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2023.10.08

全日本スーパーモト選手権スーパーモトジャパン Rd.5 / S1 OPEN チャンピオンは#36古高

表紙op

 

▪️全日本スーパーモト選手権
スーパーモトジャパン 2023 Rd.5 / S1 OPEN レースレポ
-08.Oct.2023- 

 9月17日(日)、全日本スーパーモト選手権/SUPERMOTO JAPAN 2023 Round5奈良が名阪スポーツランドで開催されました。

 

 ここはS1 OPENクラスのレースレポートとなります。このRound5ではS1 OPENのチャンピオン決定がかかっています。

 

 現在ポイントランキングトップの#36古高選手が8ポイントを獲得した時点でチャンピオンが決定します。それを阻止したいのはランキング2位の#4呉本朝也(クレモトトモヤ)選手。

 

 このS1 OPENクラスは現在激しい混戦状況です。ストリートタイヤで参戦中の#31高山直人選手にロード最速#38原島剛選手(※1)のベテラン勢に加え、今回スポット参戦となるS2で急成長を見せる#50佐藤瑞城選手などベテランに新人が入りまじる戦国時代状況。また今回はダートセクションが約50%という特殊なコース、このラウンドのみ参戦する選手もいたりなど予想がつかない状況です。

 

▪️タイムアタックでPPを獲得したのは#31

 

その戦国時代のS1 OPENで1番タイムを出しPPを獲得したのは#31高山直人選手でした。開発に加わったストリートモタード用タイヤのRX-03 SpecRをあえて使用し、レース専用タイヤを敵にまわし1番タイムを叩き出します。

 

 が、現在体調が万全ではない中での参戦。その体調不良が出たため、決勝レースをキャンセル。

 

 2番グリッドを得たのは、S1 OPENなんと初参戦となる#50佐藤瑞城選手。実質PPです。#50佐藤ミズキ選手は今年よりこのスーパーモトに参戦し、S2で急成長中の選手です。

 

 3番グリッドは#4呉本トモヤ選手。チャンピオンのかかった#36古高智也選手はやや遅れて5番グリッド。

 

※1:#38原島選手は今回このクラスには参戦せず。
※2PP:ポールポジションの略

 
 

#31高山
タイムアタックで1番タイムを出すも決勝レースはキャンセルした#31高山直人選手。昨年から続く体調不良が理由でのキャンルとなりました。高山選手は開発に携わったストリート用モタードタイヤをレースでも使用しています(リアのみ。レース車両はフロントは16.5インチホイールを使用しており、このストリート用タイヤにはその設定ないため使用していません)。バイアスタイヤながら高いグリップ力を持ちつつ、スライドコントロール性が高いことが特徴。価格はレース用スリックタイヤに比べ半額以下。スーパーモトレース普及が目的の一つであるS1 チャレンジクラスはこのタイヤのワンメイクにしては? 参戦費用をかなり抑えられます。

 

▪️Race1/ 晴れ・ドライ / 11:20

 古高選手はこのレース1で8位以上に入ればその時点でチャンピオンが決定します。

 

 オープニンラップのトップに立ったのは今回がこのS1 OPEN初参戦の#50佐藤ミズキ選手でした。その後ろについたのはランキング2位の#4呉本トモヤ選手。#36古高はダートがあまり得意ではないようで6番手。

 

 レース中盤、#4呉本がトップを奪うと、その同じ周回に#36古高は5番手に。#50佐藤は2番手に下がりますが、#4呉本を捉えたまま。
 
 残り2Lapのところで、なんと#50佐藤が#4呉本をパスし再びトップに。#50佐藤、#4呉本、#14水野彰久、#36古高の順に。#36古高も1つ順位を上げます。
 
 

#1ダートアウトバンク
▲レース中盤、トップに立った#4呉本選手。S1 OPENでは珍しいスライドを多用する選手です。

 

 しかし残り2Lapのところで、なんと#50佐藤が#4呉本をパスし再びトップに。#50佐藤、#4呉本、#14水野彰久、#36古高の順に。#36古高も1つ順位を上げます。

 

▪️Race1 / 勝ったのはSMJルーキーでS1 OPEN初参戦の佐藤。
チャンピオンは#36古高が

 
 最終ラップの最終コーナーをトップで立ち上がってきたのは初参戦の#50佐藤ミズキ選手でした。S1 OPENクラス初参戦、初勝利を決めました。
 
 2位に入ったのは最後までその#50佐藤と戦った#4呉本トモヤ選手。
 
 3位には#14水野アキヒサ選手が食い込みました。
 

 #36古高は4位でチェッカー、チャンピオンを決めました。おめでとうございます!

 

#50ミズキ
▲スーパーモトは今年から、このS1 OPENは今回が初参戦。マシンはあえて350cc。その初レースでなんと勝利。とんでもない選手が現れました。#50佐藤瑞城選手

 

#14ミズノ

この混戦の中3位の入ったのは#14水野彰久選手

 

2023 s1op champ 3
最終ラウンドを待たずしてS1 OPENクラスのチャンピオンを決めた#36古高智也選手とメカニックの北道祐吏氏。二人で獲得したチャンピオンです。

 

▪️Race1 / 結果

 
1/#50佐藤瑞城 K-cross racing
2/#4呉本朝也 CP sports
3/#14水野彰久 C.G.PHANTOM racing
4/#36古高智也 プロショップ大井
5/#10大坪正之 YRF&RSナマケモノ
6/#37吉田隆幸 TEAM. HOT STAFF

 
 

まや

 

▪️Race2 / 薄曇り時々晴れ・ドライ / 15:20

 

 トップに立ったのは#50佐藤、追う#4呉本、そこに#14水野、#11佐々木徹と続きます。が、複数台のクラッシュが発生し順位が入れ替わります。#50佐藤、#4呉本は同じ、そこに#37吉田、#36古高、#41内山、#10大坪と続きます。

 

 レース中盤、#36古高が3番手に浮上。

 

 終盤。トップの順位は変わらず、#50佐藤、ややひらいて#4呉本、#36古高。

 

 Race2に勝ったのはまたもや#50佐藤ミズキ選手。いきなりの2連勝を達成。2位は#4呉本トモヤ選手、3位には#36古高トモヤ選手が入りました。

 

▪️Race2/結果

 
1/#50佐藤瑞城 K-cross racing
2/#4呉本朝也 CPsports
3/#36古高智也 プロショップ大井
4/#37吉田隆幸 TEAM. HOT STAFF
5/#10大坪正之 YRF&RSナマケモノ
6/#16菅野景介 YRF&RSナマケモノ

 

#10大坪
レース1レース2ともに5位に入ったのは#10大坪正之選手 / チームYRF&RSナマケモノ / Yamaha YZ450F

 

#37吉田
レース1/6位、レース2/4位の#37吉田隆幸選手 / TEAM. HOT STAFF / Honda CRF450R

 

#16カンノ菅野
▲レース2、6位入賞は#16菅野景介 / YRF&RSナマケモノ / Yamaha YZ450F

 

▪️S1 OPEN ポイントランキング

 
1/#36古高智也 プロショップ大井
2/#4呉本朝也 CPsports
3/#38原島剛 ハラツヨ★ワークス+PETRONAS
4/#41内山瑛須 Chan☆A project
5/#6高部充陽 HSKY Racing
6/#9薄井保彦 マーキュリープロダクツ

 

#50ミズキ顔
スーパーモトを始めて1年弱、今年からS2クラスでレースに参戦。S1 OPENのマシンに乗り始めたのは1ヶ月前とか。そして今回の2連勝。すごい選手が現れました。このKRAZy Web MagazineではS2クラス参戦で特集記事を組んでいます。→http://www.krazy-web.com/custom/s2-21佐藤ミズキ選手インタビュー「できれば今年中/

 
次はS2クラスのレポートになります。

 

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