• RSS TAKAKIYA
  • MotaFriends
  • Sportsland SUGO
  • OFFROAD VILLAGE

2019.07.03

Supermoto Japan R3 福島 / S1 PRO class レースレポ Part1

1表紙3

 
 

■スーパーモトジャパン Round3 福島 エビスサーキット / S1 PRO class レースレポ Part1

6月15-16日、福島東北サファリパーク内にあるエビスサーキット西コースでスーパーモトジャパン2019 R3 福島が開催されました。

 

スーパーモトジャパンとは、MFJの元で開催される全日本スーパーモト選手権シリーズの名称です。アスファルトセクションとダートセクションからコースができており、ロードレースとモトクロスの両方のスキルが必要とされるモトスポーツです。

 

マシンはモトクロスマシンをベースにし、それにロードレース用のタイヤとスーパーモト用にチューニングされたサスペンションを組み合わせたものを使います。パワーよりコントロール性が重視されます。

 

ジャンプなどのダートセクションが得意な選手はアスファルトセクションを速く走る仕様にアスファルトが得意な選手は苦手なダートを走りやすくする仕様にと各選手によってマシンの個性も仕様も、また走り方も変わる点が魅力です。

 
 

2雨のR3
 
 

スーパーモトはモトクロスマシンを使うため最高速はあまり高くはありません。ファイナルにもよりますが最高速は150キロ以下となります。
コースも小さめなタイプでも開催できます。そのためカートコースなどを使うことが多いのも特徴です。

 

また、狭いところでも開催できるということから街中のちょっとした駐車場などでも可能です。

 

東京お台場の駐車場や、サマーソニックの会場、広島ではスーパーマーケットの駐車場での開催も行なわれていました。結果的に、レースを観たことがない方にも観ていただけるというモトスポーツのPR担当的なレースでもあります。

 

あ、ここはFMXやトライアルに似ていますよね。

 
 

MPX03
▲お台場MultiPlexで開催されていたスーパーモタードレース。#1はJAWS増田選手です。その右の#69はアスファルトダンサーというスタントライドをやっていた頃の和泉拓選手です。あ、メッツガー…

 

■R3 福島 エビスサーキット

6月の中旬と言えば梅雨のどまんなか。
セットアップ走行日の土曜は完全ウェット。
予選、決勝の行なわれる日曜もウェットから始まります。

 

ほぼ全周に土が広がるかなりスリッピーなRound3となりました。

 

話はそれますが、このエビスサーキットはスーパーモトがモタードと
呼ばれていた創成期からレースを開催し、日本のスーパーモト文化を
生み育てる役割をになってきました。

 

スーパーモトのコースは、アスファルトコースにダートセクションを追加する
というタイプが多いのですが、この設計上、ダートセクションの土が
アスファルト上に長く広がってしまうという欠点があります。
アスファルト上に土がひろがったままでは非常にスリッピーとなり清掃が必要です。

 
 
3雨で川
 
 

特に雨の場合は全周に渡って広がってしまいます。
ここエビスサーキットは他よりも長いダートセクションとなっているため※
より一層多くの土がアスファルト上に広がります。

 

※第1ダート、第2ダート、第3ダートと3つ用意されています。

 

が、このエビスサーキットは面白いレースを、スーパーモトらしいレースを、
ということから大変な清掃のコストがかかるにもかかわらず
長いダートセクションが用意されています。

 

とはいうものの、今回は雨の量が多く新しく造りかえられた第3ダートセクションがキャンセルとなりました。

 
 

5コースはヘビーウェット2

 

6梅雨の黒い雲

 
 

■S1 PRO class タイムアタックでPPをとったのはロードレース現役ライダーの#5日浦選手。

ダートセクションが長くまた量の多い雨、

つまりダートセクションはかなりテクニカルな状況です。

 

特に第2ダートは長い直線の後のブレーキングポイントが下りとなっており

またロードタイヤを使うためブレーキングが非常に難しい。

 

モトクロスなどのダート系出身のライダーが有利かと予想されたタイムアタック。

しかしポールポジションをとったのは現役ロードライダーの#5日浦大治朗選手でした。

 

2番手はポイントリーダーの#1森田一輝選手、

3番タイムを出したのは新井マコト選手、この3人がフロントローとなりました。

 

※スタート時の1列目をフロントローと言います。このR3ではフロントローは3人、4番タイムの金子和之選手は2列目の最もアウト側となります。このR3の1コーナーはフルブレーキングでかなり減速しての直角右コーナーです。つまりややアウトから入りたい。この場合、フロントローの最もイン側となる3番タイムはあまりいいスタート位置ではないとも言えます。これはライダーにもよるのでなんとも言えないのですが、4番タイムでもアウト側からスタートする位置を好むこともあります。

 
 

■S1 PRO class Race1 / 勝ったのは#5日浦大治朗選手。

巧みなスタートを決め、ホールショットを奪ったのは

2番グリッドからスタートの#1森田一輝選手でした。

ポールポジションの#5日浦選手をおさえてのホールショットでした。

 

※#1森田イッキ選手はスタートを得意としています。スタートで前に出て、そのまま逃げ切るというパターンも多いです。S1 PRO のスタートはこのような魔術師的なライダーが多いのでスタートは注目です。

 

その#1森田イッキ選手の後ろにはりついたのは#2新井誠選手、
やや離れて3番手についたのが#5日浦大治朗選手となります。

 

2番手につける#2新井マコトはトップの#1森田をプッシュ、

2人は激しく競り合います。

#5日浦は様子を見るかのようにやや距離を置き、その後ろには同じCRFに乗る#4金子和之選手が続きます。

 

このレース1は午前の最後におこなわれるのですが、天候が回復し

ライン上はドライという状況※。しかしダートセクションはウェット、

また、全周に土がひろがっておりコーナーは非常にスリッピー。

 

※走行する熱などでその走行ライン上は早く乾きます。がその1メートルから50センチの乾いたベルトから外れると濡れています。前に出るためには前を行くライダーのラインを外すひつようがあります…つまり濡れたところを走り且つ速く走る必要があるわけです。これ、めちゃくちゃ怖いんですよ。トップライダーですら怖いそうです。でも、そのリスクを負わなければ前に出れないわけです。もしくは、あまり外さなくてもなんとかなる、という場所がパッシングポイントになっていきます。

 

2コーナーでトップ#1森田イッキがリヤタイヤを流してバランスを崩します…

この隙に前に出ようと#2新井がアウトにラインを外し横に出るのですが、

#1森田のRMZが#2新井のFSに接触。

絡み合うようにクラッシュ、マシンが流れていきます。

 

この隙に#5日浦がトップに立ちます。

まるでこれを予想していたかのように、この2人とある程度の距離をとっていた

ように見えました※。

 

※「前の2人とやや距離をとって様子をみていたのは事実です。まさかクラッシュするとは思っていませんでしたが」とレース後、日浦選手は答えています。

 
 

10#5
▲#5日浦ダイジロウ / S.T.F / Honda CRF450R
 

#2新井選手は素早いリスタートに成功しますが、#1森田選手は手間取り順位を落とします。

 

トップにたった#5日浦選手は後続を引き離しそのままチェッカー。

今期初勝利をあげました。

 

2位に入ったのは#2新井マコト選手、

3位には、その#2新井選手と最後の最後までドッグファイトの戦いをみせた#4金子カズユキ選手が入りました。

 
 

11#2
▲#2新井マコト / CPsports Husqvarna長野 / Husqvarna FS450
 

<S1 PRO class Race1 Result>
1/#5日浦大治朗/S.T.F
2/#2新井誠/CPsports Husqvarna長野
3/#4金子和之/IDEMITSU Honda PG Racing
4/#7吉田雄一/TEAM Technix
5/#27金児敏之/Husqvarna長野
6/#3金児伸二/Husqvarna長野

 

※ベストラップタイムは#2新井マコト+FS450の 01’07″462
2番タイムは日浦ダイジロウ+CRF450Rの 01’07″549

 
 

12#4
▲#4金子カズユキ / IDEMITSU Honda PG Racing / Honda CRF450R

 

13#7
▲#7吉田雄一 / TEAM Technix / Honda CRF450R

 

99ドロ
 
 

■S1 PRO class Race2 / #5日浦ベストラップをたたき出し2勝目。

今期よりレース2のスタートはRace1の結果順となりました。

フロントローは#5日浦ダイジロウ、#2新井マコト、#4金子カズユキとならびます。

チャンピオン#1森田は15番グリッドからのスタート。

 

直前のS1 OPEN classのレースで雨となったのですが、この時点ではあがります。

がコースはウェット、全員が前後レインタイヤです。

 

ホールショットは#5日浦が決め、#2新井、#4金子とつづきます。

1コーナーの直角コーナーを曲がり、その直後の2コーナーのヘアピンを立ちあがった時点で

#1森田イッキは中盤手にまで順位を上げます。

 

Lap2 #2新井マコトが転倒し下位に落ちます。
#5日浦、#4金子、#10原島ツヨシ、#7吉田ユウイチ、#27金児トシユキ、#1森田の順となります。
ここですでに#1森田は7番手にまであがってきます。

 

Lap5 #1森田が3番手に。

Lap7 #1森田はついに2番手に上がってきます。トップの#5日浦を狙う位置にまであがります。

 

が、#5日浦も#1森田との距離をつめさせません。

残り3ラップで#1森田がベストラップをたたき出します。

が、その次のラップで#5日浦はそれを上回るタイムをたたき出します。

 

トップでチェッカーを受けたのは#5日浦ダイジロウ、やや距離をあけて#1森田イッキとなりました。

そして驚くことに3位に入ったのは#2新井マコト選手でした。

 
 

20#5勝利のピース
▲Race2も勝利し2勝目をあげた#5日浦ダイジロウ選手。今日のコースで最も注意していたセクションやポイントは何ですか?と聞いてみたところ「第2ダート出口のシケインからの立ち上がり加速ですかね。しっかり加速させることに注意していました」とのこと。実はダートのブレーキングです、とか、スリッピーな路面で(コーナーで)いかにマシンを前に進めるか、かなと思ったんですが違いました。決勝レース中はそのポイントでは見てはいなかったんですが、土曜のセットアップ走行では見ていて、その初期加速に驚いていたんです。透明な誰かがマシンを引っ張っているかのように、ギュンと加速するんです。この出口にはシケインが設けられていて、ほぼ 0km/hというほどにまで速度を落としてからの加速。この先は長い裏ストレートで後半は上りになります。シケイン出口でバンクさせたマシンをしっかり起こし垂直にしてからの加速。ある意味ではアクセルを開けるのが#1森田選手や#2新井選手より遅いかも・・・
 

<S1 PRO class Race2 Result>
1/#5日浦大治朗/S.T.F
2/#1森田一輝/SRF&FTR
3/#2新井誠/CPsports Husqvarna長野
4/#4金子和之/IDEMITSU Honda PG Racing
5/#10原島剛/ハラツヨ★ワークス+PETRONAS
6/#7吉田雄一/TEAM Technix

 
 

21#1ダート
▲15番グリッドから追上げ2位に食い込んだ#1森田イッキ選手。「第2ダートでラインを外し、そこでパスし順位を上げていきました」とイッキ選手。
 

22#10
▲5位に入った#10原島ツヨシ選手。総合でも5位に入り、R3を終わってポイントランキングは3位。今年注目の選手です。
 

23#27トシ
▲#27金児トシユキ選手。過酷な状況でベテランらしい強さを見せ、Race1/5位、Race2/7位で総合6位に入った。
 

次は S1 OPEN class と S2 classのレポになります。

少々おまちください。

 

てか、レポが遅くなってすいません!

 
 

タイトルB
 
 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
質問ご意などお気軽にこのアドレスへ→ kondo@kondo-design.jp
KRAZyは情報の無料発信にこだわっています。発行責任者:近藤正之
KONDO design / 近藤正之
KONDO designは 広告企画と制作が主な仕事です。時には商品企画なども行ないます。Panasonic、TOYOTA、Suntory、Sapporo Beer、Asahi、ANA、としまえん、ミツカン、Loft、Monster Energy、日本生命、JT日本たばこ、クリニーク、コカ・コーラ社などを担当。工業デザインではヤマハ楽器+小室哲哉のオリジナルピアノのデザインも。
KRAZy(クレイジー)はグッズ販売によって活動資金を得ています。できるだけ広告収益の比率をさげるためです。広告業をなりわいとしているからこそ、広告出稿によるその影響力を知っています。できるだけレポート内容を自由に書けるようにするための工夫です。無料メディアでありながらも広告クライアントからの影響を受けたくないと考えています。

OTHER POST

Loading...