• RSS TAKAKIYA
  • MotaFriends
  • Sportsland SUGO
  • OFFROAD VILLAGE

2017.05.04

SupermotoJapan開幕!埼玉 S1 OPEN & S2 class / Part2

s2#1

 
 

Supermoto Japan 2017 開幕!埼玉 桶川スポーツランド S1 OPEN & S2 class / Part2
4月の最終週の29-30日にスーパーモトジャパン2017が開幕しました。
このレポートはS1OPENとS2クラスです。

 

S1 OPEN class・・排気量無制限クラス。500ccでも650ccでも可能です。また300ccでも可能です。
         年間シリーズポイント3位までがS1 PRO ckassに昇格できる権利があります。
S2 class・・・・ 250ccのマシンのクラスです。
         小排気量のためパワーを使い切るライディングが必要になります。     
         年間シリーズポイント3位までがS1 PRO ckassに昇格できる権利があります。※

 

※詳しくはMFJのレギュレーションブックをご覧ください。
ここでは分かりやすくするため簡略化しています。

 
 
 

笑顔ライダー

 
 

天気は晴れ、GWの始まるこの日は初夏を思わせる陽気となりました。
まさに五月晴れ。空気もいつも以上に透明です。花の香りと草や樹々の新緑のにおいが気持ちいい。気温も上がり、路面温度もあがっているようです。もう半袖で充分!という一日でした。

 
 
 

笑顔ライダー

 
 

スーパーモトジャパンの全日本クラスでは、レーシングタイヤを使用します。いわゆるスリックタイヤです。あの表面のツルツルとしたタイヤです。
これは強いグリップ力が持っているのですが、タイヤ温度に注意が必要です。暖めないとグリップしません。パドックにあるマシンのタイヤに何かを巻いているのはタイヤウォーマーというモノ。電気毛布のようなものですね。これで指定の温度まで暖めています。
 
ちなみにこれでストリートを走っても温度管理ができないためグリップ力は期待できず、むしろ危険・・・マネしないでくださいね。こう書くとやるひとが出そうだけど・・・。
あ、ストリートのハイグリップタイヤも同じです、暖めないとグリップしません。冬は気をつけてください。

 
※全日本:全日本クラスと地方戦クラス(通称「エリアクラス」)があります。まず地方戦で戦いそこで結果を出すと全日本に昇格できます。地方戦のS3クラスはスリックタイヤが使えません。それ以外のクラスは地方戦でも使用可能です。
 
 

五月
 
 
 
 
 
 
 
 
s2#1
 
 

レースというと、コワイ顔した人々が集って「レースがわからないヤツはくるな」というようなイメージがあると思います・・・。素人は近づいちゃいけない場所、そんなイメージではないでしょうか。
もしかしたらそういうところもあるのかもしれないですが、一般にはスポーツをする場所でサッカーコートやゴルフコースと同じです。
特にレース開催日はハレの日、ライダーも笑顔で、決してシキイは高くないですよ。

 

この3人もライダーとチーム員、自分たちの走りをみてチェックしてる?この右端のやさしい笑顔の選手は、S1 PROクラスのトップライダーです。すごいスピードでマシンを走らせますが、ヘルメットを脱いだらこんな感じ・・・なんか親しみ感じませんか。
 
 
 

1予告
 
 
S1 PROでトップ争いをした#11高山選手(右)と#2新井選手(左)。マシンを降りたらこんな感じ。
お互いに命をかけて走りマシンを降りてもライバル同士は話もしない、な〜んてイメージがあるかもしれませんが、実際はぜ〜んぜんちがいます。むしろ、強い信頼があるように思います。年齢や経験の長さに関係なく。
 
一般社会では平等ってなかなか無いですよね。お金を払うひとが偉いとか・・・。
でもスポーツの世界ではお互いに認め合い尊敬しているように感じます。
 
 
 
五月
 
 

出光がスポンサーのIDEMITSU PG Racingチーム(S1 PRO #15金子和之 他)ではこのULTRA G1 オイルを使っているそうです。僕も試したことがあります、ホンダの方に言われて。高価なオイルを使っても交換しないまま使うのなら、安価なオイルをどんどん交換した方が良いようですよ。

 
 
 
ではそろそろレース結果を。まずは排気量無制限のS1 OPEN classから。
 
#11a
 
 
S1 OPEN class 勝ったのは#5ベンバサット・ミッキー
レースを制したのは#5ベンバサット・ミッキー選手でした。タイムアタックでは3番手タイム、しかし予選レース(※)をしっかりトップでフィニッシュし決勝レースのポールポジション獲得。決勝もホールショットを決めトップ立つと、後続を引き離し誰からもアタックをうけることなくチェッカー。さすがのレース運びでした。おめでとうございます!
ライバルは、#7田中選手に全日本ルーキーの#38松浦選手。しかしこの2人は自滅し#5ミッキー選手との戦いができないまま終わってしました。
 
全日本:地方戦とこの全日本戦があります。まずは地方戦(通称「エリア」)で戦い、年間シリーズポイントでその地域でチャンピオンをとると、全日本に昇格する権利を得ることができます。
地方戦(エリア)は東日本、中日本、西日本の3つにわかれています。
クラスはS1 OPEN、S2、S3クラスの3つがあります。
 
※予選レース:S1 OPENクラス S2クラスは、タイムアタック→予選レース→決勝レースと進みます。
S1 PROクラスは、タイムアタック→決勝レース(午前1回、午後1回の合計2回の決勝レースがあります)となります。
 
 
 
#11a
 
 
2位は志村祐一選手が入りました。こちらも危なげない走りで2位獲得です。
#5ミッキー選手もこの#24志村選手もこの桶川スポーツランドがホームコースです。ここはテクニカルなコース、タイムを出すのが難しいと言われています。ホームとしているライダーが有利とも言えます。
おめでとうございます!
 
 
 
 
#11a
 
 

3位は#8中島シュンスケ選手が入りました。先にも書きましたがこのコースはホームにしている選手が有利です。そのなかでの3位入賞です! #8中島選手、今年は注目ですよ!

 
 
 
 

op#5

 
 

#38は松浦サトシ選手。ダートトラックライダーです。昨年エリアに参戦し圧倒的な速さを持って東日本エリアのチャンピオンを獲得し、全日本に昇格。
今回は優勝候補のひとりでした。タイムアタックでも2番手のタイムを出しています。が惜しくも6位。#38松浦選手も注目のライダーです。
 
ではタイムアタックのトップタイムは誰かというと、それは#7田中圭介選手。45秒.964。
しかし決勝レースの結果は惜しくも8位。当然優勝候補の筆頭だったわけです・・・。この桶川をホームコースにしており非常に速い選手です。昨年の開幕ラウンドでも最終コーナーからの立ち上がりからの逆転優勝を成し遂げています。今回は予選レースから空回りのレース運び・・・優勝を逃してしまいました。
当然注目の選手です。
ちなみに#38松浦選手は46秒.121。レースに勝った#5ミッキー選手は3番手の46秒.415です。
#7田中選手と#5ミッキー選手とでは0.5秒もの差があります。が、勝ったのは#5ベンバサット・ミッキー選手でした。1発の速さだけではなかなか勝てないということなんですね〜。

 
 
 

s2#1
 
 

レースの合間に筋肉疲労や痛みを和らげる治療を受ける選手も。写真はS2クラスの#7堀田選手。

 

この治療を行なっているのは八木が谷接骨院の齋藤さん。実は自分も何度もお世話になっています。腰痛と目の使い過ぎからの頭痛を消してもらっています。ホントに消えちゃうんですよ。

 
 
 
 
ヨコ

 
 
 
 
 
 

op#5
 
 

S2 class を制したのは 昨年のチャンピオン#1#1富田シンジ
S2クラスの勝者は#1富田シンジ選手。
かつてトップクラスの450ccクラスを走っていたこともある実績のある選手です。昨年はFIMアジアスーパーモト選手権にもスポットで参戦しています。

 

レースは余裕の展開。ポールポジションからホールショットを奪うと、オープニングラップから後続を引き離しての文句のない勝利でした。
ちなみにタイムアタックでのタイムは46秒.826。S1 OPENでも8番手となるタイムを出しています。本人は250があまり得意ではない、ちょっと難しいです。と言っていますがさすがです。
おめでとうございます!

 
 
 
 

op#5

 
 

2位は#11平翔太選手。トップの#1富田選手から離されたものの、#11平選手も後続をよせつけない走りで2位を獲得。
今年のS2クラス注目の選手です。
てか、おめでとうございます!!

 
 
 
 

S2#25

 
 

3位は#25小倉浩靖選手でした。序盤にひとつ順位をあげての3位獲得です。
もう少し周回があればもしかすると・・・。ちょっと残念。

 
 

実はこのS2クラス。15ラップのレースが8ラップでチェッカーが振られてしまうというトラブル、その時点でレースは終了となりました。
競技役員によって協議の結果、この8ラップの順位が結果となることとなりました。詳しくはMFJのHPをご覧ください。
http://www.mfj.or.jp

 
 
 
 

S2#46阿部

 
 

S2クラスの注目は、4位に食い込んだ今年全日本ルーキーの#46阿部ケイト選手。
昨年まではYZ85でS3クラスでの参戦でしたが、今年からYZ250Fに変更しS2クラスに挑戦しています。

 

タイムアタックでは2番手のタイムを出しています。47秒.307。これはS1 OPENでも7番手となるタイムです。ロードレースの練習としてこのスーパーモトに参戦中です。野左根コウタ選手(今年ルマン24時間耐久で2位)の所属したWebikeチームノリックヤマハに所属しています。S1 PROの#24上和田選手と同じチームです。

 
 
 
 

S2#44

 
 

#44は大森雅俊選手。世界的に有名なダートトラック選手です。ご存知の方も多いと思いますが、ダートトラックレースであのMotoGPライダーマルケスと戦ったことで話題になったのがこの大森選手!
You Tubeではその走りが世界的に話題となりました。なにしろハンドルバーが路面についてしまうんです!
今年はチームTechnixから全戦参戦予定。#44大森選手はS2クラスの台風の目になると思います。

 

あ、気になったのは、タイヤの選択がスリックじゃなくDUNLOPのアルファ13SPを使用していたことです・・・。
このタイヤはレーシング専用スリックタイヤではありません。JP250などでも使っていて(JP250ではワンメイク)レーシングタイヤに近い性能はあるのですが・・・。

 
 
 
 
五月

 
 

次はいよいよエリアクラスです。
が、明日から出張・・・すいません。  なのでたぶん週明けになるかと(汗。

 
 

桶川スポーツランドさんの今回の開催についてのことが書かれています。非常に面白い内容です。ぜひ読んでみてね。
(特に終盤が面白いっすよ! スーパーモトジャパンに参加してるライダーのみなさんは特に〜。)
  ↓    ↓    ↓    ↓    ↓    ↓    ↓
http://planetmarimba.tumblr.com/post/160295857194/430

 
 
 

質問ご意などお気軽にこのアドレスへ→ kondo@kondo-design.jp
KRAZyは情報の無料発信にこだわっています。
それは「これから」のファン、つまりお金を出してまでこの情報を得ることはない方々に向かった内容だからです。
活動資金は広告出稿料もありますが、グッズの売り上げにもたよっています。
もしよければ、グッズを年に1回購入いただけますでしょうか。グッズの販売は年に5〜6回、販売形態は通販です。次回販売は5月末のキャップのみの販売です。夏の販売は6月アタマ。Tシャツなどです。
KRAZy GOODSページをご覧ください。
発行責任者:近藤正之

 

OTHER POST

Loading...