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2024.01.22

NEWトライアンフ タイガー900 ラリープロ

走り+BBアキラ
 
 

■Triumph Tiger 900 Rally Pro 2024-22.Jan.2024- 

 今日は先日発表になった新Tiger 900 Rally Proについて紹介します。

 

 最近のトライアンフはフロード系車両の開発を積極的におこなっています。昨年は4st 250cc MXマシンを発表しました。トライアンフというと60年代のボンネビルや現代の3気筒エンジンのイメージが強いのでオフロードのイメージがあまりないです。が、実は元々オフロードもかなりやっていました。昨日のマックイーン+ボンネビルがその例です。たぶん、本来の姿に戻ったというのが実情なのかもしれません。

 
 
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▲スティーブ・マックイーンとトライアンフ。SSDT /スコティンシュ・シックスデイズ・トライアルに参戦したときの写真です。詳しくは昨日のレポートを。

 

900車体
▲こちらは現代のトライアンフタイガー。先日発表されたタイガー900ラリープロです。伝統あるタイガーの名前を引き継ぎ、現代のミドルクラスの基準となるべくアドベンチャーバイクです。カラー3タイプ用意されています。これはASH GREY/INTENSE ORANGE。希望小売価格2,005,000円

 

 この新タイガー900ラリープロ。この車両を一言で表すなら「BRITISH ADVENTURE」ではないでしょうか。英国らしいコンフォート性の高いアドベンチャーバイクです。タイガーというトライアンフの伝統ある名前を引き継ぎ、現代のミドルクラスアドベンチャーバイクです。

 

 エンジンはデビュー時から人気と実績のあるT-プレーントリプルを採用し、エンデューロなどのレースでもイヴァン・セルバンテス選手によって多くの勝利※を重ねています。

 

 トライアンフというとロードのイメージが強いですが、昨年2023年にはモトクロスマシンを発表するなどオフロードマシンを意欲的に開発しています。

 

※バハ・アラゴンラリー2022 トレイルクラス優勝、1000 DUNAS RID 2022 ハードトレイル部門チャンピオン、BASSELA ENDURO 2022 マキシトレイルクラス チャンピオン。全てイヴァン・セルバンテス選手。

 

 

エンジン-1
▲T-プレーン3気筒エンジン。888cc DOHC12バルブ、トライアンフを代表するエンジンの一つ。13psアップの108ps。トルクも+3Nmで90Nmに。

 

gt900 2024 出力グラフ 比較 2
▲5000rpmから7000rpmの中回転域のパワーアップと、7500rpmからの最高出力がアップ。

 

■Triumph Tiger 900 Rlly Pro / ミドルクラスのブリティッシュアドベンチャー

 

 新しいTプレーントリプルエンジンは、+13psで108psに。トルクも+3Nmで90Nm。

 低い回転域では扱いやすく、中回転域はスムーズ、そして高回転域では抜けるような加速力を発揮。全体には、扱いやすくマシンコントロールのしやすい車両となっているようです。

 

 ライディングモードは6タイプ。「ロード」「レイン」「スポーツ」「オフロード」「ライダー」「オフロードプロ」が選べます。「オフロードプロ」ではABSとトラクションコントロールを完全にオフにできます。

 またフロントサスにはSHOWAを採用。エンジンガードも標準装備となっています。

 
 

車体解説900-1
▲1,2/標準装備のエンジンガード 3/SHOWA製倒立43mmFフォーク 4/320mmツインフローティングディスク、Brembo製Stylema 4ピストンモノブロックキャリパー。ラジアルフロントマスターシリンダー。タイヤ空気圧モニタリングシステムによって常に空気圧を把握できます。チューブレススポークホイールの採用
 

bbライド
▲FMXライダーであるBBこと加賀アキラ選手のライド。「これでロングツーリングに行くのもいいね〜。とても扱いやすいのがいいよ」と感想。BBはマルチプレックスからの友人です。日本のFMXを作ってきたライダーです。

 

■英国らしい上品さとコンフォートさ

 

・シート高は20mmの調整が可能(860〜880mm)。また-20mmのローシートの用意も

・ハンドルバーは日本人の体格に合わせ15mm手前に移動。

・My Triumphコネクティビティシステム採用。TFTディスプレイから音楽、電話、ターンバイターンナビゲーションにアクセスできます。

・シートヒーター(リアも)とグリップヒーターが標準装備。

・またロングツーリングのための専用パニアケース(GIVI製)も用意されています。
・アクラポビッチサイレンサーをはじめ、数多くのアクセサリーの用意も。

 
 

車体解説900-1
▲1/長距離ライドも快適にする新型シート。シート高は20mm調整可能(860mm〜880mm)。また、オプションに-20mmのローシートも用意されています。シートヒータは標準装備。2/新型7インチフルカラーTFTディスプレイ 3/グリップヒーターも標準装備 4/印象的なフロントマスク。
 

◾️TIGER 900 RALLY PRO スペック

 

エンジン形式:水冷並列3気筒DOHC 12バルブ
排気量:888cc
ボアxストローク:78.0mm x 61.9mm
圧縮比:13.0:1
最高出力:108ps(79.5kW)/9500rpm
最大トルク:90Nm/6850rpm
燃料システム:マルチポイントシーケンシャル電子燃料噴射 電子制御スロットル
トランスミッション:6速
Fホイール:21×2.15インチ
Rホイール:17×4.25インチ
Fタイヤ:90/90 R21インチ
Rタイヤ:150/70 R17インチ
Fサス:SHOWA製45mm倒立フォーク、プリロード&リバウンド&コンプレッション手動調整機能、トラベル量240mm
Rサス:SHOWA製リアサスペンションユニット、プリロード&リバウンド手動調整機能、ホイールトラベル量230mm
Fブレーキ:320mmツインフローティングディスク、Brembo製Stylema 4ピストンモノブロックキャリパー。ラジアルフロントマスターシリンダー、マルチモードABS、コーナリングABS
Rブレーキ:255mm径シングルディスク、Brembo製シングルピストンスライディングキャリパー、マルチモードABS、コーナリングABS
計器類:7インチフルカラーTFTメーターパック、My Triumphコネクティビティシステム
ホイルベース:1551 mm
全長:2330mm
全幅:935mm
高さ:1452 -1502mmmm(調整式Fスクリーン、バックミラー含まず)
燃料タンク容量:20L
車体重量:228kg
希望小売価格:¥1,975,000〜

 

◾️TIGER 900 RALLY PRO トライアンフ公式サイト

 

https://www.triumphmotorcycles.jp/bikes/adventure/tiger-900/tiger-900-rally-pro-2024

 

 次回はCROSS MISSION 石戸谷蓮選手のインプレッションレポートを交えてのレポートです。
 

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