2017.09.13
FIM アジア スーパーモト 2017 レースレポート / Part1
■FIM アジア スーパーモト 2017 レースレポート / Part1「英国、オランダ、ロシアからも」
9月2-3日、タイランドでFIMアジアスーパーモト2017が開幕しました。
昨年の2016年もちょうど今頃オーストラリアで開幕し、KRAZyも取材に行きました。
これはアジア戦と言いつつも欧州からの参戦もあり、かなり国際的な内容でした。
タイは今雨期・・・
てなわけで、スコールが心配されましたが、金曜土曜日曜の3日間ともに晴れ。
というか、強烈な太陽の熱の当たる真夏の3日間でした。
毎日軽く30度を越え、金曜と日曜は37度を超える気温となりました。
でも、サーキットは意外に日陰は涼しかったんですけどね。あ、日陰だけね。
タイは色が強く鮮やか。
太陽の光が強いせいか、赤は赤、黄色は黄色、そして空は群青色のように青く、雲はモコモコと白くぶ厚い。
それはバンコックの街のなかも同じです。
そしてタイは水の国です。川も多く稲作も行なわれていますからどこに行っても水があります。
その水面は比較的高く地面との差が少ない、というか地面が低いんでしょうね。
水際が近いんです。
バンコック市内はどこも大渋滞、クルマの急増が原因だそうです。
渋滞しないのは水の上。その運河を走る水上バスに乗ってみました。
わりと狭い運河を、30メートルくらいの水上バス(船)が右側通行で走っています。
かなりトバすので、対向から水上バスがやってきてすれ違うと水しぶきがすごい・・・。
乗るもの降りるのもちょっとした冒険です、下手したら川に落ちます。
でもバンコックのみなさんは軽々と乗り降りします。タイトスカートの会社員風の女性もさらりと降りて行きます。
長距離乗ったけど、たしか16バーツだったかな。約60円くらい。
汚い水が苦手なひとは乗らないほうがいいかも、ってくらい水しぶきがかかります・・・。
臭いも色もちょっと昭和な運河です。
FIMアジアスーパーモトは昨年#101佐々木貴志選手とオートの#84松本康選手が参戦していました。
松本選手はオートもあるので、オートのレースと重ならないラウンドのみのスポット参戦でした。
また開幕ラウンドは、新井誠選手と富田真司選手も参戦しています。
今年も基本的には#101佐々木選手(CRF450R)と#84松本選手(YZ450F)の参戦となっています。
が、開幕ラウンドは日程の急遽変更から#84松本選手の参戦が不可となり、代役として#300高山直人選手が参戦することになりました。
#300高山選手はここKRAZyでも書いていますが、台湾や香港でとても人気があります。今回も参戦することが決まると、各地で大きく話題となりました。
サーキットはバンコックの郊外にあるタイランドサーキット。1周3キロほどのひょうたん型したサーキットです。昨年、MX-GPがタイランドで開催されましたがあれはこのサーキットに土を運んで作ったモノでした。
え? あ、そうなんですよ、アスファルトサーキットに土を運び、全面を土で埋めて造ったンです。そうです、そうです。一瞬意味がわからないくらい、豪快です。
今年の2017年のアジア戦もなかなか国際的です。
タイランド、日本、中国、マレーシア、インドネシア、フィリピン、シンガポール、ロシアに台湾に香港、
それだけじゃなく、英国代表、オランダ代表も参戦となりました。
英国代表の#8 Lewis Cornish選手/ハスクバーナ。
身長190センチくらいの大きな選手です。見た目と違い、ライディングはかなり豪快です。
パドックは日本チームのとなりだったので、なにかと仲良くなりました。
こちらはオランダ代表の#17Marcel Van Drunen選手。
モトクロス世界選手権にも出ていたそうで、日本(SUGO)でも走ったことがあるそうです。
ダートセクションのスムーズなライディングはすばらしいです。今回コースはダートセクションが長く、またテクニカル。そのダートセクションにあるコブの処理が巧み、マシンが前に前に出て行きます。
このタイランドサーキットは本格的なロードサーキットです。
このサーキットの半分を使い、そこに長めでテクニカルなダートセクションを入れたのが今回のコースデザイン。アスファルトセクションは比較的簡単でここではタイム差が出にくいデザインとなっています。
▲タイ代表の2015年チャンピオントラカン選手とtm450。元々はモトクロスライダーです。豪快な走りが魅力!
金曜日 セットアップ走行
土曜日 セットアップ走行とタイムアタック予選
日曜日 決勝2レース(Race1 1200時 / Race2 1430時)
今回はこのFIMアジアスーパーモト選手権以外にスーパーモト国内戦やロードレース(女子クラスなどもある)にビッグオフローダーのアドベンチャーレースも行なわれます。
ちなみに
2015チャンピオンは、Trakarn Tangthong(通称トラカン)/タイランド
2016は、Muhd Habibullah(通称ガビット)/マレーシア
となっています。
あ、そうでした、2015年のランキング2位は金児隆太選手です。
アジア選手権といいつつも他の国からも参戦があり、なかなか世界戦のような内容のレースです。想像以上に面白い内容でした。
次回につづく つづく。
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発行責任者:近藤正之
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