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2017.07.07

Supermoto Japan R4 広島 レースレポ Part1 / S1 PRO

青い空
 
 
■Supermoto Japan R4 広島 レースレポ Part1 / S1 PRO

 

 7月の第1周の1日-2日、全日本スーパーモトチャンピオンシップ SUPERMOTO JAPAN のRound4広島が開催されました。
 会場は広島の安芸高田にあるTSタカタサーキットです。7月のアタマという梅雨まっさかりにもかかわらず、なんと雨に当たらない2日間となりました。

 
 
 
夏の花

 

 雨に当たらないというより、むしろ好天。雲はあるもののときおり日射しのある空模様。しかし、このTSタカタサーキットの特徴のような気がしているのですが、非常に蒸した2日間でした。
 これはライダーにとってはかなりきつい。スタート前の5分ですらきつい。熱せられたアスファルトからの熱、エンジンの熱、またレーシングウェアは革製ですからこれも暑い(むしろ熱い)のです。

 
 
 
#1ヒート2

 

TSタカタサーキット

 TSタカタサーキットはスーパーモトジャパンのなかでは高速・中速コーナーの多いコースです(下図)。この図は上が北、下が南。この北に延びる2つのツノのような部分がありますが、どちらも侵入は下り。向きを変えたあたりから登り始め、脱出部分から登りになります。そう、コーナー侵入ブレーキングがポイント。上手くすればここはパッシングポイントに。

 

 ただしコース幅が広く無いのでベストライン以外に走行ラインを作るのが難しい(ようです。実は本気でモタード車輛でここを走ったことが無いので厳密にはわかりません・・・汗)。

 
 
 

暑いミッキー

 
 
ダートセクション
 ダートセクションは例年ややハードで観ごたえのあるコースデザインなのですが、今年はややひかえめなデザインになっていました(何かあったのかなぁ。施設側からコースに土が出ないようにしてほしいとかそういうことでしょうか?なら梅雨にやることはないよなぁ・・・うーん)。

 

 もともとアスファルト用のスリックタイヤを履いているので、ダートではあまりグリップしません。また、アスファルトに土が出ない工夫だったり、雨のときドロドロにならないよう砂利がダートに撒かれることがあります。これがまたとてつもなくグリップしません。パチンコ球が撒かれた上を走るようなものだからです。今回もこの砂利がダートにありました(前ラウンドの福島でも一部にありました)。

 

 ダートセクションのよいデザインとは、観る側からは「難しそう」もしくは「スピード感ある」または「激しい」、しかしライダーからは「難しくない」というモノだそうです。AMAのスーパーモトのダートセクションは一見はげしそうですが、飛びやすくなっているそうです(飛距離も高さもあるのは当然ですが)。そもそもグリップがよいそうです。ブラックマークすらつくそうです。AMA SUPERMOTOに参戦していた佐合キヨシ選手から聞きました。
 
 
 

少年

 

開催クラス(全日本)

●S1 PRO class
日本のスーパーモト最高峰クラス。車輛は450ccのレース用マシンを使用。
S2、S1 PRO classで好成績を残すとこのPROに昇格できます。
Suzuki RM-Z450、Husqvarna FS450他

●S1 OPEN class
排気量無制限のクラス。600ccでも700ccでもOK。
主に450ccのレース用マシンを使用します。
Yamaha YZ450F、KTM690SMC-R、XR600他
 

●S2 class
250ccのレース用車輛を使っています。
Honda CRF250R、Kawasaki KX250F他 
   
 
 
スーパーモト車輛
 車輛はモトクロス用レースマシンを使い、そこにアスファルトセクションでのタイムアップを考え、アスファルトでのグリップのよいレーシングスリックタイヤを使います。
 なのでホイールは17インチ(フロントは16.5インチや16インチを使うことも)となり、モトクロス車輛に比べタイヤの径が小さくなります。
 モトクロス用の車輛を使うのは、ダートセクションにあるジャンプやフープス(小さなコブが連続するセクション)を走破するためです。そのため、ロードレース車輛に比べサスペンションはストロークが大きめになります。
       
 
 
 

モンスター缶
 
 

今回もこの全日本戦に加え、エントリークラスの地方選(エリアクラスと呼ばれます)も行なわれました。

開催クラス(エリア)

●S1 OPEN class
排気量無制限のクラス。600ccでも700ccでもOK。
主に450ccのレース用マシンを使用します。
Yamaha YZ450F、KTM690スーパーモト、XR600他
 
●S2 class
250ccのレース用車輛を使っています。
Honda CRF250R、Kawasaki KX250F他 
 
●S3 class
市販公道車250ccと、レースマシンは2ストは85cc、4ストは150ccになります。
WR250X、KLX250、CRF250LやM、RM85、CRF150Rなどです。
       
 
 
 

モンスター缶

 

 先ほども書きましたが、このR4は非常に蒸し暑くなりました。気温も高く30度近かったのではなかったのではないでしょうか。ライダーにとっては非常にキツイです。とにかく体温を下げることが大切になります。
 プールを用意し走行後に浸かったりする選手もいるほどです。

 
 
 

扇風機

 

■タイムアタック
■予選レース
■決勝レース
と1日で3回の走行があります。決勝までに体力を使い切らないようにしなければなりません。

 

あ、S1 PRO classは
■タイムアタック
■決勝レース1
■決勝レース2
と予選がないかわりに、決勝レースが2回行われます。この2レースのポイントが加算されます。

 
 
 

スリップダウン

 

 スーパーモトだけではないんですが、バイクレースは非常に体力を使います。走るのはバイクであり、ライダーはアクセル操作のみで何もしていないように見えます・・・。

 

 が、実はハイパワーで暴れるマシンを押さえ込んだり、急加速や急減速で身体にかかるGを筋力で支えたりするために、かなりの体力を使います。また、脳もフル回転し、緊張もしています。カロリー消費も大きいのではないでしょうか。

 
 
 

青い空
 
 

 
 
 

#1ヒート2
 
 
S1 PRO class

■タイムアタック
 ポールポジション #2新井マコト 1’02″600
 2番グリッド #1森田イッキ 1’02″830
 3番グリッド #3城取リョウ 1’04″518
 4番グリッド #13原島ツヨシ 1’04″714 
 ここまでがフロントーです
 5番グリッド #10川上ヨシフミ 1’04″805 は2列目・・・とつづきます。

 
 ポールポジションを得たのは#2新井マコト選手でした。2番手は#1森田イッキ選手。驚きは#3城取リョウ選手が3番タイムを出したことです。

 

 #3城取リョウ選手は、経済的理由から今年参戦していませんでした。今回はスポットでの参戦です。にもかかわらず、3番タイムをたたき出しました。#3城取選手はまだ10代、#2新井選手より若くひとつ下です。

 

 4番グリッドにはロード系の#13原島ツヨシ選手が入ります。
 
 
 
 
 
9#3
 
 
Race1 勝ったのは#2新井マコト

 ホールショットを決めたのは3番グリッドスタートの#3城取リョウ選手でした。#1森田イッキ選手はかなりスタートが上手いのですが、それを上回る#3城取リョウ選手でした。

 1から2コーナーを抜けた並びは#3城取リョウ、#2新井マコト、#1森田イッキ、#13原島ツヨシとなります。
 
 
 
プリント
 
 

 序盤、ペースが上がらなかったのか、3番手につけていた#1森田が1コーナーでアウトから#2新井にかぶせます。上手く行けばトップの#3城取リョウ選手までパスに成功するか。と思わせました。
 が、オーバースピードだったのかフロントタイヤからスリップダウン・・・。優勝候補のひとりがここで消えます。

 

 その後、2番手の#2新井マコト選手がトップを奪うといっきにペースアップ。前日のセットアップ走行でも周囲を驚かせたキレた走りでそのままチェッカー。まず1勝をあげます。

 

2位に入ったのはスポットで参戦した#3城取リョウ選手でした。

 
 
 
プリント
 
 

 #2新井マコト選手は前日のラストの走行でキレた走りを見せつけました。みていた周囲を驚かすような走りです。このコースは昨年もその前もいい成績が出せていて、「いいイメージしかないっすよ」とのこと。レース2も期待です。
 
 
 
#2スライド
12 
 
 2位に入った城取リョウ選手。あ、シロトリと読みます。伊那サーキットのすぐ近くで育ち、あのサーキットをホームコースにしていました。某有名ロードレースチームから誘いがあったそう。でもモタードやりたいからと断ったとか・・・。

 

 ものすごく毒舌キャラでヤンチャ(笑。なんですが、実は走りは基本に忠実。マシンを暴れさせずしっかりトラクションを稼いで車体を前に前に送るように乗ります。あの金児リュータ選手が師匠で、その金児選手が現れると急にマジメになります(笑。今年春に高校を卒業したばかりです。

 
 
 
#2スライド
 
 

 3位に入ったのはS1 PRO2年目の#13原島ツヨシ選手。ロード系のライダーです。「スタートが4番グリッド、それだけで緊張してた(笑。3位は素直にうれしいっす!」

 
 

S1 PRO ヒート1結果
 1/#2新井マコト Husqvarna FS450 CPsports Husqvarna長野
 2/#3城取リョウ Husqvarna FS450 Husqvarna長野
 3/#13原島ツヨシ Honda CRF450R ハラツヨ☆ワークス+PETORONAS
 4/#6古川カズヨシ Honda CRF450R KAZU☆CRAFT+AMSOIL+DAYTONA
 5/#17川留ケンイチ Honda CRF450R Madfish Racing GTオート ブラム
 6/#7金児トシユキ Husqvarna FS450 Husqvarna長野 owner711

 
 
 

#1ヒート2
 
 

 
 
 
 
#2光
 
 
Race2は#1森田イッキが勝利!

 ホールショットは今回も#3城取選手が奪います。3番グリッドから2回続けてのホールショットはすごい。
 ここで前に出れることは、大きく有利になります。特にここは1コーナーは左、つづく2コーナーは低速での右と、混雑に巻き込まれる可能性が高く、2つ3つの順位を落とすことはよくあります。ひどい場合は他ライダーの転倒に巻き込まれることもあります。
 
 

 しかし2コーナーで#1森田イッキ選手が巧みなラインどりでトップを奪います。1コーナーは左、直後の2コーナーは右。なので1コーナーをアウトからかぶせて入り、ブレーキングを遅らせることで2コーナーはインに入りつつ前に出ます。

 
 
#1草原
15 
 
 #1森田イッキ選手は逃げ切りにはります。追うのは#2新井選手。今年はこの2人の戦いです。
 追いかける#2新井選手。しかしダート出口のタイヤバリヤに当たりクラッシュ。下位に落ちます。これでレースは#1森田が主導権を握ります。
 #2新井に代わって#1森田を追ったのは、#3城取リョウ選手。ですが、森田の背中を捕まえるほどのスピードはありません。
 
 そのまま#1森田が逃げ切ってのRace2勝利。2位には今回も#3城取リョウが入りました。#2新井はそのクラッシュでリズムが狂ったンでしょうか。トップ森田を追いかけるのですが3−4度のスリップダウンを繰り返し空回り・・・10位でのフィニッシュとなりました。
 
 
#1草原
 
 
 3位に入ったのは熊本Dune★moto代表の#10川上ヨシフミ選手でした。5番グリッドからのスタートで巧みに4番手にあがり、2位の#3城取の背中にもう少しで手がかかる、のですがもう一歩届かず3位。Round2熊本に続いての表彰台です(R3福島には参戦していません)。
 
 
S1 PRO ヒート2結果
 1/#1森田イッキ Suzuki RMZ450 SRF宮城+FTR
 2/#3城取リョウ Husqvarna FS450 CPsports Husqvarna長野
 3/#10川上ヨシフミ Honda CRF450R Dune★Moto&LEDサービス
 4/#18森田ナオキ Yamaha YZ450F Teamケンズパワー+桶川スポーツランド
 5/#17川留ケンイチ Honda CRF450R Madfish Racing GTオート ブラム
 6/#7金児トシユキ Husqvarna FS450 Husqvarna長野 owner71

 
 
 
#13ハラツヨ2
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 Race1で3位に入ったハラツヨこと#13原島ツヨシ選手。関東在住、桶川スポーツランドがホームコースです。関東のみなさーん、マシンやライディングでわからないことがあれば気さくな選手ですから、どんどん質問しちゃいましょう。
 
 
 
 
#10コーナー
18 
 

 Race2で3位に入った#10川上ヨシフミ選手。熊本市内でDune★Motoというバイクショップの代表です。モタードだけではなく、モトクロスやロードもやっています。熊本を代表するバイクショップです。

 

 今回も多くのチーム員での多数参戦です(約10人くらい?)。スーパーモトはこういう方々の努力でここまで来たんでしょうね。この川上選手は3位に食い込んだ以上にすばらしい選手だなぁと感じています。

 
 
 
つづく、つづく。
  次のレポは S1 OPENと S2 classです。
 
 
 

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発行責任者:近藤正之

 

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