2021.05.03
近藤香織 全日本エンデューロ選手権 R1レースレポ。近藤選手インタビュー

■近藤香織選手 JEC/全日本エンデューロ選手権2021 R1 広島
レースレポートと近藤選手インタビュー-03.May.2021-
2021年4月2日、全日本エンデューロ選手権、通称JECが開幕しました。
女性ながら男性に混じって挑戦中なのが近藤香織選手。今年は、NAクラスに挑戦中。
その近藤選手からレポートをいただけたので、紹介させていただきます。
■JEC/全日本エンデューロ選手権2021 Round1 広島 NA class #320近藤香織
会場・広島テージャスランチ
レース結果・NAクラス 14位 / 18
参戦クラス・NAクラス #320
周回数・6周(持ちタイム 1周36分)
参戦バイク・YZ125X
テスト・エンデューロテスト1カ所(約6km)
使用タイヤ・フロント/SHINKO 216MX FAT リア/SHINKO 540DC
天気・大雨
コースコンディション・ヘビーマディ
■オンタイム制のエンデューロ by KRAZy
レポートの前に少し説明を…。このJEC/全日本エンデューロ選手権はオンタイム制というルールで戦います。
一周の特定の区間のみタイムを計測し、何周か周回した後のその合計タイムで競います。
一周にかけることのできる時間が決められているのも特徴です。それは各選手に事前に指示され、早すぎても遅くてもペナルティが課せられます。
スタートは全員一斉スタートではなく、3人ごとなど、少人数でスタートしていきます。
大きな特徴は、人と競り合うことはほぼなくコースと戦う、という点でしょうか。
シックスデイズと呼ばれる世界的なエンデューロレースがあるのですが、それと基本的には同じルールをとっています。
では近藤香織選手のレースレポートを!
■レベルの高い2021年のNAクラス
今年からNAクラスに昇格。今までのNBクラスより周回数が1周増え6周。持ちタイム・テストコースは全クラス同一でIA・IBクラスのみルートが長くなっている設定でした。
NAクラスの参戦台数は少なめでしたが昨年NBクラスで一緒に参戦していて飛びぬけて速かったライダーや一、昨年に昇格して昨年レースをお休みしていた速いライダーなど、IA・IBクラス
で走ってもトップ10内には入れるレベルのそうそうたる顔ぶれが勢揃い。
MFJ全日本選手権では今まで20位まで付与されていたポイントが今シーズンからは15位までに変更され、まずはオンタイムで完走することを目標にレースに臨みました。
※最高峰がIA/Internatuinal A、その次が IB/International B、そしてNA/National A、NB/National Bとなっていきます。ライセンスを取得すれば、NBに参戦可能です。ライセンス取得には試験や実績などは必要ありません。基本的には誰でも取得可能です。詳しくはMFJのHPを。

KRAZyは女性アスリートを応援しています。↑これはJEC R2プログラムに掲載予定の広告原稿です。
■大雨となりヘビーマディとなった開幕戦
レース当日、明け方から強く降り続ける雨の影響でテストの一部がコースカットされスタート。
1周目は40分あったため様子を見ながら周回、15分位のゆとりを持って戻ってくることが出来ました。
2周目からはテストタイム計測開始(※)、既に1周目とはかなりコースコンディションが悪化していて1周目と同じラインへ入って、埋まりかけたり、止まってしまったりのミス。毎周回だいたい10分以上のゆとりを持ってオンタイムで周回するも、3周目くらいからマシンの調子が悪くなり、走行中に何度かエンジンが吹かず止まりかけたり止まってしまう現象。
※エンデユーロは一周の距離が長く、下見で歩いてもなかなか覚えることが難しいです。また天候によってもコースコンデションが変化します。そのため最初の1周はテスト区間(タイムを測る区間)もタイムは計測しません。
ピットに戻ってエアークリーナーを見るとかなり水浸しになってしまっていましたが、替えを準備していなかったため毎周ピットで出来るだけ水気をとりながら、何とか最後まで走り切ることが出来ました。
マディコンディションでの転倒はバイクも重くなり体力の消耗になると思い、転倒しないことばかり気にして慎重に走りすぎてしまい、スピードがないとかえってミスに繋がりやすいところもあったため細かなミスを繰り返してしまいまいした。
周回を重ねる毎に「次はあそこをああ行こう!こうしてみよう!」とピットにいる僅かな時間に考えて走りましたが、後半どんどん荒れていく天候とコースコンディションは上のクラスのライダーでもスタックする程のセクションが数カ所出
来るほど荒れてしまい、全くタイムを上げることが出来ず最終結果NAクラス14位。
レースで数回走ったことのあったテージャスランチのコースでしたが、自分には今までで一番酷く荒れたコースだったような気がします。そんな中でもコースをよく見て即座にラインを変えたり臨機応変に対処した走りをもっと習得し身につけて行きたいと思います。
■最後に。近藤選手からのメールから。by KRAZy
レポートを送っていただいた際のメールの内容がおもしろかったので、そちからも紹介しますね!是非読んでみてください。あ、掲載許可はいただいています♫
今回のエントリー数はIA-26台、IB-35台、NA-18台、NB-44台、W-2台、J-1台、その他承認クラスが11台
昨シーズンはNBクラスで一度も入賞は出来ませんでしたが、後半の大会でモトクロス向きなコース設定が多かったのもあってか?意外にもポイントを得ることができてしまい、NBクラスシリーズランキング7位でNB2年目にてNAクラスに自動昇格してしまいました。自分でも正直なところ想定外の昇格でかなりびっくりしています。
NB1年目は程よくギリギリ昇格できなかった残念なライダーで2年目の去年は固定ゼッケン#400。見た感じは何だかカッコ良いゼッケンでかなり気に入ってました(笑)
Facebookでの投稿でも書きましたが、自分自身では本当にまだまだまだまだNAレベルの走りではなく棚ぼた昇格だと思い、本気で特別降格申請の手続きをしようと問い合わせをしたのですが、やはりMFJの決まりがあり簡単には降格出来ないことを知りました。それからと言うもの色々な不安も多かったのですが、これぞ腹をくくらざるを得ない!とでもいうのでしょうね。
私の泣き言を聞いてくださっていた方々は「全日本での昇格なんて中々できないんだよ!」「もっと胸を張って走っておいで!」「また一緒のクラスで頑張ろうよ!」等々、励ましのお声もいただき「もうこうなったら思いっきり楽しむしかない!」と心に決めました。
今までJEC・JNCCとなるとやはり結果を一番に気にしてしまい自信のない私は必要以上の緊張感で体はカチコチになり、頭の中の思考回路は難易度高めな迷路のようになってしまい心は乱れて焦るばかり。体も頭も心もチグハグでミスばかりしたり中々思うように走れない!なんて事は日常茶飯事でした。
そんな中でもJECのレース形式はタイムチェック待ちなど時間に余裕があることもあり、ライダー同士で「テストコースのあそこがどうだった!こうだった!」とか「○○さんに負けた~速過ぎ~」「あそこのセクションどのライン行ってる?」等々、NBクラスで走るようになってからは人数も多くライバル同士だけどみんなでワイワイそんな会話をすることもあり、みんな真剣ながらも少し緊張感がほぐれて楽しいひと時でもありました。
今シーズンからNAクラスになりエントリー台数はNBクラスに比べると半分以下。お名前を見る限り去年・一昨年とスポット参戦も含めてトップクラスで走っていたような方々が沢山。モトクロスIBライダー、G-NET(全日本ハードエンデューロ選手権)ライダー、JNCC A・AAクラスと…JECのIA・IBクラスでも通用するような方々が何人も。
オンタイムでの完走を目指して楽しむ!と言いつつも緊張するのはいつもと変わらず、余りにもスピードの違う周りのライダーの邪魔にならないようにしないと!
そんな感じでテストのスタートを先に行ってもらって後からスタートしたり、テスト中でも避けれそうなところでは軽くラインを譲ったり。と言った感じでしたが、追いつかれてしまうこともあり「遅くてごめんなさいm(__)m」なんて場面も…。
今回のかなりハードなコンディション、護りの走りになってしまいましたが落ち着いて走ることが出来て大きなトラブルはなくオンタイムで完走し14位。今年からポイント制度が変わり20位まで付与されていたポイントが15位までになりましたが何とか2ポイントGet。
レース2週間ほど前から目の不調でずっと眼鏡生活。良くなりつつあるところだったので目を守るためにもマディコンディションで今回は絶対にゴーグルを外すわけには行かず、降り続ける雨でとても視界が悪い中、最後までゴーグル外さず我慢した!とか、天候やコースコンディションの影響だったのか?レース途中でマシンの調子が悪くなってしまったけど、自分なりに考えながら落ち着いて最後まで走り切った!とか笑っちゃうような本当に些細なことでレベルの低い目標や内容かもしれないけど、自分なりには上出来かな?と思ってます。それに、あんなコンディションでも気持ちの持ち方だけでいつもより楽しく感じることができました。
レース週間は「体力必要!」と自分に都合よく考えて好きなものを沢山食べる、なんて楽しみもあったりして頑張れてるのもあったりします(笑)
JECはクラスによって周回数が違うため、今回も自分のレースが終わってからIA・IBクラスの方々がピットに戻ってきて次の周回へ行くために給油をしたり泥を落としたり、今回のようなコンディションだとマシンのダメージも大きく様々な作業を時間内に済ませてタイムチェックへ向かうため、サポートを許されていることはお手伝いさせて頂いているのですが壊れたところを直しながらも最後まで諦めずにいる姿は本当にカッコいいし、JECはルールがあるのでお手伝いにも制限はありますが、ちょっと工具を取って手渡したり泥を落としたりすることだけでも応援しながら一緒に頑張れてる気分になれるところも好きな所かも。
今シーズンはWOMEN’Sクラスのライダーもメンバーが入れ替わり、ミニサイズでの参戦で少し雰囲気も変わった気がします。他のクラスでもハードエンデューロライダーやクロスカントリーをメインにしていたライダーの参戦も増え今後が楽しみです!
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質問ご意などお気軽にこのアドレスへ→ kondo@krazy-web.com
KRAZyは情報の無料発信にこだわっています。発行責任者:近藤正之
KONDO design / 近藤正之
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