2017.04.28
Supermoto Japan 2017 注目の選手 / S1 PRO 選手紹介
■ S1 PRO class
エスワン プロ クラス、このクラスは450ccのマシンで戦うスーパーモトジャパン最高峰のクラスです。このクラスは、速いだけではなかなか勝てません。強さがなければ勝てないと言われています。スーパーモト特有のアスファルトとダートセクション、この2つの性格の違うセクションで戦うためレース中にいろんな状況変化がおきるからです。また、タイヤがあまりグリップしていないこともあり、人の戦いである部分が多いからかもしれません。
レースは1日に2回行われます。午前の最後と午後の最後です。
え?なんで2回やるのか?ですか・・・
それはレースをいっぱい観れたら楽しいですよね、だからかな(笑。
#1 森田一輝 モリタイッキ / 宮城
マシン:SUZUKI RM-Z450
チーム:SRF宮城FTR
昨年のS1 PROのチャンピオンです。(トップの写真.写真はすべて昨年のものです)
日本のスーパーモトの創成期からトップクラスで活躍するライダーです。
以前は激しいスライドの代名詞だった森田イッキ選手、しかし今は全く違う走りをします。極力タイヤが滑ることを避けるライディングに変わりました。
結果より、自分の満足する走りを目指す・・・というのが自分の森田イッキ選手の印象です。とにかく攻める!トップ走行にもかかわらずスリップダウンということが多いのもそれが理由?
しかしその森田選手は昨年「チャンピオンを獲る」と決め、それにむかって戦いました。
「1年間チャンピオンを獲るための走りをしました。そのためには年間を通しての結果が必要です、勝つだけではダメなんですね。本当に大変な1年でした・・・」
一見、まっすぐでまじめな森田イッキ選手ですが、素顔はかなりの天然のようです。
「イッキはレースに行くとき(遠征)ポケットに1000円しか持ってないとかあるんすよ!笑。
帰るまでずっと俺らが金貸してやらないといけない。苦笑。こどもか!って。爆笑」
などなど・・・笑。天然の伝説がいっぱいあるようです。
が今は仙台を代表するスーパーモトチームSRF宮城FTRのリーダーでもあります。
#2 新井誠 アライマコト / 長野
マシン:Husqvarna FS450
チーム:Husqvarna長野 CPsports
このスーパーモトで育った純血のスーパーモトライダー。弱冠20歳(だったよね)。
長野市出身で、かつてのチャンピオン松本康選手と同郷でありまた同じチーム、直系の後輩にあたります。
豪快なライディングが魅力。マシンが暴れてもアクセルを戻さない強気な走り、そしてスーパーモトの魅力のひとつでもあるスライドも多用します。
昨年前半、#1森田イッキ選手とチャンピオン争いを展開しました。激しい戦いを展開し、勝つことが当たり前に。昨年のランキングは2位。ことしは、
選手としては珍しいんですが練習が大嫌い(笑。で先輩から大目玉くらったことも。
#3 城取諒 シロトリリョウ / 長野
マシン:
チーム:
昨年はハスクバーナに乗り初優勝もあげ、19歳でこのS1 PRO でランキング3位を獲得。ロードレースの名門チームノリックからも「ロードレースをやらないか」と誘われたこともある城取リョウ選手。
性格は強気でクチが悪い。ですが、才能はあります!(笑。
ですが、今年は参戦できない様子・・・ん〜とても残念。スポンサーがみつかればなんとかなるのかな〜。あのクチの悪さ、そして面白い話をまた聞きたいなぁ。
#11(#300)高山直人 タカヤマナオト / 群馬
マシン:HONDA CRF450R
チーム:MotaFriends➕:K-CROSS
この高山選手もスーパーモトの創成期からライダーとしてこのスーパーモト(当時はMOTO1)を盛り上げてきました。
S2クラス(moto2)とS1 OPEN(moto1 open)の両クラスでチャンピオンをとっている数少ないライダー。
250ccクラスでは一般市販車のヤマハWR250Xで参戦し勝利をあげています。
排気量無制限クラスのS1 OPENではあえて300ccのCRFで戦いチャンピオンを獲っています。高山ナオト選手の代名詞の#300はこのときから。
MotaFriendsの主催や、台湾でのスクール開催などレース以外での活動が多いです。レースを戦うだけじゃなく、スーパーモトスポーツの普及に積極的に活動しています。
ただしオンナグセがわるいという欠点がね・・(笑。
#21増田智義(JAWS増田)マスダトモヨシ / 静岡
マシン:YAMAHA YZ450F
チーム:Jaws Racing
スーパーモト(当時はモタードと言っていました)と言えばこのJAWS(ジョーズ)というほど、初期のスーパーモト文化を築き、盛り上げたのがこのJAWS増田選手です。当時はモタードキングとも呼ばれていました。
今では常識となった4ストロークのモトクロスマシン。これはヤマハのYZ-Fから始まりました。その開発ライダーだったことでも有名です。
このJAWSは前日のテスト走行を行なわず、日曜日の決勝しか走らないという変則的な参戦。日曜日の公式練習だけでコースを覚えタイムアタックにのぞみ、ものすごいタイムを出す!
もうわけわかりません!!(笑。
そう、理屈を超えた走りをするのがこのJAWS増田選手の魅力。
開幕でも何かやってくれそうです。
というかこのコース、10年くらい走ってないのでは・・・?汗
#24上和田拓海 カミワダタクミ / 東京
マシン:YAMAHA YZ450F
チーム:Webikeチームノリックヤマハ
JSB1000で活躍中のロードレースのライダーです。あのチームノリックに所属しています。
このスーパーモトには以前から参戦しています。身体を車体の内側に入れての派手なスライドが魅力です。
チームメイト※のクボ・ケミン選手(タイランド)の選手も 土曜日だけ走っていました。スーパーモトはマシンコントロールの練習にいいんだそうです。
■S2 class
#44 大森雅俊 オオモリマサトシ
マシン:SUZUKI RM-Z250
チーム:Technix
世界のダートトラックライダーのあの大森選手です。マルケスと走りその動画で話題に。
大森選手はほぼ完全にマシンが倒れてしまうようなスライド走行ができちゃう。ステップが路面につき、ハンドルバーすらつきそう(笑。というかもう一度倒れているんでしょうね、そこからマシンを起こしていく・・・。
ダートトラックの世界ではフロントブレーキを使いません。また、ダートでジャンプなどがない。この2つがなかなか難しい。ただ、アスファルトでの速さは折り紙つつき。
ことしほぼフルに参戦するそうです。
S1 PROで他にも注目選手がいます。#4金児伸二選手(なんと今年56歳!?)、#5吉田雄一選手(今年は初勝利!?)、#12五十住洋佑選手(昨年このコースで初勝利をあげています)なども。
いつか全選手についての紹介文を書きますね。その選手の魅力もだけど、スキャンダルも書いちゃいま〜す(笑。
時間がなくてあまり紹介できませんでした。次回また。
質問ご意などお気軽にこのアドレスへ→ kondo@kondo-design.jp
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