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2024.04.10

毎月10日はモタード Vol.04 /「新しいスタイルのモタード」

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■毎月10日はモタード /「新しいスタイルのモタード
BETA RR MOTARD 125LC+GP-410」
-10.Apr.2024- 

 3月の最後の週末、静岡で開催されたアドベンチャーラリー・オクシズというツーリングイベントに行ってきました。最近話題の林道ツーリングラリーイベントです(スマホを使った誰でも参加できるラリー)。四国やみちのく岩手での開催が有名ですけど、今年から静岡でも開催されることになり行ってきました。

 

 そのイベントでベータモータージャパンさんが持ち込んだ17インチホイールの新しいオフロードバイクに乗ってきました。モタードにオールラウンドタイヤを入れ、まさにオールラウンドバイクというモタード本来のスタイルです。というかむしろ新しいスタイルかもしれません。

 
 

メインイメージカット
▲▼車両はBETA RR MOTARD 125L。水冷4スト125ccにインジェクションを搭載したモタードです。

メインイメージカット
▲この角度からだと車両の特徴がわかりやすいですね。タイヤはいわゆるロード専用タイヤではなくオン+オフのオールラウンドタイヤです。オンがメインだけど林道も気持ちよく走れる、というのがコンセプトのようです。本来のモタードに近いですね。タイヤが太く見えることもあって、ワイルドでマッシブなモタード車両に仕上がってます!ちょっと好きかも

 

◾️BETA RR MOTARD 4T 125LC

 

 ベータの水冷4スト125ccのモタードのBETA RR MOTARD 4T 125LC。これはインジェクション仕様です。

 

 ベータというメーカーは日本ではまだ有名ではないですが、一度は聞いたことがあるかと思います。イタリアの企業でトライアルが最も有名です。最近ではエンデューロバイクが世界で大ヒット。トライアルだけでなく、エンデューロレースでも実績をあげ、数多くの世界チャンピオンを輩出しています。今年からスーパークロスにも参戦しています。日本でもエンデューロ界では大人気ブランドです。実は自分も個人的なバイクとして3台乗りました(クロトレ250、RR2T 125、RR4T 125LC)。
このベータというメーカーの特徴は「パワーで速く走る」というより、「コントロールしやすいバイクによって、障害物や難所を軽々と走破。結果的に速く(早く?)走れる」というタイプ。トライアルメーカーならではの考え方なのかもしれません。

 

 エンジンはミナレリ製水冷4スト125cc。世界中でこのエンジンは使われており信頼性は非常に高いです。KRAZyでも何台かこのエンジンを搭載した車両には乗っていますが(所有したこともあります)、同じエンジンでもメーカーごとに味付けが違い、性格も大きく違います。

 

 このベータモタード125ccインジェクションは、低中回転域で豊かなトルクを発生する性格。今回の試乗はこのイベントの会場近くの峠で行いました、道幅は狭くタイトなコーナーが続き、多少のアップダウンもあるという峠です。そうです西伊豆みたいな感じです。125ccなのでパワーは限りがあり「気持ちのいい加速」というのは楽しめませんでしたが、走るにおいては充分なパワーはありました。

 

 ただ、高回転は好まないエンジンです。早め早めのシフトアップを求めてきます。トルクで走る、そんなタイプです。パワフルとは言えないですが大きな幹線道路でもしっかり流れに乗って走ることが可能です。そうそう、なんとスリッパークラッチも搭載、というかなり贅沢な面も。
日本では「速い=高性能」という考えが今も根強いですがバイクの魅力はそれだけじゃないと思っています。ハンターカブが人気となったのはその魅力に多くのかたが気がついたからかなぁと思っています。

 

 車重はドライで98kg、フルサイズに近い車格を考えるとかなり軽い。シート高は890mm、160cm以下の方にはちょっと辛いシート高です。ホイルベースは1425mmでほぼフルサイズです。

 

車両スペックはBetamotor JapanさんのHPをご覧ください。
  ↓    ↓    ↓    ↓
http://betamotor.jp/?p=3066

 

 というか、気になるのはこのタイヤとの組み合わせですよね・・・ではそれについて

 
 

メインイメージカット1
▲Frontには41mmの倒立サス、スイングアームはアルミ、ミッションは6速、そしてなんとスリッパークラッチも。IRCの新しいON&OFFタイヤがこれ。GP-110の後継モデルのようです。ブロックはやや小さめですが、アスファルトでもグリップしていました。

 

◾️IRC GP-410

 

 IRCから新しく発売されたON & OFF用タイヤのGP-410がこれ。オンの走行性能に主軸を置き、いざとなれば林道などのフラットダートも大丈夫。というタイプ。今回はダートは走っていませんが、アスファルトではクセもなく非常にいい感じ。いつかサーキットのようなところで試してみたいです。

 

 サスのナラシがまだ終わってないようで動きが硬く感じたこともあり(公道だし)コーナーを攻めてみる、ということは行ってはいません。が、グリップの感触は悪くなかったです。しっかりブレーキングしフロントに荷重をかけるように乗ればかなり攻めていけそうな気がしました(近いうちにKRAZyの車両で使ってみます。車両は同じBETAの4スト125モタードのキャブ車)

 

Front:110/80-17 M/C 57S

Rear : 140/70-17 M/C 66S

 

フロントは110mmでリアは140mmをチョイス。しかし見た目にはもっと幅があるように感じます。Fは120mm、Rは150くらいに見えました。

 

逆向き

 

人と一緒に2
▲上から2カット目:乗っているのはイベントMCで人気のニャンバちゃん。身長は160cmちょいあって女性にしてはそれなりに身長があるほう。撮影終わりの車両に乗ってもらいました。一番下のカット:この車両はこのモタードのオフロードモデルのRR4T 125LC。乗っているのはエンデューロ選手のGAMMYこと大神智樹選手。この日はイベントスタッフで参加。身長は約180cmです。車両の大きさはわかっていただけました?

 

◾️モタードというより新ジャンル?

 

 この外観、もはや新しいジャンルとも言えるようにも感じました。モタードというよりスクランブラー?違うな、ストリートスクランブラー? あ、トラッカーってのが一番近い?

 

 このような見た目の17インチのオールラウンドタイヤはビッグオフのリア用として各社が出しています。これらは基本的には重い車両+大きなパワー用なので、モタードのような軽く小さいパワーの車両ではどうなのか、が使ってみないとわからないってのが実情。

 

 まぁ、でもムチャしなけければ(ってのと空気圧をちゃんと管理)大抵は大丈夫なんですよね〜。

 

いずれにしろ、KRAZyのモタードでもこのタイヤ使ってみます。かっこいいし。
 
 

後ろ
▲後ろからのアングルもなかなかです。リア用に150があったらなぁと、ちょっと欲張ってしまいます。ストリートでもかっこいいですよね。
▼この写真だとフルサイズに見えますが、わずかに小さいです。ホイルベースは1425mm。TT-R125のホイルベースは1270mmでベータの250や300のフルサイズは約1480mm。ちなみに、シート高はそれなりにあって890mm。

メインイメージカット

 

あ、そうそう。友人がミシュランのこのタイプのタイヤをクロトレ(BETA X-Trainer250)のモタードで使ってみるそうです。

 

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