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2018.06.26

Supermoto Japan R3 Fukusima レポ その1 / S1 PRO class

#1イッキwithマコト

 
 

■Supermoto Japan R3 Fukusima レポ その1 / S1 PRO class

 

梅雨の始まったばかりの6月9-10日の土日、福島二本松のエビスサーキットでスーパーモト ジャパン Round3 が開催されました。

 

梅雨入りしたばかりの天候はゆれやすく、土曜日はなんとか雨はなく晴れ時々曇り、決勝レースの行なわれる日曜は午後から崩れるという予報。

 

「午前はなんとか曇りのまま持って、エリア、S2、S1 OPENまでは大丈夫では・・・S1 PROのレース2が雨になる?」というのがもっぱらの予想でした。レースで最も大変なのが、レインタイヤ(雨仕様)でいくのかスリックタイヤ(ドライ仕様)でいくのかが揺れ動くことです。

 
 
 

#1マシン2

 
 

■ドリフトの世界的な聖地、エビスサーキット。

 

このエビスサ=ーキットはドリフトの聖地です。世界のドリフトファンやトップドライバーを目指すドライバーが集ってきます。このサーキットの代表の熊久保氏がドリフトの元チャンピオンであり、またドリフト専用のコースがあるためです。

 

このエビスサーキットは新しいモータースポーツを応援してきたという歴史があります。FMXやスーパーモタード(この頃の呼び方)もまだメジャーではない頃から、応援、協力してもらっています。このエビスサーキットは新しいことを積極的に取り入れるという文化があります。

 

今回もそれがコースデザインに現れていました。非常に長い第1ダートとバンクとジャンプの第2ダートがこのR3のために用意されました。

 
 
 

4ダート#6ケイト
▲第1ダートを全開で試走する#6阿部ケイト選手。ロードで活躍中の選手ですが、ダートも全く苦にしません。うしろ得意というくらいです。チームノリックの若手ライダーです。この第1ダートは土曜の午後危険ということからシケインが設けられた。
 

 
 
 

5ダート#15金子カズ
▲第2ダートの様子を見る#15金子カズユキ選手。この後、バンクコーナーがあり、そこを脱出するとすぐにジャンプが。
 

 
 
 

#1イッキ若いチームメイトに

 
 

■決勝当日は朝から雨。タイムアタックPPは#2マコト選手、2番手に#29ケミン選手

 

しかし、決勝レースの行なわれる日曜日は朝から霧雨。S1 PRO のタイムアタックもウェットのなか行なわれます。

 

ポールポジションを獲ったのは#2新井マコト選手。
2番グリッドは#29ケミン・クボ選手。#29ケミン選手は全日本ロードレースJ-GP2※で活躍しているタイランドの選手です。
3番グリッドはポイントリーダー#1森田イッキ選手となりました。雨もこのエビスも勝率の高い#1森田選手、マシンも仕上がってきたここで勝っていおきたいところです。そう、今シーズンはまだ勝利はありません。昨年も初勝利はこのエビスでした。

 

※ケミン・クボ選手:ケミンが名前、クボが名字。クボ?日系?と勘違いされることがあるようですが、タイランドの選手です。今年はJ-GP2に参戦中で、現在日本のレースで修行中です。JRRの開幕では猛烈な追い上げをみせ2位に入っています。豪快なライディングが特徴。スーパーモトジャパンにはロードレースの練習として数年前から参戦中。エリア(地方選手権)の頃からその速さは注目されていました。陽気でひとなつっこい性格、レースの直前でもニコニコ。
 
 
 

イッキとマコト

 
 

■S1 PRO class / Race1

 

レース1に勝ったのは#1森田イッキ選手でした。

 

#1森田選手は珍しくスタートに失敗しますが、そこから周囲とは全く違う速さで追上げます。レース終盤、トップを走る#2新井選手をとらえるとあっさり前に。タイムアタックでは3番タイムだったのが信じられない速さ。#2新井マコト選手は奪われたトップを取り返すために#1森田選手を捕まえておかなければならないのですが、やや難しい。
#1森田選手はそのままトップを守りきってチェッカー。今期初勝利をあげます。

 

タイムアタック2番タイムの#29ケミン選手はサイティングラップで転倒し、ピットスタート。トップ争いに参加できないままとなってしました。残念です。

 

■Race1 Result

1/ #1森田一輝 / RM-Z450
2/ #2新井誠 / FS450
3/ #17佐藤友之 / RM-Z450
4/ #4吉田雄一 / CRF450R
5/ #15金子和之 / CRF450R
6/ #3金児伸二 / FS450

 
 
 

#1イッキwithマコト
▲タイムアタックではなにかトラブルがあってベストアタックしていなかったから3番タイムだったのでしょうか。もしくはなにか作戦?決勝レースでは圧倒的な速さを見せた#1森田イッキ選手+RM-Z+BS。

 
 

■S1 PRO class / Race2

 

ホールショットを決めたのはPPスタートの#2新井マコト選手。

 

2番手につけたのは雨を得意とする#4吉田ユウイチ選手、そこに続いたのは#17佐藤トモユキ選手、そして#1森田イッキ選手となります。2番グリッドからスタートの#29ケミンはスタートミスで出遅れます※。

 

#1森田イッキ選手はラップを重ねるごとに順位をあげ、レース中盤、#2新井マコト選手を捉えついにトップに立ちます。そこから#1森田選手は逃げに入り#2新井選手を引き離します。

 

最終ラップ、ダートセクションで周回遅れに絡みこのトップ2人ともにクラッシュ!?と思わせたものの、森田選手はトップを守ったままトップでチェッカー。レース1につづいての今期2勝目となりました。

 
※レース1もレース2もグリッド順は同じ。タイアタックの順となります。
 
 

#1イッキwithマコト
▲ポールポジションを得て序盤はトップに立った#2新井マコト選手。
 
 

■Race2 Result

1/ #1森田一輝 / RM-Z450
2/ #2新井誠 / FS450
3/ #4吉田雄一 / CRF450R
4/ #17佐藤友之 / RM-Z450
5/ #3金児伸二 / FS450
6/ #29Meminth Kubo / YZ450F

 

■S1 PRO class 総合Result

1/ #1森田一輝 / RM-Z450
2/ #2新井誠 / FS450
3/ #4吉田雄一 / CRF450R
4/ #17佐藤友之 / RM-Z450
5/ #3金児伸二 / FS450
6/ #29Meminth Kubo / YZ450F

 
 
 

10#4ダート2
▲レース1/4位、レース2/3位、総合3位を得たのは#4吉田ユウイチ選手。#4吉田選手はとても小柄な選手です、ダートでは足がつかないくらい。あえて雨のなかでダート練習(17インチマシンのまま)も行なっているそう。練習はうそをつかないってことですかね。全戦参戦できていないため、ポイントランキングは現在4位(R2広島は欠場)。

 
 

■S1 PRO class シリーズポイントランキング

1/ #1森田一輝 / RM-Z450 / 106pt
2/ #2新井誠 / FS450 / 74pt
3/ #17佐藤友之 / RM-Z450 / 69pt
4/ #3金児伸二 / FS450 / 63pt
5/ #15金子和之 / CRF450R / 54pt
6/ #11川留健一 / RM-Z450 / 43pt

 

上位6位までにSRF宮城&FTRが3人入っていますねー。

 

モトクロスマシンの450ccの多くがこのスーパーモトで使われていると言われています。モトクロスでは、今ほとんど使われていません。IA-1か、IB-OPENで450ccを使うわけですが、IA-1は全国で十数人であり(うち数人がファクトリー)、またIB-OPENでは450ccのマシンを使う選手はほぼいないためです。

 
 
 

#1イッキwithマコト
▲#17佐藤トモユキ+RM-Z450。森田イッキ選手と同じチームSRF宮城&FTRに所属。S1 PRO classルーキーながら、レース1では3位に入ります。マシンはどうやら昨年の森田イッキの本番車のようです。ある意味、完全に仕上がったマシンです。総合でも4位に入っています。

 

 
 
 

#29ケミン
▲#29はケメン・クボ選手。全日本ロードレースJ-GP2で活躍中です。J-GP2の開幕では猛烈な追上げを見せ話題となりました。ライディングフォームがかわりました。まだ若いですから身体が出来上がりつつある途中?筋力がついてきているのもあるのかなぁ。全く違うフォームに。

 

 
 
 

#1イッキwithマコト
▲後輩の佐藤トモユキ選手と話をする#1森田イッキ選手。土曜のセットアップ走行前にコースを指さしながら話をしていました。こういうことが佐藤トモユキ選手の好成績に繋がっているのかもしれません。2017年チャンピオンの#1森田選手は海外からも注目されています。オーストラリアで開催されるスーパーモト選手権からも招待されています。

 

 
 
 

#1イッキ若いチームメイトに
▲CP sports(シーピースポーツ)の小布施監督。#2新井マコト選手の所属するのがこのCP sports。ライディング論やマシン製作もこの小布施監督が。あのYassyこと松本選手もこのCPsports所属でした。 現在このトップクラスのS1 PROはモトクロスで育ったベテラン#1森田選手と、スーパーモトで育った若手の#2新井選手と戦いになっています。
 

 
 
 

オガ
▲#1森田イッキ選手の所属するチームの福田監督。監督と言っていいのかどうかわからないですが、マシンを製作しているのがこのFTR(フクダテクニカ レーシング)の福田さんです。現在このトップクラスのS1 PROはモトクロスで育ったベテラン#1森田選手と、スーパーモトで育った若手の#2新井選手と戦いになっています。つまり、この福田さんと先のCP sportsの小布施(オブセ)さんの戦いでもあるわけです。マシンの作り方も戦い方もチームによって全く違います。
 

 
 
 

#1イッキ若いチームメイトに
▲タイムアタックに並ぶマシン。タイムアタックは車両のならんだ順となります。タイムアタックで良いタイムを出すためには前を走るマシンがいないほうがいいわけです(速い選手にヒッぱってもらって良いタイムを出すというのもあるけど)。なので、タイムアタック前からマシンを並べたりするのです。そのためにはマシン整備やいろいろの作業を早めに終えておく必要もあります。

 

 
 
 

#1マシン1
▲#1Morita Ikki / SUZUKI RM-Z450 2018 SUPERMOTO / SRF宮城&FTR。特徴的なマシンです。まずフロントが非常に下がっています(逆に言うとリアがあがっています)。 サイレンサーがリヤの太いタイヤに接触するため、後方に逃がしてあります。

 

 
 
 
イッキとマコト
▲イエローのマシンとゴールドのマルケジーニホイールの組み合わせが美しいです。マルケジーニホイールは鍛造という製法で造られています。非常に強いのですが、多少のゆがみも引き受けてくれる。歪むことで割れることを防ぎます。強い=固いとなることが多いわけですが、固いものは壊れやすいという欠点があります。鍛造ではこれを両立させています。スーパーモトでマルケジーニが多く使われるのは、この高い性能のためです。

 

 
 
 
イッキとマコト▲オーストラリアのスーパーモト選手権に森田選手が出るとしたら、当然マシンはRM-Z。出てほしいですね。コースは公道と、公園に設けられたながく高速ジャンプのダートセクション、コーナリングで差が出るがようなコーナーの無いコースデザインです。とにかくダートセクションがハード。多くのお客様もそこを見ています。ダートの国なんですよね。

 
 

次はS1 OPENとS2クラスです。遅くなってすいません。
 
 
 

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