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2011.12.29

ベストモタードはいったいどれ?

「WR250XとDRZ400で悩んでいます。どちらがおすすめですか?
 また、レーサーベースのモタード(WR250Fなど)についてはどうですか?」
というような質問メールをいただく事があります。
他にもいろいろいただくので、2011年の年末ってことで一気にお答えしちゃいます。
っつても、
     答えられないッス!
     何を書いても、それは全員に当てはまることでは無いンじゃないかな~、と。
がブッチャケの本音です。すいませ~ん(汗
理由は
     人によって、バイクに求めているコトが違う。
     また技量差もある。
     もっとも大きな理由は
     ひとりひとりにとって(他人がなんと言おうと)、その方が感じたことが事実そのもの。
また
     好みってのもありますし。
モノを、正しい、正しくない、と考えるのが嫌いってのもあるんです(汗。
以前、海外メーカーのオフ車インプレでも同じようなことを書きましたが、
個人的には「インプレって、あくまでも参考でしかないもの」と思っています。すいません!
第1回目からいきなり「答えになってないじゃん!」ですね。
いや~、読む気がなくなるような出だしですが、これを言いたいというのがホンネです。。。
すいません(汗
でも、ちょっとは読んでみたいな~、
と思われた方はつづきを読んでください。
どれが一番とかいう内容ではなく、それぞれの個性について書いてみようと思っています。
業界の方々のご協力で、いくつかの車両に乗させていただきました。その時のこと
各お店や読者の方々からの声、またMOTO1のライダーの声を参考にまとめてみました。
でも、あくまでも私見です。
ちなみに、表現しやすいので、個性的なほうから進めますね。
まずは海外のものから
1)Husqvarna SM250R
 レーサーベースなのでエンジンはパワーがあり、ピックアップもよいです。
 シャーシもシャープで、情報のフィードバック量が多いため限界で走ることが得意な(容易な)バイクです。
$KRAZy TOPICS
 ただし、ゆっくり走ることは苦手のように感じます。
乗り手が積極的に操ってあげないと、走らないバイクじゃないでしょうか。(この言い方、わかりにくいですか)
 コーナリングは日本車のオフ系とはちがって、フロントで曲がろうとすると向きを変えません。
リアタイヤで曲がるようなロード的なライディングが必要のように感じます。
MOTO1でもハスク系のライダーはシートの(前後の)中央に乗ることが多いです。
あまりフロントに加重をかけない。立ち上がりで意識的にリヤに加重をかけるライディングのようです。
 ただし頭はFフォークの延長線上周辺にあります。
 これによってリヤタイヤが滑って身体が多少動いても、頭の位置が振られることが少なくなります。
 頭が振られるとマシンコントロールが上手くいかないからです。
 ってか、頭が振られるから恐怖心が生まれるのかな。)

 このSMシリーズは乗って楽しいバイクです。というか“楽しむため”のバイクです。
そのかわり、楽はできません。
 メンテサイクルが短いのも特徴です。レーサーベースなので高精度な出来上がりだからです。
エンジンオイルの交換、またブレーキシステムの整備は頻繁に行う必要があります。
 個人的には、フィードバックの多いシャーシと、ピックアップの良いエンジンによる
コントロールしやすい性格が好きです。
でもこれで通勤や通学はしたくないです。。。
そういうところではつまんないし、疲れるからです。
$KRAZy TOPICS
2)Yamaha WR250Fベースのモタード
 これはショップごとにいろいろな仕様があるので、一言では言えないのですが
基本的には上記のSM250Rと良く似ているように思います。
モトクロッサーベースで、シャープなシャーシとピックアップのいいエンジンという組み合わせ。
そしてメンテサイクルが短いというのも同じです。
 ただしハンドリングは一般的な日本的仕様で、フロントを使っても曲がって行きます。
2次旋回はあまり期待できません。
 あと注意が必要なこととして(SM250Rも同じだと思われるのですが)、
高速道路などで高回転のままカウセル一定で長時間走るのはよくないということ。
ヤキツク可能性があります。実際に何件かの事例を聞いています。
もともとオフ用のエンジンとして設計されていますから、一定の高回転キープという事が想定されていないからです。
KRAZyで乗っていた08型09型SM250Rや、10型SM250R(これは09以前とエンジンが違います)や、03型WR250F(エンジン設計は今のと同じ)では、
1時間の100-110kmキープでは問題なかったです。
 ※WR250Fはサーキット走行にあわせギア比がショート(13×44あたりかな。)でしたので、
 140km程度が最高速という設定でした。

最後に、
純粋なモトクロッサーベースはレースにあわせクロスミッションですが
このWR-F系はワイドミッションなので、公道で乗りやすいです。
え~と、ここで言う『乗りやすい』は『初心者向け』という意味ではありません。。。
ここらへんのニュアンスが難しいですよね。
難しいバイクが偉い、とか上級者向け、みたいな空気がありますよね。。。。違うと思うけど。
3)Yamaha WR250X
$KRAZy TOPICS
 とにかくマルチな一台です。なんでもこなします。さすが日本製。
通学通勤、ツーリング、サーキットスポーツ走行、レース、カスタム、整備性
すべてにおいて非常に高いレベルにあると思います。
 乗り味は(いい意味で)少しだけルーズなところが魅力ではないでしょうか。
KRAZyにはかつてここまで紹介した3種(SM250R WR250F WR250X そしてYZ250F)がありました。
WR-Xを上記の2車と比較すると、シャーシからのフィードバック少ないというのが大きな差じゃないかと感じます。
それは公道では疲れにくいという良さがあります。
公道走行で、いちいち細かい情報を送られて来ると気になって気楽に走れません。
WR-Xはそれほどシビアではないんです。
だから日常で使うには上記2車に比べ向いています。
 誤解してほしくないのですが、これは性能が低いということではなく、
“あえて”細かい情報を伝えないようにしているのだと思います。
 そのぶん、レースで使うとなると上記の2車のほうが、誰でもタイムを出しやすいと思います。
サーキット走行をするなら、少なくとも自分の場合はシャープなシャーシの方が楽です。
繊細ではないウデでもバイクからの情報を得やすいからです。もう限界ですよ~、とかの情報です。
$KRAZy TOPICS
 しかし、レースでのWR-Xには良い点もあるようです。
MOTO1の#300高山選手によれば、(以前WR250XでMOTO1のmoto2クラスを戦った経験がある)
「WR-Xはコーナーが速かった。パワーのあるレーサーマシンを抜くことができた。
 広島の3コーナー(4コーナー?)でですけど、WR-Xは旋回が早く終わりアウトにふくらむことがない。
 レーサーベースのマシンのみなさんは、ラインがふくらみ、思い切りアクセルを開けていけない。。。
 そんなときでも、こちらは思い切りアクセルを開けていけるんです。
 こんなことが2回ほどあった。自分でもびっくりしましたけど。あれ、抜ける!って」
だそうです。。。
高山選手のそのライディング技術が非常に高いレベルにあり、コーナリング全体で何かを達成しているから、
というのもあるかもしれないので、これは参考意見です。
またこのときはPPも一回獲っています。シリーズランキングも5位でした。
レーサーを相手に互角で走るということです。
  5位というのは“その下がいっぱいいる”ということ。
  全日本レベルでもレーサーマシンでWR-Xに戦いを望んで勝てないということです。

 WR-Xはクルマで言うとポルシェ911に似ているのではないでしょうか。
誰にでも乗れて、気を使う必要は無い。が、上手く使えば非常に速い。
レースで走らせるには、それなりの高い技量が必要。ってことでしょうか。
4)Suzuki DR-Z400
 これもマルチな一台です。もう有名ですよね~。
 WR-Xに比べて、400ccということもありトルクの太いエンジンというのが大きな違いです。
やはり250に比べると速いと思います。てか速いです、加速は。
 ただし車重があるので、全体におっとりした感じはあります、
(何の車体を基準にするかもありますが、ここでは、コントロール性の高いシャーシに比べて、です) 
ロードバイクに比べれば、むしろクイックです)安定感ともいいます。ここは好みと使用目的で、
印象は変わると思います。
 一方サーキット走行では、ダートでのテクニックが必要だと思います。重いからです。
軽々と操ることが難しいのです。
 レースで言うとそこがポイントになります。
加速力によってターマックでタイムは稼げても、ダートでロスする可能性が高いからです。
ダートはあっという間に1秒のロスは生まれますが、それをターマックで取り返すのは難しい。。。
$KRAZy TOPICS
 しかし、このDRZもチームグライドライドの吉田選手のように結果を出しています。
今年のランキングは6位。
でも全戦エントリーではないので、すべてのレースに出ればもっと上だと思います。
表彰台はコンスタントにあがりますから、マシンとしては最高級ということです。
ジムカーナでも良い成績を上げていると聞いたことがります。
 ただしもう新車の販売は終了しています。残念ですよね。
 DRZもWR-Xもどちらもそうですが、それなりに経験を積んでいるSHOPとそうではないただのバイクSHOPでは、
もっている情報の質や技術(経験?)が大きく違います。
できるなら、実績のあるショップに行くことをおすすめします。かならず差が出ます。
グライドライドのDRZ400のマシンスペックはMOTO1 hpのマシン紹介に詳しく載ってます。
http://www.moto1.jp/
すいません、長くなりすぎたのでつづきは、明日~。
写真は篠原カメラマンとKRAZyです。

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