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2017.08.10

Supermoto Japan R5 世羅広島 S1 PRO / その1

#1
 
 

■MFJ全日本スーパーモト選手権 Supermoto Japan Rd.5 世羅 S1 PRO / レースレポその1

 

 8月5-6日、全日本モトクロスも開催される広島世羅のグリーンパーク弘楽園でMFJ全日本スーパーモト選手権 Supermoto Japan Round5が開催されました。

 
 
 

 と、書くと、なんだか固くって、面白さが伝わらないような・・・・ んーと・・・
 
 

 今回はモトクロスコースでスーパーモトジャパンR5が行なわれました。
 スタートもダートセクションからとなり、あのモトクロス方式の横一列!ダートセクションも長く、1ラップの約半分近くのタイムがダートという具合。
 レースの醍醐味であるバトルも多く、順位の入れ替わりの激しいレースとなりました。

 
 
 
 

土

 
 

 今回はなんと言ってもコースが特徴的。まずはコースをざっくり説明します。
 
 アスファルトセクションはこの弘楽園のなかにあるカートコースを使い、ダートは会場奥のフラットコース、そしてその2つをつなぐ通路&駐車場エリアで構成されています。

 

 ダートエリアはあの弘楽園のモトクロスコースと同じ土質。粒の大きな砂と細かい土の混じった明るい色の土。ダートエリアにジャンプは無くフラット。スタート直後の1カ所だけ、バンクコーナー(DUNLOPコーナー)が設けられました。

 

 カートコースは全国各地にあるいわゆるカートコース。ちょっと広めなタイプでしょうか。路面はあれています。

 

 この2つを会場通路や駐車場を使ってつないだコースデザインとなっていました。1ラップのタイムはトップクラスのS1 PROで1分45秒から50秒。比較的長いコースです。

 
 
 

1表紙スタート

 
 

 8月の第1週のこの週末は台風5号が九州に接近しつつあったのですが、ここ広島は快晴。
 気温は午前中から激しく上昇し、昼前にはすでに35度を超える真夏の暑さ。ただ、1日を通して風があったのがせめても救いだったかなぁ。
 観戦のみなさん、おつかれさまでした!

 
 
 

#11コーナー
 
 

 
 

 
 
 

#2ダート手前ボケ
 
 

 今回はSupermoto Japan 2017のRound5。全9ラウンドのちょうどまん中です。この結果が今年の結果を予想させます。そういう意味では重要なラウンドです。

 

 2017年の前半戦は、チャンピオン#1森田一輝選手(トップの写真)と、2016年ランキング2位となった#2新井誠選手(上の写真)の戦いとなっています。
 そしてこのR5は第1戦で総合優勝を決めた#11高山直人選手がひさびさの参戦となり、2017年の実力トップ3の戦いが実現しました。

 

 そしてこの3人に加え、モタードキングことJAWS選手(増田智義)選手も参戦。やはりJAWS選手がいるのといないのとでは、レースの面白さが全然違います。
 今回もJAWS選手は土曜日のセットアップ走行は行なわず、日曜日のぶっつけ本番の戦いというやり方です。

 
 
 

#11アップ

 
 

 #300がトレードマークの高山選手。ことしは300の登録が間に合わず#11としてスポット参戦(去年もスポット参戦)。

 
 
 

#11コーナー
 
 
#1森田イッキ
 マシンは黄色のスズキRM-Z450、東北を代表するスーパーモトライダー。元MX I-A。得意だったスライドを封印し、日本のグリップ力の高いサーキットにあったライディングに変更。エンジンパワーを極力進む方向に運ぶというライディングです。また、ひとつ上のギアを使ってのスムーズな走りや、ダートセクションの走りは必見です。
         
#2新井マコト
 ハスクと言えばこのマコト選手。現在19歳。とにかくアクセルを開ける豪快なライディングが特徴。天才的とも言えるマシンコントロールは、バイクってこんなに自由自在に操れるんだと感じさせます。今では少なくなったスライドも多用します。
 
#11高山ナオト
 300ccのマシンで排気量無制限クラスチャンピオンを取ったときからゼッケン300がトレードマーク。#300と言えば高山選手というくらい。日本でもファンは多いですが、台湾で絶大な人気をほこります。マシンはホンダ。高山選手もライドを多用するアグレッシブなライディングです。

 
 
 

#11コーナー
 
 

 では、2017年MFJ全日本スーパーモト選手権 スーパーモトジャパン Round5 世羅広島 S1 PRO クラスのレースレポートです。

 
 
 
 
 
 

#1ジャンプ2コマ
 
 

S1 PRO class レース1レース2ともに#1森田イッキ

 レース1レース2ともに勝利したのは、#1森田イッキ選手でした。さすがのレース運びでした。

 

 レース1レース2ともにホールショットを逃しやや出遅れますが、元MX IAだけあって、やはりダートの走りは別格。序盤にトップに立つと後続を寄せ付けない走りを見せ、そのままチェッカー。

 
 
 
#1ジャンプ2コマ
 
 

 
 

 
 
 

#1ジャンプ2コマ
 
 

「実はかなりギリギリで走っていました・・・」
「両レース勝利、余裕の王者の走りでしたね」とレース後話かけたところ、#1森田イッキ選手から帰って来た答えがこれ↑でした。

 

「とにかく序盤でしかけて、トップに立ったら一気にスパートしようと決めていました。両ヒートともトップは走っていましたが、後ろからマコトが来ていたのはわかっていました。マコトは一発の速さはありますからね・・・」

 

「次は地元のSUGOです。いい走りをしたいと思いますので、応援よろしくお願いします」とコメントいただきました。

 

 ちなみに、低い回転をよく使うあの走りはマシンのギクシャク感を少しでも減らすのが目的なんだそう。つまり、他のライダーに比べひとつ上のギアを使っていると。できるだけ速度を落とさない&スムーズな走りを心がけているンだそうです・・・こう書くと基本中の基本、という感じなんですが、レースとは思えないほど低い回転域も使っています。もし観戦のチャンスがあったら注目してみてください。

 
 
 

#1ダート加速

 
 

 レース1レース2ともに2位に入ったのは#2新井マコト選手でした。
 
 

 レース2はスタートを上手く決め(この前の連続写真の答えはマコト選手)トップに立ちますが、レース中盤#1イッキ選手にダンロップコーナーでトップを奪われます。
 ラスト3ラップ、マコト選手は猛烈なアタックを行ないます。ピットからのサインで弓から解放された矢のように#1イッキ選手を追いかけます。レース2はタイヤを使い切ってもいいので(※)とにかくアクセル全開で追いかけます。

 

 カートコースのアスファルトセクションで一度真横近くにまで並びますが、#1イッキ選手は冷静に処理します。当然ですがこのアスファルトセクションのほうがマコト選手は自信があるようです(前日の夜「ダートがなきゃモタードじゃないとか(自分は)言ってたけど、明日はアスファルトだけがいいなぁ(笑)。雨ふんないかなぁー」とか言ってましたww)。
 が、そこはイッキ選手のほうが一枚上手です。その後は背中を捕まえる距離を作らせずトップを守りきります。

 
※S1 PROはタイヤ制限があり、予選から1セットのみとなっています。レース1でタイヤを使いすぎてしまうとレース2が戦えなくなるわけです。タイムアタックも同じです。10分あってもアタックは数ラップのみです。タイヤを使いすぎないことも重要です。使うのはスリックタイヤ。メーカーはブリジストン、ダンロップ、ミシュランが多いです。メーカーごとに「性格」が違います。性能じゃなく、性格ね。

 
 

#2ダート手前ボケ

 
 

 ひとつ前のジャンプの写真は、カートコースとダートセクションをつなぐ会場の通路でのカットです。
 ジャンプ着地後、コースはやや右に向かっているため、登りを斜めに侵入し飛び出します・・・。
 これは決勝レース中のカットですが、前日のセットアップ走行のラストでは思い切りひねりながら飛んでいました。あれはすごかったなぁ。
 
 

 前日のセットアップ走行も意外と面白いんですよ。見慣れると各選手の考えの違いもなんとなくわかります。いざとなったときのパッシングラインを探しつつ試すことも。これがわかると、いつ使うんだろうと決勝レースも面白くなります。ライダー達はレース中こういう駆け引きをやっています。

 
 「この区間は自分は速い、無理もできるしいくつかのラインが使える」とわかったら、決勝まで温存します。これは大抵、タイムを出すためのベストラインではなく、その区間だけベストラインより速いというライン。そのパッシングラインを通過するために、1つ前、2つ前のコーナーから走行ラインをやや変えて入ります。特定のライダーをずっと見ているとそのアタックが予想できます。
 
 
#11コーナー
 
 
 3位3位で総合3位は#11高山ナオト選手でした。
 レース1は5位からの追上げで3位に。レース2は8位からの3位です。アスファルトセクションでのパッシングではなかなか巧みな走りを見せました。お手本のようなパッシングでした。
 
 
 
#11アップ
 
 

 #11高山選手は今回GET(ゲット)というシステムをテストしていたようです。
 スタートでのトラクションコントロールなど、かなり有効みたいです。レース中のパッシングでも有効だったそうです。全日本モトクロスで大活躍中の#922小川孝平選手も使用しているそう。あ、詳しくはGET JAPAN のfacebookをご覧くださーい(これ、手間も増えそうだけど、ためしてみたい。とくにローンチコントロール)
https://www.facebook.com/getdata.jp/

 
 

#11高山選手はFIMアジアスーパーモト選手権に挑戦するようです。現在ササヤンこと#101佐々木タカシ選手が参戦中です。KRAZyも9月の開幕ラウンドは取材に行きますよー。

 
 
 
#11アップ
 
 

 総合4位に入ったのは#7金児トシユキ選手でした。ひさびさにいい走りを見ました。レース1が4位、レース2が7位という結果。#7トシ選手は#4金児伸二選手の息子です。両レース供にスタートを上手く決め、そのまま上位に入りました。

 
 
 

#11アップ
 
 

 総合5位は#4金児シンジ選手。6位5位でポイント合計21。
 今回は比較的長いコースとなり、またこの酷暑もあって非常にタフなレースとなりました。途中にはかなりテクニカルなジャンプなどもありタイムを出し続けるのが難しいコースでしたが、好成績を残しました。

 

※1位20point、2位が17、3位が15、と続き4位13、5位11、6位が10ポイント
7位が9ポイント、8位8ポイント、7位6、8位5とつづきます。
同ポイントの場合は高順位を残した方が上。それでも差が着かない場合は、最後のレースの順位の高い方が上となります。これはシーズン最後のランキングを決めるときも同じです。

 
 
#1ダート加速
 
 

 総合6位には#6古川カズヨシ選手がはいりました。
 レース1は7位、レース2が4位で合計20ポイントで総合6位。レース2はスタートを上手く決めそのまま我慢の戦いで4位を獲得。#6古川選手も表彰台まであと一歩のレースが増えました。そろそろ・・・。

 
 
 

#21jaws

 
 

 #21はJAWS選手です。今回は得意なダートでミスし、惜しくも下位に沈みました。得意だからこそ攻めて無理しちゃうんでしょうね・・・。

 

 今回も当日だけの参戦でした。前日のセットアップもテスト走行も行なっていません。当日の15分の公式練習でコースを覚え、タイムアタック。その次には決勝を走って3位争いをしています・・・。

 
 というかその速さ以上に、JAWSという選手としての存在にも価値があると思います。
 スーパーモタードと呼ばれた時代から日本のスーパーモトをひっぱってきました。長い時間このスーパーモトを続けています。いつあっさりとやめてもおかしく無い・・・。
 でも個人的には、やめてほしくない。なんというか、JAWS選手は精神的な支えでもあります。とか言っても何もできないんだけど・・・。続けてほしいと言うのは簡単ですからね。

 

 本名は増田智義(トモヨシ)。元々はモトクロスのトップライダーで、怪我で引退。その後ヤマハの4stのモトクロスエンジンYZFシリーズの開発ライダーをやってきました。そう、今のこの時代を創ってきたライダーです。

 
 

次はS1 OPENと、S2クラスのレポです。明日かなぁ。
 
 
 

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発行責任者:近藤正之

 

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