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2017.11.02

gggで現在のマリメッコ / なぜKRAZyがマリメッコを

プリント

 
 

ギンザ グラフィック ギャラリーで マリメッコの現代展
 
マリメッコ。職人の技と近代工業の融合がはじまったフィンランドにアルミ・ラティアが登場し、マリメッコが誕生しました。あの鮮やかなパターンの生地ブランドです。
 
その彼女は才能あるデザイナーを発掘することにもたけていました。マリメッコブランドの立ち上げ時の1951年当時から、デザイナーが自由にその才能を発揮できる環境を用意します。そして時代を超えて愛され続けることとなる代表的なデザインパターンを次々と生み出していきます。
 
ここでは、そんなマリメッコブランドの現在を支えるデザイナーの中から3名、パーヴォ・ハロネン、マイヤ・ロウエカリ、アイノ=マイヤ・メッツォラの創作活動を紹介します。
 
彼らのなかに、65年以上もの間、不変的に受け継がれてきた彼“マリメッコの精神”とは何かをさぐります。

 
 
 

プリント
▲これは去年のマリメッコ展のポスターですが、この柄がマリメッコです。見たことありますよね。北欧では柄がひとつのブランドになることができます。日本ではこういう商品は生まれないような気がします。真似が許されない欧州ならではなのかも。
 
 

また今回あえて“JAPAN”というテーマで新作パターンに挑戦します。初めてのこの来日で感じたコトからなにかのカタチや色が生まれます。何でもネットで調べることができる今、自分で感じ判断することが少なくなっていますが、自ら感じる判断することが創造の基本ではないでしょうか。

 
この3人の作家の代表作が紹介される書籍『マリメッコ・スピリッツ パーヴォ・ハロネン/マイヤ・ロウエカリ/アイノ=マイヤ・メッツォラ』も刊行されるそうです。

 
 
 
 

というか何故KRAZyがマリメッコを紹介するの・・・?
それは、デザインそのものに価値が認められ価格がつき、また、ひとつのデザインが長い時間愛され続けているから。
 
この生地の価値はデザインそのもの。ここには理屈はありません・・・。理屈とは機能ともいいます。汗を吸い取るとか、薄いけど暖かいとか、そういうのは基本的にはありません。つまり、使うとこういう「得」が、なんてのはないんです。機能がないとも言います。そんなのがなんでいいの?と思われるかもですが、ここがすごく重要かなぁと。

 
実は機能はあります、ひとのココロを動かすという機能。言い換えるなら「ココロを幸せにする」という機能です。脳科学は今、ひとのココロを解明しつつあります。ココロが人の命や行動を左右していることがわかりつつあります。ココロには2つあって、自覚のあるココロ(前頭葉部分にこの機能があると言われています。自我を持つ部分です)と、自覚の無いココロ。これは潜在意識とも言われています。
脳科学の進化によって、この自覚の無いココロがヒトの多くを左右していることがわかりつつあるそうです。
 
今モーターショーが開催されています。クルマは機能の固まりです、自動運転とか電動とか・・・。でも多くの方々の注目のひとつにマツダのあの車輛があるのではないでしょう。あの価値はフォルムの美しさです。圧倒的な造形美です。
 
機能の固まりとおもわれるクルマですら、機能以上にこの美しさが価値になっています・・・当然と言えば当然なんですけど。
アルピーヌのA110の新型なども同じ例かと思います、RRじゃないしあのハンドリングがあるのかどうかわからないにも関わらず、フォルム(外観の形というデザイン)だけで、かつてのA110ファンがこの新世代のA110が欲しいと・・・(僕も欲しいですけど)。
デザイン、特にグラフィックデザインというのは、時に見た目でしかない場合もありますが、実はものすごい機能を持っているのだと信じています。
 
 
 
KRAZyの武器、というか強み(つまり商品価値・社会価値)は表現力です。なかでも企画力(アイディア)と、デザイン力です。速報性や、営業力ではないです(汗汗)。ひとのココロを動かすチカラが強みです。速報性の価値は、その早さであり表現の中身ではない、なのでKRAZyは基本的には速報性を重要視していません。

 

面白い記事、価値ある情報なら時間がたっても読む見る価値があるはず、と考えているからです。夏目漱石もバルザックも今読んでも面白いです。北斎も運慶も今でも美しいし、メッセージを発信しつづけています。不変のメッセージや表現がそこにはあるのかなぁと思っています。

 
そういう意味ではこのマリメッコというブランドは本当にすごいなぁと思っています。こんな表現力がほしいなぁと、常々思っています。

 
 
 

会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー
開催期間 2017/11/15(水)~2018/01/13(土)
時間 11:00~19:00
休館日 日曜日、祝日、12/28~2018/1/4
入場料 無料
参加アーティスト パーヴォ・ハロネン、マイヤ・ロウエカリ、アイノ=マイヤ・メッツォラ
 
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F・B1
会場電話番号 03-3571-5206
会場URL http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/
詳細URL http://www.dnp.co.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=1&seq=00000715

 
 
【関連イベント】
●ギャラリートーク
日時:11月15日(水) 16:00~17:30
出演:ミンナ・ケメル=クトゥヴォネン、パーヴォ・ハロネン、マイヤ・ロウエカリ、アイノ=マイヤ・メッツォラ
会場:DNP銀座ビル3F
定員:70名
※参加無料、要予約(公式サイトより申込み) 

 

●オープニングパーティも行なわれます。
日時:11月15日(水) 17:30~19:00

 
 
 

質問ご意などお気軽にこのアドレスへ→ kondo@kondo-design.jp
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発行責任者:近藤正之

 

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