2018.11.14
Supermoto Japan 2018 Final Round 千葉 その1 / S1 pro class
■スーパーモトジャパン2018最終ラウンド千葉 / S1 pro class
11月10-11日、今年最後となる全日本スーパーモト選手権
スーパーモトジャパンの最終ラウンドとなる
R8千葉が茂原ツインサーキットで開催されました。
金曜は雨が降ったものの、土曜の朝には回復。
午後には太陽ものぞきダートセクションも準備OK。
そして決勝の行なわれる日曜は、ちょっと暑いくらいの
秋晴れとなりました。
今回はレース終了後に、サーキット体験走行会も行なわれ
例年以上のお客様となりました。
S1 open、S2クラスのチャンピオンはすでに決定しています。
あとは最高峰クラスのS1 PROクラスのみとなっています。
この最終戦での決定となりました。
そのチャンピオンの可能性は
#1森田一輝選手 / 198point、
#2新井誠選手 / 166point
の2人です。
優勝すると20ポイント、2位は17ポイント、3位は15ポイント・・・(※)
となり、この最終戦も2レースありますので
#2新井マコト選手の可能性はまだあります。
2勝を上げ40point獲得し、森田選手が2レースの合計が7point以下なら
新井選手の逆転チャンピオンです。
若きチャンピオンの誕生となります。
そして今回はロードレース/JSB1000で活躍中の
#21日浦大治朗選手も参戦です。
日浦選手はここ茂原でも勝利していますし、
前ラウンドの美浜ラウンドでも勝っています。
そう、優勝候補です。
台風の目になるわけです。
■JMXは最終ラウンドのレース2で成田が逆転でチャンピオン。
10月末に行なわれた全日本モトクロスの最終ラウンド。
森田イッキ選手の地元宮城県SUGOスポーツランドで開催されました。
そこで大逆転がおきました。
まぁ不可能だろう・・・と誰もが考えていた
逆転劇が起きたのです。
9ポイント差で2位の#982成田亮選手が
最終レースで逆転し、チャンピオンを獲得したのです・・・
当たり前のことが当たり前に進まないのがスポーツです。
特にモータースポーツはリタイヤなどがあり
ノーポイント獲得というのは頻繁にあります。
また、それによって次のレースも走れないということも。
今回も何が起きるのかわかりません。
そういう意味では、森田イッキ選手も新井マコト選手も
全力で戦う必要があります。
また、日浦選手の参戦が何かを引き起こす可能性もあります。
1コーナー進入バトルで3人がクラッシュすることもありますし
2人がリタイヤということも。
トップを走っていても、後ろからコーナー進入で横に並ばれ接触しクラッシュ
ということもよくあるわけです。
チャンピオンを取るということは
そういうことにも負けない強さも必要になります。
速さだけではありません。
またこの3人以外にも勝つ実力のある選手はいます。
それによって逆転が起きる可能性があります。
森田イッキ選手は有利ではありますが、わかりません・・・。
■R7愛知ラウンドからの3週間。
当たり前に走れば問題の無いほどのポイント差・・・
しかしモトクロスでは成田の逆転劇がそれを否定しました。
森田はこのレース結果が気になっていたようです。
モトクロス出身であり、そして仙台在住です。
地元のレースで、且つ慣れ親しんだモトクロスでこの逆転は起きました。
そういう意味でも、心に強くなにかが残ったと言います。
「とにかく長い4週間でした※。
本当は美浜(愛知ラウンドのこと)で勝ってチャンピオンを決め、
最終ラウンドはレースを楽しむつもりでした 笑」
前ラウンドのレースは散々な結果となった森田選手。
レース2では1ポイントの獲得に終わっています。
「なぜか慌ててしまったんです・・・」と言っています。
「実はセットアップ走行で、福田さん※にカツ入れられました。
あんな走りするなら、走るのをやめろ、タイヤとガソリンの無駄だ!
と言われました。
硬くなってて、自分の走りが全然できてなかったンです。
ひさびさにカツ入れられました。」
と森田選手。
■S1 pro class / Race1
タイムアタックは
PP #1森田イッキ
2番グリッド #2新井マコト
3番グリッドは #21日浦ダイジロウ
4番グリッドは #4吉田雄一
フロントローはこのメンバー。
ppはポールポジションの略です。
この茂原ツインサーキットはコーナーが繋がっていて、
非常に難しいコースです。
ザックリ言うならロードレース出身のライダーが強いです。
ヘリポート進入からS字立ち上がり(A)
奥のコの字ヘアピンからS字、そして最終コーナー進入からその立ち上がり(B)
は特に速いです。
が、そのひとつのA区間に、
今回はシケインとダートセクションが用意されました。
つまりロードライダー有利な部分のひとつが消されたのです。
これがどう影響するのか・・・
ここが観どころです。
たぶんかなりの接戦になると予想できます。
また、きっと転倒も多くなるとも予想されます。
ダートセクションが2カ所あり、それぞれの土が
その後のアスファルト区間に広がりスリッピーになるからです。
奥の「コの字ヘアピン」から
抜きどころは、最終コーナーからの立ち上がり、
ホームストレート先の第1ダートの進入ブレーキングとそのダート区間、
ヘリポートコーナーの進入ブレーキング(日浦選手はここが速い)
などが考えられます。
サイドバイサイドのドッグファイトレースが観れるような気がします。
つづく。
レース1レポは次回に。
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質問ご意などお気軽にこのアドレスへ→ kondo@kondo-design.jp
KRAZyは情報の無料発信にこだわっています。発行責任者:近藤正之
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