2020.06.06
KRAZyの今日のトリビア/「スライドはフロントブレーキ」

■「KRAZyの今日のトリビア」始めます。第1回は「スライドのキモは強力なフロントブレーキ」06.Jun.2020「スライドができるようになりたい」という声をよく聞きます。
ですよね・・・わかりますわかります、はい!
スーパーモトのレースではトップライダー達が豪快なスライドを決めながらコーナリングしていきます。あれ、かっこいいですよね。
美浜サーキットの1コーナーの進入、エビスの1コーナー、HSRのダートに入る1コーナーなどで豪快なスライドを見ることができます。
これ、ポイントは実はフロントのブレーキングなんだそうです・・・。
スライドスクールを何度か開催したことのある選手からのお話です。なるほどー!
一気に強力なフロントブレーキ、具体的には”ロック寸前の”フロントブレーキがかけられるかどうか?なんだそうです・・・。
つまり高速度域からのフルブレーキングで、フロントのロック寸前をコントロールできるかどうか、ってことなんだそう。
スライドといいうとリヤタイヤがコーナーの外側に流れていくので、そのリヤのコントロールなのかなと思うんだけど、実はフロントのブレーキングだったんですね・・・。
そう言えば、コーナーの進入ではリアタイヤが浮いてるシーンを見ることがあります。車両をバンクさせしつつ強力にフロントブレーキをかけ、バンクさせたままリアが浮く・・・てか、なんでそれで転倒しないんでしょう(笑。

▲今の日本のスーパーモトレースでは、多くのライダーがスライドをさせない走法を選んでいます。が、数少ないスライド多様するライダーのひとりがトップの写真の#300高山ナオト選手(今年はハスクFC350)とこの#3新井マコト選手です(ともに写真は2019年)。

▲SMJ S1 PROクラスでは、この吉田選手もスライド走法を使います。これは2019年のSUGO。ここではリヤタイヤも路面に押しつけ、リヤタイヤでのブレーキングもおこなっているようです。この時のリアタイヤの使い方は、なにかに例えると消しゴムを紙に強く押しつけるような感じでしょうか。

▲こちらは#2森田イッキ選手。RM-Zに乗るイッキ選手はできるだけリアタイヤが外に流れないようにする(つまりスライドさせない)走法です。かつてはスライドを多様するライディングだったのですが、チームFTRになってからはこのライディングです。強力なフロントブレーキを行なっているのがこの写真でよくわかると思います※。よーく見るとリアタイヤが浮きはじめています。ヘアピンコーナーリングの進入なんですが、とてつもなく強力なブレーキングでフロントが激しく縮み、リアがかなり上がっています。スライドしないようにコントロールしているようですが、スライドしはじめています。※このマシンはもともとフロントを大きく下げた仕様になっているため、ブレーキングではこのような車体姿勢になります。

▲こちらは現在休戦中の城取リョー選手。城取選手はスライドを多様するほうではないですが、必要なら使うというタイプ。リアタイヤはスライドしはじめています、が、浮いているのがわかります。ハードなブレーキングもありますが、軽いホッッピングで浮いてしまったのかもしれません。いずれにしろここまで強力なフロントブレーキングを行なっているようです。
ここで気づいた方もいらっしゃいますよね・・・そうなんですよ!これでリアの伸び側をしめれば(伸びを遅くすれば)リアが浮いた状況が続き、荷重が抜け、勝手に外側にながれていくわけなんです。
自分も以前はスーパーモトのレースをやっていました。エンデューロから移ったわけなんですが、このフロントのブレーキングが重要だと気がついてから、ようやくそこそこのスピードで走れるようになりました。あとはリヤサスの調整でリアが流れるように。
フロントタイヤの接地感が出ていたら、このロック寸前のブレーキコントロールはさほど難しくはありません。
結論:スライドを身につけるには、強力でハードなフロントブレーキングを身につけるのもジューヨー。今日のトリビアでした。
■「KRAZyの今日のトリビア」
KRAZyの今日のトリビア第1回はいかがでしたでしょうか。不定期ですが、ジャンルを超えたトリビアを紹介していきます。
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