2023.12.18
Just My Cool 連載レポートは終了しま〜す。
■Just My Cool!連載レポート、長い間ありがとうございました。-18.Dec.2023-
Just My Size, Just My Cool! のコピーで始めた、4st125の魅力を発信する連載レポート企画は今年で終了します。2014年から連載していた長いプロジェクトでした。今まで応援いただき、ありがとうございました♪
先日、ここで軽く報告させていただいたんですが、多くのメールをいただきました・・・。本当に多くの方から「お疲れさま〜」とか「やめないで」最も多いのが「なんで?」という内容のメールでした。読んでいらっしゃる方が大勢いらっしゃったったんだなぁと実感しました。もう少しちゃんと報告する意味で今日もう一度書かせていただきます。
■ありがとうございました。
「こんなことがあったよ」「こう思んですけど」などのメールを何回も送っていただいたMさんにKさん、またバイクの写真を何度も送っていただいたHさんにHさん、そしてEさん、とOさん、そしてM社長、撮影に協力してくれたウブカタ選手、AD/Tac選手、書き切れないほど多くの方のご協力をいただきました。また最後の数年は大島さんのレポートによって、4st125で楽しむ日本の林道(兵庫北部、岡山東部、京都北部など)の魅力も伝えていただきました。
みなさん、本当にありがとうございました。今ではこのサイズのバイクは大人気となり、新車も発売され、その魅力は認知されました。ハンターカブをはじめとしたブームと言っていいですよね。なので、もうメッセージを発信する必要もないと感じ、連載を終了しますね。
▲ハスクバーナの4st125モタード。発売時の名前はSMS4。その後SM125Rに変更されます。KRAZyでは2−3年乗っていました。
▲北海道白鳥湖でのアイスライディング。山口の鬼木さんが北海道まで取材に行ってくれました!写真のライダーは星野さん。鬼木さん、星野さんあざまーす。
▲▼FREERIDEmagazineでも4st125はいいですよ〜というメッセージを発信していました。2011年とか12年とかです。Just My Cool!連載の前からこのメッセージを発信していました。ここでモチーフにしていたのはハスクバーナのSMS4などです。このバイクも手軽で楽しかったです。雑な作りだったけど、そこがいいというか(笑。伊那サーキットに住んでいた時、このSMS4もここに持って行ったんですが、時間があるとサーキットで乗ってた記憶が。気軽に&本気で攻めることができて楽しかったです。ラインの(走行ラインの)とり方を変えただけで、タイムが大きく変わったりするのがとても勉強にもなりました。4st125だから速くないです、特に直線は遅い。加速も遅いし最高速も低いからです。でも試行錯誤してたらタイムが徐々に詰まってきました。桶スポの直線でも250にあまり離されないようにするアイディアはこの伊那サーキットでの走行で思いつきました。
▲マエダちゃん+XR100。これは20年だったかなぁ。ワタライさんのスクールの取材です。このXR100を使うスクールの紹介がメインだったんですけど、マエダちゃんにも体験してもらうのも裏目的でした。以前彼女はYZ85に乗っておりOFVがホームコース、モトクロスをやっていたのでオフはちゃんと乗れます。ワケあってYZ85はやめるということだったので、なら4st125サイズはどうかと思い、本人にも内緒で体験してもらいました。ワタライさんに教えてもらっているうちに一気に上達。その後、この4st125の魅力にハマッていきます。そこからは皆さんもご存知の通りです。
■SMS4とCub110
この企画を始めた直接のキッカケはHusqvarna SMS4の日本デビューと、モトライダーForceの設楽編集長の乗ってきたカブ110です。レーサーばかり乗ってきた自分にとって、SMS4は非常に新鮮でした。速いわけじゃないけど乗ってて楽しい、し、走らせると意外と速い。また、誰でも気軽に乗れる。手間もかからない。という魅力です。幼馴染みのエミコちゃん、いつもみじかだったから気が付かなかったけど、ふと見たら可愛かった、てな感じ?あ、いえ、違うかな・・・(汗。
カブ110も久々に乗ったら本当に楽しかった。ビッグマシン大好きな設楽編集長が、突然横浜のKRAZyにやってきて「カブはいいよ〜、特に110はいいよ〜」って言うんですよ。「そんなに言うなら」と久々に乗ってみた。ら、確かに面白い!!バイクって、こうゆう乗り物だったかも〜!って気がついた。ここには何かがある、とこの時に思ったんです。
▲大楽誠也さん+DUKE200。125じゃなく200ですが、ミニバイクでのスタントライドを見せてくれていた大楽さん。パワーがないから難しいところもあるけど、このサイズだからやりやすいというのはあります、と当時言っていましたよ。
▲ウブカタジャパンの産方さん+BETA空冷125。撮影してたらウブカタジャパンの産方さんに会ったので、ちょっとモデルをお願いしちゃった。ベータには以前こんなバイクもありました。
▲▼上はクーパパさんの125DUKE。なんとKRAZyグラフィックに!下は伊藤さんのミニバイク。これは乗らせていただいたことがんですが、めちゃくちゃ乗りやすい!乗りやすいというと性能が低いと思われがちですが違います。小さく軽い→誰でも自在に振り回せる。だからできないことにも挑戦しやすい。この日の勝沼はやや滑るコンディションでしたが気になりません。滑らないように走る、ぬかるんでいる+坂の練習にももってこい。再スタートのコツも身につきやすいです。低い回転域でトルクがある→ゆっくり走ることが得意。こういうエンジン特性を持つ車両はレーサーマシンには意外と無い(390などはゆっくりも得意だけど、車体が重い)です。ゼロからの出力がなめらか→2st125が難しい(苦手にしている)のは、グリップの悪いところでの再スタートや、滑る丸太を乗り越えるなどですよね。それはゼロからの出力が唐突だからだと思います。タイヤをじんわり食わせたいから柔らかに出力したい、なのにバンと出ちゃう。初心者にはとてもむずいですよね、自分も苦手。だけど、このバイクは(4st125も110も100も全般に)柔らかに出力するためグリップが得やすいンです。これも高性能の性能のひとつかなぁと思いました。かつてのBETA2stもそんな出力フィールが可能でした。
■「SR400なら乗りたい、でも125のこのサイズもいい」
ある日、4st125のロードバイクをおしゃれ女子に見せたところ、あまり興味を持ちません…。「あれ?」って感じ。「今のは大きくって疲れるんだよね。軽いバイクがあったらいいなぁ」って以前から言ってたのに。
この女性の皆さんは5年以上のバイク歴がありもはやベテランです(Ducati、W650、CB400、SR400の4人)。
「だってさ、これカッコ悪いじゃん、小さければいいってわけじゃないじゃん」「このやたらガンバッてる感のデザインがイヤ!」「そうそう、今の手持ちの服に合わないし」「てゆーか、安いよデザインが」って非難ゴウゴウ・・・この車両が何だったのかを書かなかったのはこのためです(苦笑。
確かにそうだよな、と思いました。正直な意見だなって。
▲意外かもしれないですが、実はこれが理想に近い4st125でした。これは水戸のカヤラメルモーターさんが耐久レースのために製作したXR100ベースの車両です。見た目は昔のカフェレーサーの125サイズ。つまりわかりやすく言うなら125サイズのSR400。SR400ってスタンダードな設計でありデザインです。だからそのままでもいろんなファッションに似合うし、またカスタムのベースといしても優秀でした。だから多くの方々が愛したんだと思うんです。4st125でこんなバイクがあったらいいなぁとか思っていました。150ccでも200ccでもいいんですけどね。クルマで言うと、初代ミニクーパーやシビックやスターレット、ルノー5やブジョー105のようなクルマです。
▲この女性達の意見を聞いて作成したイメージビジュアルがコレ。車体を作るのは難しいしお金もなかったからグラフックの変更とカスタムでなんとかしようとしたんです。XTZ125をベースに作ることも別案で考えてました。
▲原さんの125DUKE。見た目がシックで質感も高く、強い存在感を持っています!
▲これはアジアで販売しているWR155R。あ、モタードタイプもあります。車体は全体にコンパクトなんだけどシート高がかなりあって、悪くはないンだけど・・・。
WR155R 記事はこちら http://www.krazy-web.com/custom/next-wr-no-yamaha-wr155r/
■4st125の価値と魅力
大排気量じゃなければバイクじゃない、というような空気があり、多くの人が無理してビッグバイクに乗っているのでは?と感じたことがあったんです。バイクは排気量で優劣がつくわけじゃないのになぁ、という思いがいつもありました。クルマはすでにそういう文化があり、ホットハッチや、ミニクーパー文化などがあります。だけどバイクは排気量ヒエラルキーがありました。
そんな中、先ほどのような軽量なバイクに乗ることがあって、このサイズは日本人、特に女性や、また日本の町にフィットしてるんじゃないかなぁと感じたんです。
そこで思いついたのが「SR400のような文化が、4st125で生まれたら面白いなぁ」でした。むずかしいとは思うけど・・・。
「そこまでじゃないにしても、4st125というサイズが一人前の価値を持ち、もっと堂々と乗ってもいい空気が生まれたらいいなぁ」と考え始めました。2011年頃です。それが徐々に熟成し、この連載となりました。
YZ125Xのデビュー時のヤマハの試乗会でも、ケンジさんに「TT-R125を出してください」と言ったほどでした。あの時はすいませんでした!苦笑。
そのTT-R125も2022年には販売が再開しました。CRF125Fともに人気の車両となり、一つの文化となりました。また、 ストリートではハンターカブやCBR125にGSX125などが人気を得て人気となっていきます。一つのジャンルとして確立しました。特にハンターカブなどは、排気量の大きさに関係のないオリジナルの価値を生み出したように感じます。
■「こんなモタードに乗ってきました」
代わって始まるのが「こんなモタードに乗ってきました(仮りタイトル)」です。気になったモタード、新しいメッセージのあるモタード(基本的にはナンバー付き)を試乗インプレとともに紹介すると言う連載企画です。毎月10日にアップしま〜す。
てか、ちゃんと続けられるのかがやや不安ですが、始めま〜す!とりあえず4台は決まっています。まだ取材は半分しかできてないですけど。
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質問ご意などお気軽にこのアドレスへ→ kondo@krazy-web.com
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