が主体ということもあるのか、オフロードライディングの総合的な内容になっているのも特徴かも。

 

 ちなみに今回は、「講師とほぼ同じタイムを出せた!」という方、「これは到底自分には無理だよなぁ〜なヒルクライムに成功した」方々、「速く走らせることがなかったんですけど、そのコツがわかりました」という方々などなど、講師の方もびっくりな成果が出ちゃいました。次回は自分も受講して、こっそり上手くなっておきたい!と思った1日でした。

 
 

朝のパーキング風景2
▲会場は神奈川県の中央部、いわゆる相模原地域にある華厳の森/ケゴンノモリという砕石場。そうです、ケゴンベルグなどが行われるあそこです。二輪スポーツにとても協力的な企業さんです。
 

可愛い彼女

▲スクールの3クラスにアドベンチャーコース、フリーライドコースに参加の皆さん合計で100人弱の方々が参加されました。参加者が多くてびっくり♪

 

▪️コンセプト

 

 「オフロードライダーのスキルアップを目的とした実践形式のライディングスクール。ジャンルを問わずスピード、テクニック、知識、コツ、レース戦略、コース下見時の注意点などモーターサイクルスポーツに必要な能力を総合的に獲得するための本格スポーツライディングスクール。

 講師には全日本エンデューロ選手権(JEC)で成績を収めるライダーや世界選手権の経験のある高度なスキルを持ち合わせたライダーが務め、ジャンルを問わず幅広く様々なライダーの成長に貢献する事を目的とする。」

 

 上記がこのオフロードライディングスクールの主旨です。取材した感想は「具体的で実践的な内容」、一言で表現するなら「贅沢なスクール」。

 

 ちょっと違う角度から見ると、初心者、初級、中級、上級が一つの考えで統一され教えてくれる、とも言えるのかも。小学校、中学高校、大学とそれぞれレベルや専門性の違いはあるけど、統一された考えで成り立ってるというか。それを日本のトップライダーの選手の皆さんが総合的に教えてくれるわけです。

 
 

aコースのみんなと講師
▲写真は2022-3年チャンピオンの馬場亮太選手と4回のチャンピオンを取っている釘村忠選手によるもっとも上位のコースに参加者の皆さん。コンセプトやクラスの名前から「硬い空気?」って感じかもですが、全然違います。あ、受講中はかなり真剣ですけどね。

 

▪️クラスわけ

 

クラスは以下の3つに分かれています。
1)インターナショナル プロフェッショナル コース
2)ナショナル キャリア コース
3)ナショナル ベーシック コース

 

▪️1)インターナショナル プロフェッショナル クラス

 

 MFJ JEC(全日本エンデューロ選手権)のIAかIBの資格を持つかそれに相当する技術を持つ方のクラスです。
 オフロード走行に必要な基本スキルのブラッシュアップや、高度なマシンコントロールを習得すること、が内容です。

 
 

a個別チェック2
▲釘村選手と馬場選手がこのコースを担当。コーナリングの際の腕の使い方のお話には、かなり「へ〜!」でした。その内容ですか?あ、それは受講して聞いてみてくださ〜い。
 

▪️2)ナショナル キャリア クラス

 

 MFJ JEC(全日本エンデューロ選手権)のNAまたはNBの資格を持つ方や、それに相当する技術を持つ方のクラスになります。
 インターナショナルクラス(IA、IB)への昇格を目指すスキルを身につける、という内容になります。

 
 

bヒルクライム2

▲今回は内山選手が担当。このヒルクライム。全員ができちゃった。内山選手からちょっとしたコツを伝授。で、皆さん登頂できちゃいました。ここ角度もあるけど、ふかふかでグリップしくいんですよ。このあとはケゴンベルグでもコースに使っていたところをみんなで挑戦。「ゼッタイ自分は無理って思ってました。でも言われた通りにやってみて挑戦したら登れました!」なんだか通販のようにウソっぽいけど、ホントです。

 

b講師と参加者

▲ヒルクライムのポイントを参加者の方に説明する講師の内山選手。ヒルクライムの途中で失敗した時の、バイクの止め方、自分の立ち位置など実践的な内容も。

 

▪️3)ナショナル ベーシンク コース

 

 ライセンス未習得、またはオフロードバイク初心者を対象とする方のクラス。
 内容は、用語の解説から始まり、基本フォーム、基本スキルの反復練習、危険予知回避の知識や考え方など、オフロード走行を安全に走行するために必要な知識と技術の習得となります。こう書くとなんだか難しくってつまらなそうですが、今回は最も楽しそうでした。講師がゴリラ大神、あ(汗)、大神智樹先生だったからかなぁ〜

 

c集合
▲今回は大神選手が担当。大神選手は今年だけでもキッズも含めて70回を超えるスクールを開催しています。オフロードライディングの基本的なことから教えてもらえます。全員が午前と午後の最後にタイムアタックを行うんですが、20秒も短縮された方も(1分30から2分30秒ほどの簡単なセクション)。また「バイクを速く走らせようと思ったことはなかったんですが、今日一日で怖さも無くなったし、速く走らせることが楽しくなりました」という方も。バイクはセローなどのナンバー付きもOKですよ。

 

 なんだか話が長くなってますが、「このENTに興味ある!参加したい!!早くこのスクールの詳細を知りたい!」という方は早速こちらを↓

 

https://ren-x-mission.com/posts/2023-vol-2-enduro-national-training-in-いなべmsl/

 

▪️他にはフリーライドクラス、アドベンチャークラスも

 

 第1回は神奈川県相模原にある「華厳の森」で、11月3日にCROSS MISSION+NETというカタチで開催されました。この日は南関東の秋らしい透明に晴れた一日、仕事というより「遊び気分」の1日でした。

 

 今回のクラスは上記の3つ以外に、「フリーライドクラス」「アドベンチャークラス」も用意されました。

 

 主旨とかクラスなどを難しい文章で解説しちゃったので、お硬いつまんないスクールと感じたかもしれませんが、そんなことはなく、ほんわかムードな1日でした。講師の選手の皆さんのキャラクターがそういう空気を作るのかなぁ。

 
 

フリーライド

 

▪️講師

 

馬場亮太選手 / インターナショナル プロフェッショナル クラス
JEC2022 2023チャンピオン。現在オンタイムエンデューロ最速最強の選手。
 
釘村忠選手 / インターナショナル プロフェッショナル クラス
JECチャンピオン4回獲得 日本人でただ一人のISDEゴールドメダル獲得
 
内山裕太郎 / ナショナル キャリア クラス
JEC2011 2013チャンピオン 日本のエンデューロ・クロスカントリーを選手として築き上げてきた選手。
 
大神智樹 / ナショナル ベーシンク コース
FIM世界エンデューロ選手権2022年間ランキング13位、トライアル世界選手権には選手のサポートとしても参戦。

 
石戸谷蓮 / アドベンチャー クラス
CROSS MISSION通称クロミという新しいオフロード文化を作り上げてきた選手。ISDE、JECなどに参戦。

 

 今回はサポートとして大川誠選手(ナショナル キャリア クラス)、田中弘之選手(フリーライドクラス)も参加。

 

▪️スケジュール

 

8:00 会場オープン

9:00 受付

9:30 走行可能な状態で集合・講師挨拶

9:45 ウォーミングアップ

10:00 レッスン前タイムアタック 2~3分程度のコース

10:30 AMレッスンスタート

12:00~13:00 昼休憩

13:00~14:30 PMレッスンスタート

14:30~ レッスン後タイムアタックレッスンの成果を確認

15:00 スクール終了
~
15:30 までフリー走行&フリートレーニング

16:00会場完全撤収

 
このスケジュールは開催ごとに変化はあるようです。
 
 

アドベンチャー

▲スクールの休憩中の様子。こんな時に、わからないことや日頃困っていることを聞けたり。貴重な時間が流れていました。

 

c女性ktm
▲こちらは初級者のコースに参加された方。走りのフォームもすっかり変わり、またタイムにも大きな進歩も。変化の大きさに見ているこちらもちょっとびっくり!

 

▪️次回は12月3日、三重のいなべ

 

 次回はいなべMSLで開催です。
 12月2日(土)はタイムアタック講習
 12月3日(日)はENTスクール

 

申し込みや詳細はこちらのCROSS MISSIONのサイトから。KRAZyも行く予定で〜す(ホントは受講したい。でもタイヤがモタード仕様になったままなんですよ、この日は)
  ↓   ↓   ↓
https://ren-x-mission.com/posts/2023-vol-2-enduro-national-training-in-いなべmsl/

 
 
aリョータ
▲トップクラスの選手の走りを間近で見ることができるのも魅力の一つかもしれません。一見豪快ですが、スムーズでコンパクトな走りを見せてくれた馬場亮太選手。

 

b講師が具体的に
▲内山裕太郎選手が具体的にやって見せてくれて、同時に詳細な解説付き、とても参考になります。

 

c講師のワザ
▲トライアルの経験もある大神選手の走り。

 

やまの風景
▲この日は透き通るような光にあふれた秋晴れの1日でした。参加された皆様、お疲れ様でした〜。そういえば帰り道にとても綺麗な赤とんぼに出会いました♪

 

「ENT? なんだか覚えにくいなぁ」・・・ですよね〜。自分は「エント」って覚えました。エンデューロ・トレーニングの略と、E N Tをかけて、エント。あ、勝手にすいません!

 
 

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