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2024.08.03

全日本ハードエンデューロ R5 山形 ダルマニアクス Part2

表紙-2
 
 

■山形 ダルマニアクス Xクラス+XXクラス/全日本ハードエンデューロ2024 Rd5
KRAZyはなぜ全日本ハードを追う?/ Paet2
-03.Aug.2024- 

 7月13-14日、CROSSMISSIONハードエンデューロ「ダルマニアクス」が山形新庄市にて開催されました。主催はCROSSMISSIONです。

 

 CROSSMISSION主催のハードエンデューロ XXクラスが全日本ハードエンデューロ選手権となっており、このダルマニクスがRound5となります。

 

 ここはその全日本ハードエンデューロ Round5のレポートになります。

 

田んぼの稲穂

 

とんぼ-2

 

DSC00471 2
 
 
◾️できない、できたらラッキー

 

 「簡単ではない」「できないかもしれない」
 これで成り立っているのがハードエンデューロかもしれません。

 

 トップライダーですらも失敗することがあります。

 

 ヒルクライムなどでは何度も失敗し、挑戦し続け、3回目4回目で成功するなんてこともあります。

 

 失敗を重ねた上での成功は、コースサイドで見ている観客の皆さんも共感し、テンションが盛り上がり応援したくなります(自分も取材だけど盛り上がります!)。

 
 
ハードなコース#44
▲全日本ハードエンデューロ選手として開催されているXXクラスは一気にコースはハードになります。レースは9時にスタート、終了は13時。4時間の中でどこまで進めるか、もしくは何ラップできるかで戦われます。自分はコース終盤の沢と河原のダルマランドで選手が来るのを待ちました。1キロ弱のダルマランドの最終章とも言えるトンネル先で待ちました。

 

ハードなコース#9
▲レース前の主催の予想では「トップ選手達は1ラップはするだろう、もしかすると2ラップ行くかも。もしかすると一人か二人は2ラップ半?」とのこと。レース中に移動しつつ撮影することも考えましたが、なかな難しい。なら、撮影場所を1箇所に絞ることに決め、水との戦いになるダルマランドで待ちました。このダルマランドもなかなかの距離があるので、一緒に撮影してくれるマエダちゃんと手分けすることに。光を捉えることが上手いマエダちゃんは光のある前半、奥の暗くて足場の悪いところは自分が担当。

 
 

◾️スマートではない

 

 ハードエンデューロのハードというのは、簡単ではない・困難という意味とも取れます。

 

 走破するだけでも難しい、そんなコースが選手の前には待ち構えています。

 

 一般生活では、特に仕事では、失敗は許されません(自分はちょいちょい失敗するけど)。無駄のないスマートがいい、寄り道のないコスパが高い、ってのがいいことになっています。

 

 でもここはできないが許されている、というかできないが普通に存在しているのがハードエンデューロのようにも感じます。

 

 GEKO-1で田中太一選手が、終盤の岩盤を1ミリ1センチと少しづつ攻略し乗り越えていく。その姿を、観客も息を潜めて見守りました。あの時これを感じました。

 
 

ハードなコース

 

ハードなコース#88顔
 

ハードなコース-2

 
 

◾️Xクラスとは一転し、XXクラスの全日本はまさにハード

 

 2日目の14日(日)に開催されたXXクラス・全日本ハードエンデューロはまさにハードな設定に。固定ゼッケンのトップ選手が1ラップか2ラップできる程度という設定。

 

 今回のレース時間は4時間を設定。900時スタート、終了は1300時。

 

 と考えると、スタートしてから早くて1時間半後、もしくは2時間後にはトップ選手がやってくると予想。

 

 それまではコースの沢の様子、岩の配置を調べ、頭にいれます。ここはどのラインを通るのか?こっちは? てか、選手によってもラインは違いますから、選手ごとにも想定しておきます。
 

 すると、コースではない林道にトリコロール3色の選手が現れます。肉眼では見えないのでカメラの望遠レンズで確認するとどうやら#3/大塚選手です。

 

 ミスコースです。

 

 大きな声を張り上げて伝えますが、沢の水音が大きく届かない様子。なのでジェスチャーで伝えます。それが伝わったのか、コーステープでわかったのか、慌てて来た方向に戻ります。なんとスタートしてから1時間後ほどでした。速すぎます。
 
 

#3-0
▲ミスコース?コースではない林道に現れたのは#3/大塚正恒選手。スタート後1時間ほど経った1005時でした。なんという速さでしょうか。
 
 

沢の水音とたまに聞こえるヒグラシの音に包まれ、カメラを持ったまま選手がくるのを待ちます。1015時、、、1030時、、、もしかすると、そろそろトップが現れるかもしれません。#3/大塚選手でしょうか。さすがにミスコースして時間を無駄にしていますから、きっと他の選手でしょう。

 

 1040時、下流から「トップが来た」というマーシャルの声が。

 

 トップで現れたのはなんと先のミスコースの#3大塚選手でした。

 
 

#3-3
▲大塚選手がトップで現れました。自分の待ち構えるのはダルマランドの最終章の100mです。ここを超えると林道に入りCP2(チェックポイント2)になります。その先はアスファルトの速度20キロ制限エリアに入り、10分ほどでスタート地点に戻ります。
沢は自分の前50mほどのところで幅3m弱のトンネルに入ります。つまり、トンネルから出てこないと選手の姿は見えません。
トンネルの先は森が開け光があるのですが、ここで撮影すると、選手に前に出られてしまい、後ろ姿しか撮れません。走って再び選手の前に出ることもできますが、万が一転ぶとカメラが水没します。それは避けたい。

 

#3-2

 大きなロックが転がり、また急角度の上りとなるダルマランドの最終章。#3/大塚選手は予想通り最短距離をまっすぐ進んでいきます。ライダーから見て右手の方に一度それて上がるラインではなく、迷わず直登ラインを選びます。

 

その先にある1mの高さのある岩盤に向かっていきます。

 
 
・・・Part3は明日4日にアップします。
 

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