2023.02.22
北海道八剣山スノーライディング R1 レースレポート
■八剣山スノーライディング2023 Round1 レースレポート
「冬眠なんかしてられない、北の大地で雪上レース!NowRiding SnowRiding!!」-22.Feb.2023-
北の北海道からレースイベントのレポートが届きました〜!送っていただいたのは松永真吾さんです、あざまーすです!!このレース、というかこのイベントは以前から気になってたんですよね〜。レースなんだけどちゃんと遊びで、敷居も低い、バイクの楽しさを多くの方が味わえそう!
でも取材費の捻出やスクジュール調整が難しく、北海道取材にはなかなか行けない状況だったので、KRAZy的にも個人的にもめちゃくちゃありがたいです。
てなわけでサッソク〜♫
■冬眠なんかしてられない、北の大地で雪上レース!
降雪と共に長期のシーズンオフになる北海道のバイクライフ、通常であれば雪解けを待つ間は俗に言う「冬眠」に入るのが常であるが「そんなに長い期間待ってられん、だったら雪の上でレースしちゃおうぜ!」そんなノリから始まったのが「八剣山スノーライディング」の始まりでした。
レース会場となる札幌の「八剣山果樹園」のオーナーさんが、冬の間は閉園している果樹園の中にコースを作りレースは開催されます、当初は仲間内で楽しんでいたものが今ではエントリー総台数「120台」参加選手「200名」近くの大人気レースにまで発展しました。
ここ数年は本州からレース等で活躍されている有名選手も「何やら北海道で激アツな雪上レースがあるらしい」と参加してくれています。そんな「八剣山スノーライディング」はシーズン中に3戦開催され今回は2023年第1戦目のレースレポートです。
▲レース会場となる「八剣山果樹園」八剣山とは「ゴツゴツとした岩峰が8本の剣に見える」ことが由来、前日は降雪がありましたが本日は天候も回復して快晴の朝を迎えます
▲そして気温は氷点下十数℃と冬の北海道らしい冷え込み
▲パドックは参加選手のトランポと車両で埋め尽くされます
■八剣山スノーライディングの絶対的車両規定
等レースは二輪車であれば「どんな車両」でも参加可能です、排気量も制限無し、改造に関しても「危険性が伴わなければ」自由です。ただし一点だけ全車両共通の規定が「タイヤ」。規定では「スパイクタイヤ・縄巻き・金属パーツ・プラスチックパーツは不可」と言うもの、実はこの規定が絶妙にレースを面白いものにしてくれます。と言うのも「グリップするタイヤ」があればパワーのある車両の方が絶対的に有利、だったら「オフロードのブロックタイヤだったら行けるでしょ」と思いますよね、実はこれが雪上(一部氷上)では全くと言っていいほど無力なんです。なので以前は「カブ」等の「スタッドレスタイヤ」を履ける車両が上位を占めていました、ところが数年前に柔らかいオフタイヤにサイプ(溝のような切れ込み)を刻んで「自作スタッドレスタイヤ」を作った人が現れます、これが効果抜群でフルサイズのオフ車も戦いの場に加われる様に。とは言えやはり雪上、絶対的パワーが勝るとは限らない、最後はライダーの技量が物を言う。この辺りが「絶妙に面白いレース」になる要因なのかと。
▲こちらがブロックに自分で刻みを入れた雪上対応のタイヤ、大きなインチサイズのタイヤもこれで雪上走行可能に
▲「どんな車両も参加OK」なのでこんな車両も「YAMAHA DT400」1975年のビンテージトレール
▲そして今回会場の話題を独り占めしたのがこちら「Kawasaki ZX-10R」ベースの雪上仕様。フロント周りはオフロードバイクの物を改造移植して実は何気にガチな仕様、その証にオーナーさんはゼッケン3番で前年度のシリーズ3位の選手だったりします
■今大会も本州から有名選手が多数参加
ライダーズミーティングでは今大会に参加下さった本州からの有名選手紹介も
▲エンデューロIAライダーで海外の世界大会FIM「EnduroGP」にも参戦しているGAMMyこと「大神智樹」選手
▲同じくエンデューロ界から2022 JECシリーズチャンピオンRBこと「馬場亮太」選手
▲ロードレース界からは2022年よりFIM世界耐久選手権にフル参戦している「渥美 心」選手
▲エクストリームスタント、スーパーモタード、バイクメーカーのプロモーションのスタント、加えて四輪のレースと実に多岐にわたり活躍をし、今はYoutuberとしても活躍されているSHINYOこと「佐野新世」選手
と北海道の冬の草レースとは思えない豪華な面々、因みに皆さま運営サイドからの招待選手ではなく自分から「出てみたいから行く~」と参加下さってます。中にはリピート参戦している方も、それだけ「面白い大会」なんです
■八剣山スノーライディング名物「ナイアガラ」スタート
当レースの名物「ナイアガラ」スタートとは、コース内の高台部分に第一ライダーが横一列に並び、スタートの合図と共に急斜面を駆け下り (転げ落ち)自分の車両まで走って出走する「ル・マン式スタート」の八剣山バージョン。100名以上の選手が横一列で一気に駆け下る様が「ナイアガラの滝」の様に見える事からその名が付きました、下から見ている観客も大盛り上がりになる瞬間です。
▲日章旗が降られ「スタート」。上に立つと軽く足が「すくむ」くらいの高さと斜度の斜面を選手が「降ってきます」(笑)
▲滝と言うより「雪崩」(笑)迫力満点
▲坂を駆け下った後は、くじ引きで決まったスターティンググリッドまで走り自身でエンジンを掛けてコースイン、3時間のレース開始です!
後編につづく♫
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