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2017.05.03

Supermoto Japan 17 開幕!埼玉 桶川スポーツランド S1 PRO class / Part1

1表紙2_スタート+RB
 
 

Supermoto Japan 2017 開幕!埼玉 桶川スポーツランド S1 PRO class / Part1
4月の最終週の29-30日にスーパーモトジャパン2017が開幕しました。
例年は愛知の美浜で開幕となるのですが、今年は埼玉の桶川スポーツランドとなりました。
GWの最初の週末となったこの日、多くのお客様が来場されました。

 

天気は晴れ、というかもう初夏を思わせるほどの気温。開幕には最高の一日となりました。
前日は突風が吹きパドックテントが吹き飛ばされるというアクシデントがあったのが嘘のよう。

 

このPart1は主にトップクラスのS1 PRO classのレポートになります。
S1 PRO とは、450ccのマシンで戦う日本のスーパーモトの最高峰のクラスになります。
このKRAZyでは、スーパーモトレースに詳しくない方でもわかるような内容を目指します。なるべく専門用語は使わず、分かりやすさを重視した内容となります。
専門的なこと、より詳しい内容が知りたいという方は他の情報をご覧くださ〜い。

 
 
 

イデミツ

 
 

この会場は駐車スペースがあまりないため、クルマはちょっと離れた場所に駐車となりました。そこからはバスでこの会場まで移動というシステム。クルマで来られた方々も「すごくよかったよ。バスですぐだったしね」と。

 

そうそう、バイクで来場されたお客様も大勢いらっしゃいました。
こんなに多いのは今までにないんじゃないか、ってくらい。

 
 
 

笑顔の選手達

 
 

スーパーモタードMOTO1の(※)創成期のライダーやチームの方、また関係者の方も多く
てか個人的には昔のライバルにも会えて、楽しかったです。
このところ観戦のお客様が少なかった全日本スーパーモトだったんですが、多くの施作や事前PRが効いたんでしょうか。本当に多くのお客様で盛り上がりました。プロクラスがあるわけですから、やっぱお客様は大切です。

 

※スーパーモタードMOTO1:このスーパーモトジャパンの前はMOTO1という名称でした。当時はスーパーモタードというフランス語的なジャンル名でよばれていました。今のスーパーモトはその英語的名称です。つまり同じ意味。モタードとスーパーモトって違うの?ってよく質問されますが実は同じ。

 
 
 

青空と花

 
 

全国からチームが集りました。写真は九州の熊本のDune Motoのチーム。熊本地震に自身も被災したにも関わらず、地元の被災された方々の救済に懸命になったあのバイクショップのDuneMotoさん(デューン モト)のチームです。

 

あ、今回も他のチームの車両の救済をやったみたいですよ(笑。
S1 PRO ヒート1でクラッシュし、ラジエタがつぶれた#6古川選手のマシン、
金曜の夜にエンジンのかからなくなった#15金子和之選手のマシン、
どちらもこのDune Motoのライダーでありチーム野代表の#10川上ヨシフミ選手によって復活したそうです。

 

そう、レースは意外とこんな風にライバルなんだけど助け合うことも多いんです。
同じこのスーパーモトを戦う仲間ですからね。

 
 
 

Duneマシン
 
 

この日のお客様はノリもよかったですよね〜。こっちもテンションあがりました〜!
大きな声で応援した方が、観るのもやっぱ楽しいですからね。ライダーもテンション上がったそうです。
「だってさ、お客さんがすごい盛り上がってるんだもん。そりゃテンションあがるよね! 思わず多めにスライドとかしちゃたよ!!(笑。」

 
 
 
 
24上和田
 
 

コースは小さいながらも非常にテクニカルなデザイン。ここは休むヒマのないコースです(※)。つねにマシンがどちらかに傾いていて、そのなかでフルブレーキングやフル加速を繰り返す。そう、神経を使うコースなんです。
また、スーパーモトならではのスライドするコーナーもいくつかあり、全体が見渡せることで、レースの展開もわかりやすいコトが特徴です。

 

※休むヒマ:そうなんです、実はレース中ライダーも休んでいるんです。ジャンプや長い直線などでほんの一瞬。あんなスピードで?と思われますよね。そう、そのスピードのなかでわずかですが休息するんだそう。休息というより、正確には気を緩めるというほうがいいのかも。・・・でもすごいですよね!

 
 
 

24上和田スライド
 
 
ダートセクションはわずかですが、かなりテクニカル。
小さなジャンプが5つ続き、そのあとテーブル型のジャンプ、着地すると180度折り返すバンクのあるヘアピンコーナー。実は小さなあの5つのジャンプが非常に難しい。スピードがないと次の谷につきささり、最悪前転。そのスピードを乗せたままテーブルトップジャンプに入ると今度はリアタイヤが上にはじかれる・・・。最後の180度バンクコーナーもただ走るだけなら簡単なんですけど、非常にすべりやすくそこを誰よりも速く向きを変えること、レース中一度もミスなく確実に繰り返せるコト、これが非常に難しいンです。見た目以上にテクニカルで難しくよくできています。
 
いくらアスファルトセクションが速くても、このダートセクションを速く確実にクリアできなければ意味がありません。1秒の差があっという間に生まれます。ここはパッシングポイントにもなっています。5つのジャンプを2つ2つと飛ぶのと、4つ1つで一気にクリアするのとでは全くスピードが違います。
そういう意味ではこのダートセクションを速く走れるかどうかが勝負の別れ目になります。

 
 
 
 
ヨコ
 
 

とすると、有利なのはモトクロスIA(※)出身の#1森田イッキ選手/Suzukiと考えられます・・・。
ダートセクションは圧倒的に上手いし速いです。また、ミスもしません。

 

レース前、このKRAZyで注目の選手を紹介をしましたが、開幕を制するのはこの2016年のチャンピオン#1森田イッキ選手か、またはこの森田選手と昨年チャンピオン争いを繰り広げた#2新井マコト選手/ハスクバーナ、もしくは昨年の開幕を2ヒート勝利で制した#11高山ナオト選手/ホンダの3人か、と書きました。
#2新井選手は若く勢いがありますが、ダートの上手さ確実さは当然#1森田イッキ選手の方が圧倒的。
このコースがホームの#11高山選手、元は峠ライダー。ダートも速いですが、確実さと上手さで言えば#1イッキ選手のほうが当然上です。

 
 
 

そのなかで予選トップタイムを出しポールポジションを得たのは#2新井マコト選手でした44秒000。
2番タイムは#11高山44秒502、3番が#1森田44秒553となりました。#11高山と#1森田の差はわずか0.05秒ほど・・・。

 

で、もうひとつこの3人について。
スタートが上手いのが3番グリッドとなった#1森田イッキ選手なんです。3番グリッドからでも1コーナーにトップで入るということもしばしば・・・
そういう意味では誰が勝つのか全くわからない・・・。

 

あ、書き忘れましたがもうひとり注目は#21JAWS増田選手、
このライダーも決勝レースではものすごい力を発揮するので、もしかすると。
そうそう、JAWS選手はこの日も前日のセットアップ走行は行なっていません。当日のあさの公式練習走行を走ったのみでタイムアタックに挑んでいます。ちなみに結果は5番手の45秒288!

 

※IA:International Aというクラスを意味します。モトクロスの最高位のクラスのこと。
当然ですが圧倒的に速いわけです。正しくは、速いだけではなく上手いのでミスが少ないし、疲れることもないです。当然、無理もききます。パスのために一発勝負に出ることもあります・・・。モトクロスのIAの選手が後ろについてのダートセクションは、ジャガーやライオンに追われるような気分だそうです。
※#11高山:高山選手と言えば#300!でもこの300というゼッケンはお金を出して買うんです。MFJから使用する権利を購入しいるんです。が、今年買えなかった。そんなの何の数字でもいいじゃん!と思われるでしょうが、実はこういうのは大切です。選手にとって数字は名前です。その名前が固有であることは覚えやすさにつながります。また、300の由来もおもしろかったりしますから、興味もわきます。
でもね、ライダーも決して裕福ではありません、サポートがあっての参戦なのです。
ファンのみなさん、もしよければなんですが、自分の好きなライダーがいたら「具体的に」応援してあげてください。声だけの応援もとても嬉しいンですが、でも彼らにも生活もあるし、あの走りを実現するには費用がかかるんです。年に1万円でいいので選手に使うのは意外と楽しいですよ。たった1万円で、本気で結果にそわそわできて、勝ったら本気でうれしいし、負けたら涙が出るほどくやすくなる・・・。感動はお金で買えます!あ、すいません、いやしいハナシで(苦笑。でもそれで彼らは続けることができるんです。

 
 
 
 
 
 
S1 PRO class / Heat1

#2マコト顔
 

午前のメインイベントが S1 PRO class のヒート1です(※)。

勝ったのはタイムアタック1番タイムを出した#2新井マコト選手でした。

 

実はこのヒート1、オープニングラップで大きなクラッシュが発生。
原因はダートセクションの土ぼこり。前方で起きた転倒が見えず多数のマシンがそこに追突し多重クラッシュ。そのためにレッドフラッグ(※)が振られレース中断、再スタートとなりました。
その最初のスタートでは#2新井選手はスタートミス。出遅れてしまいます。
このときホールショットを獲ったのは2番グリッドからの#11高山選手でした。
 

そういう意味ではこの再スタートは#2新井マコト選手は命拾い。でも、これもレースです。
 
※S1 PRO classは2回の決勝レースを行ないます。
午前の最後と午後の最後はこのトップクラスのレースとなります。
※レッドフラッグ:コースで降られる赤い旗のこと。レース中断を意味します。選手はペースダウンしコースにそってピットロードからトラックから出る必要があります。
 
 

#11a
 

ヒート1トップで1コーナーに入ったのはポールポジションからスタートの#2新井マコト選手/ハスクバーナ。
そこに#11高山、#5吉田雄一、#1森田、そして#21JAWS増田と続きます。
トップに立った#2新井マコト選手、その背後にピタリと張り付くように追うのは#11高山ナオト選手/Honda。
レース序盤、トップ2人が後続を引き離します。優勝候補筆頭の#1森田イッキ選手/Suzukiは4番手です。
ラップ5、その#1森田選手が#21Jaws/Yamahaをかわし3位に浮上。しかし、すでに離されてしまっています

 
 
 
 

#11a

 
 

トップに立った#2新井マコト選手は快調に走ります。レース中盤以降では2番手の#11高山選手との差も広げていきます。

 

前日の土曜のセットアップ走行ではあまり調子が良くない様子で、決して乗れているとはみえなかったんですが・・・でも決勝(※)になるとこの走り。ここが#2新井選手の魅力です。調子がよければとことん速くなる。
このままトップをキープしチェッカー。
圧倒的な速さを見せての開幕ラウンドのヒート1を勝利しました。

 

#2新井マコト選手はタイムアタックでも2番手以降にコンマ5秒の差をつけていますし、このままヒート2も勝利でしょうか。
「今年はチャンピオンを狙います!」と言い切った#2新井。まだ開幕1ラウンド目の1レースが終わっただけですが、たしかにこれはいけそう。こういうタイトコーナーがつづくコースはあまり得意じゃないイメージがあります。が、そこで勝てたのですから、今年は期待大です。

 

※決勝:今さらですがレースはタイムアタックやら予選やらいろいろあります・・・。一般にテレビなどで放送するのは決勝レースだけ。実はあそこに至るまでがいろいろあって、そこがおもしろかったりもするんですよね。てか、「決勝」って言葉を使うと「レース ツゥ」っぽいですよ。「決勝のあの走りはよかったよ」なんて具合。

 
 
 
ヨコ
 
 
 
 
 
 
 
 
プリント
 
 

↑は2016年チャンピオン#1森田一輝選手のマシン(SRF宮城&FTR)。FTRとはフクダ・テクニカ・レーシングの略。仙台にあるバイクショップのフクダ テクニカさんのレーシング部門という意味。マシンはスズキRM-Z450です。

 

450ccというと意外と小さいエンジン・・・と感じますよね。これはモトクロス用のレース専用マシンがベースです。モトクロス用マシンというのは、パワーはそこそこですが(と言っても数字の倍以上ある感じです)、とにかくエンジンのピックアップがいい。また車体も軽いのが特徴です。

 

タイヤはロードセクションでのタイムを上げることを主体に考え、アスファルト用のレーシングタイヤを使っています。これはダートセクションでグリップしないのですが、そこはライダーがカバーします。

 

スーパーモトというこの競技、アスファルトもダートもジャンプも、マシンはそれに完全に合わせた仕様にはなっていません。あえてザックリ言うとすべてにおいて中庸・・・、あとはライダーがなんとかしてね!なマシン(笑。アスファルトセクションを走るにはサスペンションが動きすぎ、でもそのよく動くサスはダートセクションで必要。エンジンももっと大きいほうがアスファルトセクションで速いんですが、ダートではそのパワーが扱いにくさにつながったり、車体が重く機敏に動きにくくなったり。

 

スーパーモトではマシンがよく暴れます。それはマシンが限界を超えやすいから。ライダーがそれをおさえつけ、もしくはコントロールし走らせています。見た目以上に体力が必要。また常にマシンが不安定なのでつねに緊張をしいられます。

 
 
 
 

S1 PRO class / Heat2

#11a

 

ヒート2に勝ったのはヒート1で#2新井選手を追った#11高山ナオト選手でした。
スタートを見事に決め(※)ホールショットを奪いトップに立ちます。
その#11高山を追ったのはヒート1で勝っている、気持ち的にも勢いのある#2新井マコト選手です。
その背後にピタリをつきます。と言うか「遅いよ!高山さん!!」と言うかのようにプッシュする。
ラップ3、最終コーナー立ち上がり加速で#11高山選手のパスを狙い、1コーナーでその横アウト側からパスしようとします。さすがにこれは無謀・・・が、その無謀を実現してしまうのが若さというチカラなのかも。
このアタックにはちょっと鳥肌が立ちました。あの1コーナーをあの速度でアウトのラインから入るのは普通に考えたらものすごい恐怖です。2コーナーへのブレーキングも間に合わないし、また曲がりきれません。自分はサンデーライダーでそんな自分と比べるのはどうかと思うんですが・・・でも鳥肌が立ちました。
これが#2マコト選手の強みなんですよね、きっと。

 
 
 
 
襲いかかる

 

しかし、#11高山選手はひるみません。幾度かのアタックを受けますがトップを走り続けます。徐々に#2マコト選手はその走りから離されていきます。
 
 
 
が、次に現れたのはモトクロスIA出身の#1森田イッキ選手。ターマック(※)も速いですがダートセクションは強いです。テーブルトップジャンプからのバンクコーナーは特に。

 

強いというのは速さもあるのですが、無理ができる(100%以上のチカラを発揮できる)、競り合いに強い、ミスをしない、また多少のミスもカバーできる、精神的にもプレッシャーに強い(自分を信じれる)という意味です。レースは1周の速さを競っているワケではなく、ある特定の時間での相対的(ライバルとの)な走行距離です。この強さがなければ勝てません。

 

※ターマック:スーパーモトではアスファルトセクションをターマックと呼びます。

 
 

#11a

 

最終ラップ、泣いても笑っても残りは1ラップ。
#11高山はこのままフィニッシュし勝利を得たい。全戦に参戦するわけではないのでその意味でもわずかなチャンスをモノにしたい。
#1森田はヒート1のふがいない走りを消し去るためにもこのヒート2で勝ちたい、#1イッキ選手は最後のかけに出ます。ダートでのアタックです。
 
 
「イッキさんが来るのは分かってた!ぜったいバンクでインから仕掛けてくる!!って。だから1本外のラインに入ったンすよ!」ダートの5連フープスとテーブルトップジャンプで#11高山の横にならんで、180度バンクコーナーでインに入りクイックにターンし前に出る、これが元モトクロスIAの#1イッキ選手の狙い。
しかしそれを1本外のラインでわずかにかわし、トップを守りきった#11高山選手。
ヒート2の最終コーナーをトップで立ち上がってきたのは#11高山ナオト選手でした。

 
 
ヨシムラ
 
 
#11高山ナオト / MotaFriends + K-CROSSSRF / Honda CRF450R
ヒート1/2位
ヒート2/1位
総合優勝獲得。
高山選手は全戦には参戦しません、スポットでの参戦です。そういう意味でもこの勝利が欲しかった。
高山選手はモタフレンズというチームを持ちサンデーライダーと競技ライダーの走る場所を創っています。また台湾などでもスクールを開催したりと、日本以外でも活躍中のライダーです。

 

↑の写真、ファンの子ども達からのサインのおねだりに、爆笑トークを交えつつの対応する#11高山選手(笑。選手に子ども達のファンがいる、というのがこのスーパーモト スポーツの創成期の目標でもあったわけですが、それを実現させています。これも選手やチーム、そしてスーパーモト関係者とサーキット施設や主催者の努力の結果ですね〜。

 

プロアスリートはファンがあっての存在です。速さも必要ですがそれに加えファンを楽しませ、憧れを提供できなければPRにはなりません。PRにならなければサポートするメーカーも企業も現れませんよね。
※別にこういう接待のようなことが必要と言っているわけではないですよ・・・。以前も山登りのプロアスリートのレポ(グレートトラバース 百名山1本描き)でも書きましたが。このプロとは何か、のハナシって難しいんですよね。お客様がアスリートに何を期待してるかというのも関係してきますから。場合によってはテーマパークのように過剰なサービスが必要だったり、もしくは芸術家のように全くサービスの必要なくてもよかったり・・・。

 
 

19#1顔+福田
 
 
#1森田イッキ / SRF宮城&FTR / Suzuki RM-Z450
ヒート1/4位
ヒート2/2位
総合3位の#1森田イッキ選手。開幕はいつもあまり結果が出せないのが常。今回は比較的良い方・・・
今年もチャンピオンに最も近いのはこの#1森田イッキ選手です。
仙台を中心に宮城県のライダーがあつまるチーム「SRF宮城&FTR」。選手として#1森田選手が他ライダーをひっぱり、フクダさんがマシンを造り、チーム全員のチカラで戦います。
 
 
 
#11a
 
 
#2新井マコト/ CP sports Husqvarna長野/ Husqvarna FS450
ヒート1/1位
ヒート2/3位
総合2位となったのがこの若き#2新井マコト選手。#2マコト選手は若い思い切りのいい走りが魅力です。CP SPORTSという長野のレーシングチームに所属しています。
このCP sportsはあのヤッシーこと松本康選手のいたチームです。
「今年はチャンピオンを獲ります」と#2マコト選手。今年20歳になるのかな、もしかすると若いチャンピオンが生まれるかもです。
 
 
 
#11a

 
開幕ラウンドのレポはまだつづきます。
次はS1 OPEN と S2です。
 
 
 
 
 

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発行責任者:近藤正之

 

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