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2018.06.15

JEC 2018 R2 R3 TOYAMA 2DAYS レースレポその1

#2アクセル全開!

 
 

■JEC 2018 R2 R3 富山2DAYS レースレポートその1 IAクラス
 

5月の下旬の26日−27日の2日間にわたってJapan Enduro Championshipが富山で開催されました。会場となったのは富山市の南部の御鷹山のふもとに位置するコスモ・スポーツランドです。

 

5月下旬の富山は、やってきた春も落ち着き新緑の鮮やかな季節となっていました。人で言うなら13-15歳の生命力にあふれた風景がありました。昭和の残る建物や文化とあいまって、なんだか懐かしい日本がありました。

 
 
 

ケンジ

 

■富山2DAYS
急峻な山々と深い日本海の間にあるのがこの富山。この2つの間は狭く、山に降り積もった雪は流れの速い川を生みます。黒部川に神通川、ともに雪解け清らかな水と急流で有名です。

 

5月下旬、太平洋側ではもうすっかり田植えは終わっていますが、ここ富山では最後の田植えが行なわれていました。と言ってもこれは特殊な稲だそうです。会場のコスモスポーツランドに行く途中でちょっと発見。

 

古代米など特殊な稲をこれから植える途中でした。

 
 
 
たんぼ
3河川敷の一部が田んぼになっているここでいろんな稲を育てているとか。古代米なんかも育てるのだそうです。あ、写真は古代米じゃないですけど。古代米の稲はちょっと違う。穂先がちょっと赤いんですよ。

 

 
 
 

ケンジ
田植えのお忙しいなか、ありがとうございました!青のタオルとシャツが、冷たい水と植えたばかりの稲の緑のなかで鮮やかでした。

 

 
 
 

ケンジ
鮮やかな新緑、そしてどこからも聞こえる小鳥の声・・・。美しくやさしい日本の自然がありました。アジアでもエンデューロが普及してきたようです。アジアの方々にこういうところでのエンデューロを楽しんでもらえたらいいなぁなんて。

 

 
 
 

急流の河

 
 

■コースは1周約7キロ、そのなかにテストとルート※。午前はIAとIB、午後にNA、NB、WOMENS他

今回の富山2DAYSは、コスモスポーツランドというモトクロスコースに、周囲の山を加えたコース。土曜の26日がRound2、日曜の27日がRound3、2日間に渡って開催されました。

 

開催クラスはIA、IBに、NA、NB、ウィメンズ他。午前中はIAとIB、午後はNA、NB、ウィメンズクラス他 と1日を2つに分けてのレース。

 

今日ここは最高峰クラスのIAについてのレポートになります。

 

ルートとはタイムを計測しない走行区間。一般的には1周の間に川原、ウッズ、人工物などのセクションが設けられ、そのテスト区間のタイムを計測しその合計で争います。それぞれのテスト区間をつなぐのもそのマシンで自走で移動します。その移動の区間をルートと呼びます。1周にかけてもいい時間は決められており、早すぎても遅すぎても減点となります。余った時間はマシンの整備や休息に使います。大抵は5−10分あまるように設定されているようです。5分と言っても長いようで短い。ちょっとミスしてスタックしたり、それを2−3回やるともう使い切ります。また、休息としてつかってもあっと言う間。水を飲んでグローブやゴ0−グルきれいにしてガソリン入れたらもう5分です。今回はIAは8周回走るのですが、3−4時間かな。

 
 
 

新緑

今回のコースは完全ドライ、ほんの一部ぬかるんだところがありましたが荒れるほどではなく全体にはハイスピードレースとなりました。コースの特徴はこの写真のように土のなかにガレキが埋まっていおり、コース上のいたるところにコブシ大からやや小さい石がちらばっている点。またときには大きな石が埋まっていてその一部が顔を出しているなんてことも。これにヒットすると、弾かれコースアウトすることも。最悪は大きなクラッシュや崖下転落もあります。つまり撮影しているコチラにマシンが飛んでくる可能性もあるということ・・・

 
 

■#1釘村タダシと#2鈴木ケンジ、そこに元モトクロスIAが食い込む。そして若手も
2017年チャンピオンは#1釘村タダシ選手(CRF450RX)。元モトクロスIAライダーです。450ccの大きなマシンで戦います。
そのライバルは#2鈴木ケンジ選手(YZ125X)。同じく元モトクロスIAライダーです。しかしエンデューロ歴は長く、今の日本のエンデューロ文化を高いレベルに引き上げたと言っても過言ではない選手です。ヤマハのEDマシンやYZ85、65等の開発も行なっています。

 

現在の日本のエンデューロ界はこの2人の戦いと言ってもいいと思います。

 

ですがそこに昨年から、この2人と同じく元モトクロスのファクトリーライダーの#7田中タカセ選手(CRF250R)がエンデューロに挑戦し始めました。

 

また若手でも元モトクロスIAライダーの#9中島敬則選手(YZ250FX)も今年からIAに昇格しトップ争いに食い込みます。

 

これだけではありません。#3熊本ユウタ(RR2T 250)、#4石戸谷レン(RR2T 250)のエンデューロライダーもコースが荒れるほどその実力を見せ始めます。
そして忘れてはいけないのが#6前橋タカヒロ選手(250EXC-F)。昨年はISDEに日本代表として参戦しました。

 

#1釘村タダシ + Honda CRF450RX
#2鈴木ケンジ + Yamaha YZ125X
#3熊本ユウタ + Beta RR2T 250
#4石戸谷レン + Beta RR2T 250
#6前橋タカヒロ + KTM 250EXC-F
#7田中タカセ + Honda CRF250R
#9中島タカノリ + Yamaha YZ250FX

 

ほかにも#5内山ユータロウ+ Yamaha YZ450FX
#8太田ユキヒト + KTM 250EXC
#28渡会ノブヤ + Kawasaki KX25F
など、実力のある選手がいます。コースがハードになるほど、荒れるほどに実力を発揮します。

 
 
 

ケンジ
モトクロスコースはこのような↑通称カチパンな路面(カチカチでパンパンにタイヤが跳ね返されるってのが語源?)です。モトクロス的なスピードが必要です。と言うと簡単そうですが、マシンはそのような高速走行のセットにはなっていません。下手に攻めるとマシンが壊れる可能性もあります。2日間にわたってマシンを壊さないように走ることが最も重要です。

 

 
 
 

ケンジ

 
■DAY1 勝ったのは#1釘村タダシ + CRF450RX

DAY1のテスト区間はMXコースが半分と、ウッズや細い林道が半分という設定。そのなかできっちりタイムをそろえたのがCRF450Rで戦う#1釘村忠選手。

 

1年まるまる見ていなかったのですが、その走りはちょっと変わったように感じました。450とは思えないほどに軽快にマシンを操って走るというかんじです。

 

ひとことで表現すると「華麗」というんでしょうか・・・。ハスク時代とは全く違うように感じました。あの頃はアクセルをとにかく開けてマシンを前に出し、マシンの向かったところが自分のライン!という豪快なライディングだったような。そういう意味ではマシンは大きくハイパワーになったのですが、華麗になったような。

 

てか、アルパインスターウェアのデザインがオシャレなせいもあるのかなぁ・・・(苦笑。

 
 
 

#1林道ジャンプ
パワーでブッ飛んでいくというより、豊かなトルクで軽快にマシンを操りきれいなラインをつないで走るというかんじ。「華麗」・・・・という言葉があのとき浮かんだんだけど、あえてもう一歩進めて「オシャレなライディング」と言ってみる・・・ここまでいくと意味分かんないスよね(汗。でもイメージ伝わりました?

 

 
 
 
#1ウッズ光
このマシンとゼッケン1の数字とウェア(ブーツとヘルメットも)のデザインがキマッテルなぁ・・・。すごく今っぽい。あ、すいません!どうでもいい感想でした。ついついそういうのが気になるわけです。あ、そう言えばCRF450の新型発表になりましたね、公道仕様とかファクトリー仕様とかいろんなのが出るみたいです。ダイジン様ご苦労様でした!KRAZyでもタイプL(CRF450L)を1台買いたいです!

 

 
 
 
ケンジ
「華麗」と言っても、豪快なことは豪快です(汗、やっぱ450ccのモトクロスマシンですから。このときも↑自分のすぐ横1メートル以内をかなりな速度でブッ飛んでいきます。450のパワーで駆け抜けていきます。あ、そうそう、このカットを撮りながら「カッケー!!!!」って叫んでました。誰も聞いてないんですけど・・・汗。

 
 
 

■DAY2を制したのは2st125ccに乗る#2鈴木ケンジ選手

#2しっかり加速

 

全体にハイスピードコースで、またタイトターンも多く(ゼロに近い速度からの加速となりパワーのあるほうが有利?)、ザックリ言うと「小排気量はかなり不利」というコース設定にも関わらず、2st125ccYZ125Xで2日目を制した#2鈴木ケンジ選手。はっきり言ってめちゃくちゃ目立ってました、あ、個人的にはかな。

 

2st小排気量のあのカン高い排気音が、遠くからずっと聞こえているんです。それもずっと全開!全開全開全開全開、ちょいもどし、また全開全開全開全開!という具合。

 

ふつうアクセルは開けて乗るものですよね・・・が#2鈴木ケンジ選手は全開が普通!で、たまーにちょっと戻す、がまたすぐ全開!

 

パイーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン ン パイーーーーーーーーーーーーーーーーン ン パイーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンって感じ!・・・・わかっていただけます(笑?

 
 
 
ケンジ

 

実はDAY1も最終ラップまでは#2鈴木ケンジ選手が勝っていたんです。が、最終ラップとなるLap9で釘村タダシ選手が10秒タイムを縮めて6分36秒台をたたき出し逆転したんです。

 

#2鈴木ケンジ選手はLap5から6分40秒台を連続でたたき出しトップに立つんですが、最終のL9で2番手の釘村選手がまさかの36秒台、なおかつ#2鈴木ケンジ選手はミスをおかし48秒となり、大逆転となったDAY1。

 

DAY2はコンスタントにトップタイムをたたき出し2位#2釘村選手に30秒の差で勝ちます。

 

あ、JECはオンタイム制というやりかたで、タイムを競うレースです。モトクロスのように一斉にスタートではありません。ひとりひとり走りテスト区間のタイムの合計で競います。ライバルはタイムであり、つまりはコースや自分との戦いになります。

 

もうちょっと説明するとスプリントレースをいろんな状況のセクションで行なうというものです。日高で行なわれる 北海道の日高2DAYSがこのオンタイム制の特徴がわかりやすいかも。
あ、クルマのラリーも同じです。
これがいいのは細い道でもレースが行なえることなんです。クルマのラリーは一般道を使っていますよね。あれだと一斉に20台が競い合うってのが不可能なんですよね。でもタイム計測なら1台づつ走るので、一般道や細い道でもレースができるわけなんです。

 

あ、話がそれちゃった・・・。

 
 
 
#2アクセル全開!

 

 
 
 
#2アクセル全開!

 

2sy125での#2鈴木ケンジ選手の走りは、いつか動画で見たMTBのダウンヒルの走りに似ています。

 

そのダウンヒルレースで見たライダーは、かなりの角度の下りであってもブレーキを使っていません。下る速度を活かしたままコーナーに入り、バンクにリアタイヤをぶち当て、その瞬間リアタイヤをブレイクさせ無理矢理向きを変えターン・・・・。そう!スキーでターンすると、それがややブレーキとなりますよね。向き変えとターンが一緒。 うーん、伝わってますか・・・汗?
これと同じ乗り方ではないけど、とにかく速度を落とさずにすべてのコーナーを回っていきます。下りのゆるいS字の高速ターンがつづくところでは、特にタイムをかせぐためか、ライバル達の4stとは全く違う速度で通過していきます。開発中のKYBのエアサスもかなりいいンでしょうね。「6月のJNCC Gヶ岳では今年の本番車YZ125Xの試乗会やりますよ」って#2鈴木選手が言ってましたが、乗った方、いかがでしたか?乗ってみたかったなぁ。

 
 
 

#2アクセル全開!
2日目、#2鈴木ケンジ選手の大きなクラッシュを見てしまいました!やや下りのゆるいS字のつづくセクション。他の選手の1.5倍と感じるような速度で通過していきます!鳥肌ものです。そこの奥のコーナーのアウトにあった石にフロントがヒットしクラッシュしたようでした。この瞬間は青ざめました。「あ!終わった・・・てか、大怪我か?ブッシュから脱出すらできないかも・・・」とかとか考えながら2-3人が通過したあと(一応 撮影してた)そのポイントまで走って行きました。クラッシュしてから2−3分しか経過していないと思いますが、もういませんでした・・・。でも信じられなくて、クラッシュし突っ込んだように見えたブッシュに向かって「ケンジさーん!大丈夫ですかー!ケンジさーん!!生きてますかー?」て叫んでました。あとで聞いたら「痛かったー!今日はちょっとゆっくり走ろうって思った(笑」って。
 
 
 

IAのレースレポはまだつづきます。「その2」をお待ちください。アップは明日16日(土)かなぁ・・・
 
 

<今日のコーヒーブレイク>
■全日本で走る編集長、J-GP2ケミン、ほか、SMJの編集もやっていますよー。

JECのレポ書きつつもSupermotoJapanの編集もやっていますよー!
 
マコト転倒
マジで全日本で戦う編集長、岸澤選手。ダートスポーツ誌の編集長もしつつ、スーパーモトの全日本にも参戦している岸澤氏。すごいです!!

 

 
 

マコト転倒
全日本RRのJ-GP2クラス開幕では2位に入ったケミン・クボ選手(タイランド)。スーパーモトジャパンにも参戦していますが、明日明後日はR4 SUGO大会です。今絶好調のケミン選手、いい成績期待しています!(ケミン選手、明日明後日は行けません・・・ごめんなさい)ちなみにケミンが名前、クボは名字です。クボ・ケミンと表記されたり、ケミン・クボと表記されててわかりづらいけど。
 

 
 

マコト転倒
エリアクラスも編集中!少々おまちください。
 

 
 
 
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