2017.06.26
JNCC 2017 R4爺ヶ岳 #5石戸谷蓮 レースレポート
■JNCC 2017 R4爺ヶ岳 #5石戸谷蓮 レースレポート
先日のレポートのJECはエンデューロ、このJNCCはクロスカントリーと呼ばれるレースです。石戸谷選手両方に参戦しています。
クロスカントリー(CROSS COUNTRY)とは、自然の地形のなかを長時間にわたって走り、順位を決めるレースです。スタートはクラスごとに一斉にスタートします。このJNCCはアメリカのGNCCの日本版。
ではさっそく。
<レース結果>
AA1 #5 石戸谷 蓮(イシドヤ レン)
AA1 7位
総合 7位
コースコンディション:ドライ&ウエット
会場:爺ヶ岳スキー場特設コース
天候:快晴
マシン:2017Y KTM250EXC
写真提供:アニマルハウス
JNCC シーズン折り返しの第4戦
2017年度、全8戦で行なわれるJNCCも折り返しの4戦目に突入です。ここまでのポイントランキングは同ポイントで3名が5位。このレース結果次第でランキングに変動がある状態でのレースでした。
爺ヶ岳はガレが有名なコースですが、マシンやタイヤの性能向上やライダーのスキルアップなのか以前より路面コンディションは悪くなっているにも関わらずガレセクションで渋滞になることなく、むしろ勝負のポイントにさえなりつつあります。
数年前の自分自身を振り返っても人と競う以前に一周ごとにミスなくガレをクリアするのが精一杯でしたが今では抜きどころと捉えて勝負を仕掛けることが出来るようになりました。
僕がレースで使用しているKTM250EXCは高い走破力と優れた始動性によってJNCCではホールショットを量産しています。ガレ場でも安定して進めるよう初期の作動性が高いサスペンションによって大きく弾かれることなく安心して走ることができます。
今回コースで使用されたウッズセクションは草が生えて足元が見えない状態。そんな中、倒木や石が苔や泥に紛れて見分けが付かない。だからと言って速度を落とし過ぎてしまえばレースにならない。ましてや時間の都合上、下見もできていないからどこになにがあるかの検討もつかない。
そんな中で頼れるのは自身の腕と勘、そしてマシン。信頼できるマシンと走ることが出来るのは幸せです。
スタート
写真中央付近(トップの写真)のオレンジマシンが僕です。イン側にいるライダーがカメラマンを避けようとしてアウトにいる僕の方へ膨らんできたため接触。
幸いにもお互いに転倒はなく1コーナーを抜けましたがホールショットは別のライダーに取られてしまい2番手でゲレンデを駆け上がりウッズセクションへ突入。
迷路のように迷ったウッズ
2番手でウッズへ突入しましたが左右のコーステープが見えない程大きく幅を取っておりどこに向かうかもわからない状態。後続に進路を譲り付いていくことにしました。その後も迷路のようなウッズを駆け上がっていきましたが一部コーステープが切れており数台で右往左往。ここでも前走者についていきコースへ復帰。迷った影響で一周目は9位まで落ちてしまいました。
ベストライン
広大なレイアウトの場合は最速ラインを確保しておくことがレース後半で順位を上げるために必要な要素なのですが中々見つけることが出来ずにレースは終盤に。
トレーニングの成果でレースの最後まで全力で攻めることができてウッズの中でもメリハリをつけて走っていけました。しかし、前走者に追いつくことはなくフィニッシュ。
ベストラインは最後まで見つけられずレース終盤になってもラインミスをしてしまいました。ベストラップは迷わなかったときだけでした。
ライディングは悪くなく体調も良かったのですが結果に結びつかなかったことが残念です。
うまくいくレースは冒険している気分でわくわくしながら走れているのですが今回に限っては常に探りながら走っていた感覚だったのでわくわく感は少なかった印象です。
こういった感覚もある程度コントロールできれば面白い展開に出来るのかな?と感じました。
※ スタートでカメラマンが邪魔になったようです、自分も気をつけなきゃ・・・!
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発行責任者:近藤正之
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