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2020.09.29

Supermoto Japan 2020 R3 奈良名阪 / S1 PRO クラス

0表紙

 
 

■Supermoto Japan 2020 R3 奈良名阪 / レースレポ S1 PRO class-29.Sep.2020- 

9月20日、奈良県の名阪スポーツランドで、SUPERMOTO JAPANのRound3が開催されました。
この名阪のコースはダートセクションが長いことで有名です。カートコースとモトクロスコースの一部をつないで作られたコースで、アスファルトのセクションとダートセクションの比は半々くらい。バトルなどで盛り上がるのも主にこのダートセクションです。そのため、モトクロス出身など、ダートに強いライダーの活躍が予想されました。

 
 
サンドのダート2コマ
▲名阪スポーツランドと言えばモトクロスの全日本が開催されるコースで有名。土質はサンド。そのMXコースを使うのがこの奈良ラウンドの特徴です。※キャプションはすべてKRAZyコンドーです。

 

■雨のち晴れ

 

土曜日の公式練習は、前日からの雨の影響で午前はフルターマック、アスファルトのみで行われ、ダートセクションの利用は午後からとなりました。日曜日の決勝はマディレースが予想されたため、各選手それに合わせたセッティングを行なっていきます。

 

しかし迎えた決勝日、朝方からシトシトと降っていた雨は朝イチの公式練習前には止み、路面も砂のダートセクションは少し湿っている程度、アスファルトも所々に水たまりができている程度で、公式練習のうちにドライになっていきます。天気は1日を通してくもり、気温は20度代前半と過ごしやすい天候でした。

 
 

#1ヒウラ顔
▲朝には霧雨が舞ったもののそれはすぐにあがり、曇のち晴れのさわやかな天気となりました。コロナ禍ではあったのですが、去年に比べ多くのお客様が入ったようです。かつてのトップライダーたちの井原健氏、大西健太郎氏、三苫進氏(選手?)などが観戦にあらわれました。井原タケシ氏(ハスクバーナ第1ライダー)、大西ケンタロー氏(開幕年の#1)は初期のスーパーモトを盛り上げた選手です。三苫選手は創成期から戦い続け、なんと昨年まで参戦していました。

 

#1ヒウラ顔
▲前日のプラクティスで。ダートセクションが長いことからこのようなタイヤをテストするチームも。#13ミッキーベンバサット、#17増田浩志選手がテスト。ハーフウェットのアスファルトでは全くグリップしなかったようだ。

 

公式練習は#1日浦大治朗選手が1:23.675でトップ。2位は1:24.109を出した#2森田一輝選手、3位は1:26.818の#19長谷川修大選手、4位に#3新井誠選手、5位#27城取諒選手、6位#16小原堅斗選手と続きます。

 

公式練習よりも路面が乾いた予選タイムアタックでは、#2森田イッキ選手が1:19.630を叩き出し、ポールポジションを獲得。#1日浦ダイジロー選手が1:20.321で2番手、#16小原ケント選手が1:21.402で3番手となり、フロントローに入りました。

 

■タイムアタック結果

 

1/ #2森田一輝・・・1:19.630
2/ #1日浦大二朗・・1:20.321
3/ #16小原堅斗・・ 1:21.402

 

■S1 PRO class / Race1

 

ポールポジションからスタートした#2森田イッキ選手がそのままホールショットを奪いトップに立ち、その後ろに#1日浦ダイジロー選手、#16小原ケント選手が続きます。スタート直後のシケインで#6金子和之選手、#21榎本優選手など4台ほどが絡む転倒が発生。

 

トップ集団では、ルーキーの#16小原ケント選手がダートセクション後半のコーナーで#1日浦ダイジロー選手を抜き、それをターマックで#1日浦ダイジロー選手が抜き返すというバトルが展開され、観客を沸かせます。#16小原ケント選手を引き離した#1日浦ダイジロー選手はトップを走る#2森田イッキ選手を追いかけ、その後ろでは3位を走る#16小原ケント選手を#19長谷川シューダイ選手が追いかけます。それぞれアスファルトを得意とする#1日浦ダイジロー選手と#19長谷川シューダイ選手がターマックで差を縮めますが、ダートを得意とする#2森田イッキ選手と#16小原ケント選手がダートセクションでまた少し引き離すという展開に。

 

その後ろを#3新井マコト選手が単独走行、さらにその後方では#27城取リョウ選手を#5吉田雄一選手が追いかけ、6位争いを繰り広げます。トップの二人と3位以降の差は大きく開き、さらに3位の#16小原ケント選手は#19長谷川シューダイ選手を完全に引き離し、それぞれ単独走行に。

 

7周目、ダートセクションの後半部分のコーナーで#21榎本ユウ選手が転倒、真後ろの#17増田浩志選手もそれに引っかかり転倒、さらに後続の#9森田直樹選手と#6金子カズユキ選手も軽く巻き込まれるというアクシデントが発生します。

 
 

#1ヒウラダート

 
 
そしてレース後半の9周目、トップ争いが大きく動きます。ダートの2つ目のジャンプで#1日浦ダイジロー選手が#2森田イッキ選手に接近し、警戒した#2森田イッキ選手はそれまでの周回ではバンクを使って大きく回っていたコーナーのインを占めて旋回。すると#1日浦ダイジロー選手は逆に今まで使っていなかったバンクを利用し、アウトから一気に加速してストレートで#2森田イッキ選手に並ぶと、そのまま次のコーナーでインをつき、トップに立ちます。

 
 

#16ケントバトル中

 
 

得意とするダートセクションで抜かれたことに焦ったか、2周後の11周目、#2森田イッキ選手は#1日浦ダイジロー選手に接近された場所と同じジャンプの侵入で#1日浦ダイジロー選手のインをつこうとして転倒、4位まで順位を下げてしまいます。

 

これにより後続と大きな差をつけて独走態勢に入った#1日浦ダイジロー選手は最終ラップ、ファンの歓声に何度もうなずき、チェッカー。九州での優勝に続き、3連勝を飾りました。2位にはルーキーの#16小原ケント選手、3位には#19長谷川シューダイ選手が入り、どちらも初表彰台獲得となりました。4位はレースの大部分を引っ張った#2森田イッキ選手、そして4位の#2森田イッキ選手と一時は接近するものの、抜くまでには至らなかった#3新井マコト選手が5位に。レースを通して近い距離を保ったまま走り続けた#27城取リョウ選手と#5吉田ユーイチ選手の順位は変わらず、0.4秒差で#27城取リョウ選手が6位、#5吉田ユーイチ選手が7位に入りました。

 

■Race1 Result

 

1/ #1日浦大二朗
2/ #16小原堅斗
3/ #19長谷川修大

 

#19ダート2

 

#2戦って負けた

 
 

■S1 PRO class / Race2

 

レース2のグリッドはレース1の結果によって決まるためポールポジションは#1日浦ダイジロー選手。2番グリッドに#16小原ケント選手、3番グリッドに#19長谷川シューダイ選手がつきます。

 
スタートし、ホールショットを奪ったのは#1日浦ダイジロー選手。#16小原ケント選手、#19長谷川シューダイ選手と、グリッド通りの順位が続きます。1周目、ダートセクションで#6金子カズユキ選手が他のライダーと接触、マシンの破損により無念のリタイヤとなりました。

 

2周目、トップを走り、すでに後続を少し引き離し始めていた#1日浦ダイジロー選手がダートセクション最初の坂の上でまさかの転倒。すぐにリスタートしますが、順位を4位まで下げてしまいます。これにより#16小原ケント選手がトップに立ち、ノリノリの走りを見せながら2番手を走行中の#19長谷川シューダイ選手を引き離していきます。3番手は#2森田イッキ選手、そして#1日浦ダイジロー選手が4番手から追い上げを見せます。その後ろを、少し離れて#3新井マコト選手、そしてさらに少し離れて#5吉田ユーイチ選手がそれぞれ単独で走行。

 
 

#1ヒウラ追いかける
 
 

6周目、#2森田イッキ選手が2番手の#19長谷川シューダイ選手をパスすると、転倒後前の3台を猛追し、距離を縮めていっていた#1日浦ダイジロー選手もすぐに後輩である#19長谷川シューダイ選手を抜いて3位に立ち、レース1でも熱いバトルを展開した前の#2森田イッキ選手の後を追います。

 

追われる#2森田イッキ選手はさらにその前でトップを走行している#16小原ケント選手との差を着実に詰めていき、7周目のターマックでパッシング、先頭に立ちます。しかし翌8周目、ダートセクション中盤のコーナーで#16小原ケント選手が勝負を仕掛け、そのあとのストレートで横並びになってそのまま次のコーナーに進入。そこで両者が接触し、イン側にいた#2森田イッキ選手は転倒してしまいます。
そして再び先頭に立った#16小原ケント選手を、今度は#1日浦ダイジロー選手が追いかけます。ターマックで#16小原ケント選手を抜いて#1日浦ダイジロー選手が先頭に立ちますが、#16小原ケント選手は得意のダートセクションでバンクをうまく使い、加速で#1日浦ダイジロー選手を抜き返します。しかし次のアスファルトエリアでまた#16小原ケント選手を抜き返した#1日浦ダイジロー選手は逃げ切り体制に入り、そのまま#16小原ケント選手を引き離しにかかります。

 
 

#3マコト

 
 

最後の数周、後続との間をどんどんと広げていき、レース1に続いてレース2でも#1日浦ダイジロー選手が独走優勝。レース序盤の転倒により腕が上がってしまっていたと言いますが、それを微塵も感じさせない力強い走りで堂々の4連勝を飾りました。2位にはルーキーながらバトルでレースを盛り上げた#16小原ケント選手が入ります。終盤、4位を走る#19長谷川シューダイ選手にかなり接近される場面も見られましたが、それを振り切った#3新井マコト選手が3位を獲得。その後ろでは、最終ラップ最終コーナーで#19長谷川シューダイ選手と転倒があった#2森田イッキ選手が熾烈なバトルを繰り広げます。インに入った#2森田イッキ選手を#19長谷川シューダイ選手がアウトからかぶせ、ぶつかり合いながら最終コーナーを旋回。それにより#2森田イキ選手の加速が少しにぶり、#19長谷川シューダイ選手が0.1秒の差で競り勝ち、4位に。レース1、レース2ともに転倒があった#2森田イッキ選手は5位でレースを終えました。

 
■Race2 Result
 
1/ #1日浦大二朗
2/ #16小原堅斗
3/ #3新井誠

 

#1ヒウラ顔
▲R3を2連勝した日浦ダイジロー選手。R2から数えると4連勝中。「この(ダートセクションの長い)名阪で勝てたのはとてもうれしいですよ!」とレース後にこたえてくれました。最終ラウンドが楽しみです。
 

#16ケント顔
▲S1 PRO ルーキーながら2位2位と総合2位を獲得した#16小原ケント選手。岩手から新しいスターの誕生かもしれません。
 

#3マコト
▲レース2では3位に食い込んだ#3新井マコト選手。深くバンクさせるスライドを多用する。
 

#19長谷川顔
▲レース1では3位に入りレース2でも4位に食い込んだ#19長谷川シューダイ選手。モトクロスからロードに転向したというちょっとかわった経歴。スーパーモトのための選手!?もうひとりの新しいスターはこの#19長谷川選手ではないでしょうか。最終ラウンドの美浜サーキットはホームコース、注目です。修大と書いてシーダイと読むンだそうです。

 

#2スタート前のイッキ
▲レースを面白くしたのはこの#2森田選手ではないでしょうか。2位のまま、3位のままフィニッシュでもポイント的には問題なかったにもかかわらずトップを狙い続けたことが、この激しいバトルを生んだのではないでしょうか。観ていたお客様も非常に盛り上がったようです。森田イッキ選手は順位としての結果はよくはなかったと思いますが、最後までトップを狙う走りはすばらしかったと思います。10月の最終ラウンド愛知美浜が楽しみです!ちなみにレース2のベストラップはこの森田選手がたたき出しています。1’17.763

 
 

■#1日浦選手、#2森田選手は同ポイントに

 

今回の結果により、#1日浦ダイジロー選手と#2森田イッキ選手が98ポイントで同点になりますが、優勝回数が多い#1日浦ダイジロー選手がランキング上ではトップに立ちます。また、#3の新井マコト選手は69ポイントで3位、#19の長谷川シューダイ選手は59ポイントで4位となっており、この上位4名がチャンピオンの可能性を持っています。

 
 

■シリーズポイントランキング

 

1/ #1日浦大二朗・・98pt
2/ #2森田一輝・・・98pt
3/ #3新井誠・・・・69pt
4/ #19長谷川修大 ・59pt
5/ #27城取諒 ・・・51pt
6/ #5吉田雄一・・・47pt

 

■次は最終ラウンドとなる愛知/美浜サーキット

 

コロナウイルス感染症の流行の影響で今年は4ラウンドのみの開催となり、早くも次戦が最終戦となります。10月18日、SUPERMOTO JAPAN Round4 愛知/美浜、是非楽しみにしていてください!

 
 

レポート/内野亜美
写真/クニオカキイチ
   前田朔

 
 
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