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2017.11.07

Supermoto Japan R7 R8 豪雨のなかのレース / S1 pro class

プリント

 
 

Supermoto Japan R7 R8 豪雨のなかのレース / S1 pro class

10月21日-22日の2日間にわたり スーパーモトジャパン Round7とR8が 開催されました。

9月のR7が台風で延期となり、このR8の前日の土曜日の開催となりました。

2連戦です。

チームやライダーにとってはかなりきついのですが、愛知のお客様からすると2ラウンド続けて観ることのできる大チャンスです。

 

なのですが、再び台風に見舞われたこの2日間という・・・。

 
 

とくにR8の日曜は激しい雨。雨粒は大きく、まるで雹(ヒョウ)が降っているような雨、雨量も多くコースには川や池ができるような状態となってしまいました。多くの選手がハイドロで転倒クラッシュ。

 
 
 

タイヤ販売

 
 

スーパーモトではその特徴でもあるダートセクションがあります、
がこの雨でショートカットされました。そのダートセクションの土は粘度のような細かさ。ホームストレートのアスファルト部分にもこのダートが運ばれ広がります。

 

これが実は非常に滑ります。見た目にはわからないのですが、薄く茶に染まった部分はほぼグリップしません。これがレースを面白くします。このひどい状況でいかにタイヤをグリップさせるのかが結果につながります。

 
 
 
 

タイヤのどろしぶき
 
 
ウェットのなかでも難しいコンディションの2日間。乾いたり、豪雨で大きな池ができたり
基本的には雨の2日間だったのですが、土曜日の朝から降った雨も午前中最後のレース1は路面が乾きつつありました。タイヤはレインを使う必要があるくらいにウェットなのですが、部分的には乾いているという・・・レインタイヤで乾いたアスファルトというのも実はあまりグリップしません。見た目以上に非常に難しいコンディションとなります。
 

乾き始めた路面での高速域からのフルブレーキング、これはかなり不安定。またそこからブレーキを残したままコーナリングに入る際にも大きなGがタイヤにかかるのですが、そこでもグリップが不足します。またラインによっては路面にダートが残っている部分もあるという・・・。

 
 

そして2日目のR8は豪雨でヘビーウェット。あちこちに川や水たまり(というか深さが10cmくらいあり、池に近いかも)ができてしまいます。前も見えないくらいの雨となりました。

 
 
 
2日浦といっき

 
 

ダートセクションは見た目以上に長い。ホームストレートもダートセクション
またダートセクションはぬかるみ、いわゆるチョコレート工場となりました。
自分は取材では、底に歯のある登山用のブーツで歩いているのですが(※)それでもツルン!といきます。あやうくカメラを泥のなかに突っ込むところでした(汗。

 
ダートセクションそのものは短いのですがここをいかにスムーズに曲がり、そこからアスファルトセクションに戻った際、土のついたタイヤでヘアピンを無駄なく曲がり、またロスなく加速できるか。が全体のタイムに大きく影響します。

 

ダートセクションそのものは50メーター弱ほどですが、実はその後のホームストレートからまたその終わりの1コーナー侵入のブレーキングにまで影響します。そういう意味では見た目以上にダートセクションは長いわけです。
こういうのもレース中にMCの方がひとこと言ってくれると観てる方も面白くなるんだけど。

 

(でも今回のMCの方はわかりやすかったですね!上手かったなぁー!レースがいつもとは違うモノになったように感じました。それくらい違う。レース前にライダーに取材してたし)。

 

※底が固くしならないほうが長い距離を歩けるのだそうです。もともとはエンデューロ取材時山のなかを歩くため使っていたのですが、これがなかなか疲れない。なので他でも使うように。多少重さはあるのかもしれないンだけど、ホントーに疲れません。

 
 
 

タイヤのどろしぶき

 
 

なので全体にスリップダウンも多く順位の入れ替わりがはげしい・・・とても見応えありました。

 

レース中にライダーもミスはするんだと思います。勝つためにはそのミスをいかに最少限に抑えるか、なんだと思います。が、こういうヘビーウェットな状態だと小さなミスも大きなミス、というか取り返しのつかないミスにつながることが多くなります。

 

レースでは基本的にはタイヤは滑っています、それをライダーが微妙にコントロールしながら走らせています。がこの状況だと、そのままスリップダウンにつながることが多いんです。

 

あ、レインタイヤを公道で使うというお話を聞いたことがあります・・・が、基本的にはすぐ減るのでもったいないのもあるけど、かなり危険みたいですよー。

 
 
 

 
1表紙
▲レインタイヤの大安売り!安いにもほどがある ってくらい安いけど・・・C.G.ファントムさん

 
 

 
 

 
 
 

 
3日浦

 
 

ベテラン#1森田イッキ選手の上手さ。
黄色のマシンのRMZと言えば仙台の#1森田イッキ選手。
シリーズポイントでは4ポイント差でトップを追う側にいます。昨年のチャンピオンです。超ベテランのスーパーモトライダーで、元々はモトクロスのIAクラス(※)のライダー。このようなチョコレート工場となったダートも苦にしません。

 

雨も比較的得意じゃないでしょうか・・・。森田と言えばタイヤはBSです、そのBSのスーパーモト用レインは非常に評判がいい。ライダー間ではBSのタイヤでなければ雨では勝てないと言われたこともあるくらい(いろいろあるので、書いたことはないけど、実はそうなんですよ・・・)。
 
 
 

 
3日浦

 
 
タイムアタックでトップタイムを出したのは #5吉田雄一選手でした。R6の雨のSUGOでも勝利し、雨での速さは実証済み。この雨でもタイムアタックでその力を見せます。
 
が、レース1ではスタートでミス(先にも書きましたがホームコース上にダートが残っているんですが、この1番グリッドは少し多めに残っており、グリップがなかった様子)。#1森田イッキ選手が前に出ます。
 

 
 

 
3日浦

 
 
その森田をパスしトップに立ったのは #25日浦大治朗選手。しかしその直後にスリップダウン。下位にさがります。その後#1森田選手の後ろには #11高山ナオト、#2新井マコトと変わります。その後ろも#5吉田、#45三苫ススム(スポット参戦)に#26大樂タツヤ選手などが。
#26大樂タツヤ選手は07年のチャンピオンです、その後ロードに転向し、ひさびさの参戦となりました。マシンはC.G.ファントムの用意したホンダです。
 
大樂選手と言えばKTMのイメージがある方には不思議な感じがするかもしれませんね。
 

後ろは大きく変わるのですが#1森田選手のトップに変化はありません。終盤雨がふたたび戻ってきて追う側は変化していきます。が森田選手はその位置を守りきりそのままチェッカー!過酷なサバイバル戦に勝ち残りました。
 
 
 
イッキ3ダート
▲レ=ス2を大逆転で勝利した#1森田選手。Round7-8で4レースのなか、土曜日の2レースをまず勝利!チャンピオンが見えて来た。
 
 
午後のレース2のトップに立ったのは#5吉田ユウイチ選手。追うのは#1森田選手。
最終前ラップのダートで#1森田選手が#5吉田選手のパスに成功、トップに立ちます。「やるならココと決めていました。吉田選手がミスをしたので躊躇せず狙いました!」と#1森田選手。
そのままチェッカー。土曜日を連勝します。4レースのうち2レースにまずは勝利。
 
 
 

 
1表紙

 
 
JSB1000で活躍中の#25日浦大治朗がみせました。
ロードレース最高峰のJSB1000クラスで活躍中の日浦大治朗選手。レーストレーニングのためにスーパーモトをやっているそう。
その#25日浦大治朗選手が日曜日のRound8のレース2で見せます。
 
トップに立った#1森田を追い2番手につけます、
と、なんと得意なダートで#1森田がミス。その隙に#25日浦がトップへ。
 
そのままフィニッシュとなり、参戦2ラウンド目で最高峰クラスのS1 pro classで勝利しました。
今ヤマハファクトリーでロードレースを戦い、また世界でも活躍する野左根選手でもこのクラスの1勝には数年かかっています。moto-gpでも活躍し、250の世界チャンピオンの青山博一選手も勝ったことはありません。
いめでとうございます。
 
あの雨の中でのブレーキングがすばらしいんですよ、10メートル程度の差は1コーナー侵入のブレーキングで横に並べるくらい。
 
 

 
イッキ3ダート

 
 

#2新井マコト選手はR6終了時点でシリーズポイントトップ。そのなかでこのR7-8の連戦を迎えたのですが雨のなかでのタイムアタックでタイムを出せません。土曜のR7は5番手、日曜は4番手。追上げを求められる展開に。そのなか、#1森田は確実に走り3勝、#25日浦はこの雨を味方につけ1勝を上げました。

 
とは言えR7を2位3位、R8は5位2位とまとめ、60ポイントを獲得。
結果的には全4レースをまとめた感じとなり、4ポイント差がついたものの2位につけています。
 
 
 

 
4#5吉田トップ
▲R7 レース2でトップを走る#5吉田ユウイチ選手+CRF450R(チームTechnix)
 
 
土曜のR7タイムアタックでトップタイムを出しポールポジションを獲得。雨での速さを実証しました。
レースも午後のレース2では2位に食い込んでいます。
R8も2位3位に入っています。

 

雨の日こそダート練習にいくそうです。タイヤはこの17インチのままで行なうんだそう。この1週間前の週末の台風も、練習にあてたそうです。1周できなくてもいいからやるそうです。

 

吉田ユウイチ選手はかなり小柄です。ダートは足がつきにくいのでかなり不利。でも練習することで克服しているそうです。『小柄ながらもダートを不利にしないテクニック紹介』なんて企画もいいかもですね!
 
 
 
ミトマ_ドロダート

 
 
スポット参戦の#45三苫ススム選手。3位、7位、4位、4位の結果に満足はない様子。

 
 
 

 
4#5吉田トップ

 
 

 
 
 

 
ミトマ_ドロダート

 
 
表彰台の常連となってきた#7金児トシユキ選手。6位、9位、6位、7位の結果
総合では6位に入りました。
 
「旧型だけどこのハスクバーナはマシン的な不安が全くないので、自分の走りに集中できるのは本当にありがたいです。それが結果にでてきていると思います。」
 
 
 
3日浦

 
 

#26のホンダは大樂タツヤ選手。10年ぶりとなる参戦です。C.G.ファントムさんが用意したマシンで戦いました。それにしても慣れないマシンでこの結果はすごいなぁ・・・。

 

土曜日は4位、4位、日曜日は攻め過ぎでクラッシュとなり12位、16位と下位に落ちますが、あくまでもトップを目指す走りの結果の下位。

 
今回写真を撮っていて思い出したんだけど、どこで撮っても絵になるんですよね、タツヤ選手は。それがいいかどうかはベツ問題かもしれませんが。
例えば佐合選手。彼はスムーズにマシンを運びます、なので身体もリラックスしている。そのせいか、ゆっくりと流しているように見えるんですよね。
対照的な2人です。
 
 
 
 
 
Round7 Round8 のMVPは
あ、今回のMVPはいろいろ候補があって、ものすごくなやんだけど、長野のハルちゃんでーす!(←すいません、正しくはチーム・ハスクバーナのはるかさんでした ご指摘ありがとうございます)
あの美浜サーキット周辺の知多半島観光ガイドを作ってくれたのがこのハルちゃん、アレ作るのって、ものすごーく大変なんですよ。KRAZyの前のMOTO1 Free Paperでも2−3ラウンドを創ったことあるけど本当に大変!それを何の報酬も期待せず、ただ観に来るお客様がひとりでも増えたらいいな、レース関係者の方がひとりでも楽しめて、またこの地域にお金が落ちたらいいなー、という思いから作ったんだって。
これです。
↓ ↓ ↓
 
ハルちゃん美浜観光マップ 2
ちなみに今週の千葉ラウンド 茂原ツインサーキット周辺の情報をまとめたのもあるんですよ。今日facebookで見ました。OKもらえたらKRAZyにも紹介させていただきます。

 
 
 

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発行責任者:近藤正之

 

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