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2021.04.16

MFJ全日本スーパモト選手権 2021 R1 千葉 レースレポ/ S1 PRO

0表紙ヒウラ

 
 

■MFJ全日本スーパモト選手権/Supermoto Japan 2021 R1 千葉 レースレポート / S1 PRO クラス-15.Apr.2021- 

 先日、スーパーモトジャパン2021が開幕しました。開幕ラウンドとなったのは千葉にある茂原ツインサーキット。今年も内野アミさんにレースレポートをお願いしています。

 

 アミさんはバイクには乗りません。レースもやりません。が、レースは大好き。小さな頃からバイクレースが大好きだったそうです。motoGPの話はJRRの話になると止まりません(笑。実はまだ小さかった頃、このスーパーモトジャパンの前身のMOTO1の会場には何度も遊びに来ているんですよね。僕もまだ選手だった頃に会っています。

 

 レースをやらないからこそわかること、女性だからこそわかること取材できること、ってのがあると思います。レースをやってないくせに何がわかる?という言葉が嫌いです。これを言ってしまうと、誰も参加できなくなってしまい、閉鎖的になるからです…。

 

 写真は今年もクニオカキイチさんです。昨年からお願いしています。いろいろあって詳しく紹介できませんがクニオカカメラマンもヨロシクお願いしまーす!

 

 ってことで、今年のMFJ全日本スーパーモト選手権/スーパーモトジャパン レースレポ第1回です♫

 
 

春の花

 
 

■MFJ全日本スーパモト選手権/Supermoto Japan 2021 Round1 / S1 PRO クラス

 

 4月4日に千葉県の茂原ツインサーキットでMFJ全日本スーパモト選手権/Supermoto Japan 2021のRound1が開催されました。

 

 今回のレースで使われたのは1周1170mの東コース。全クラス共通で、その2コーナーと6コーナーの内側にそれぞれ短いダートセクションと第2ダートの手前にシケインが足されたコースでレースが行われました。

 

 このコースはあまり抜きどころが多くはありませんが、第1ダートの進入と出口、シケインとその手前の5コーナー、そして大きく回り込む最終コーナーからストレートにかけてなどがパッシングポイントとして挙げられます。
 
 

 シーズンの開幕戦ということマシンのメーカーや年式、チームを変えたライダーなどに注目が集まります。

 

 その中で最も観客や関係者の関心を集めたのはS1 PROクラス#9小原堅斗選手、#12榎本優選手、#16広瀬彰信選手とS1 OPENクラス#10新沼伸介選手、#41森田嵐選手の5名のライダーが所属する新チームUBRIACHI DI CORSE(ウブリアーキ・ディ・コルセ)と、そのうち#12榎本ユウ選手、#16広瀬アキノブ選手、#41森田アラシ選手が駆るtm RacingのSMX450。世界選手権のチャンピオンマシンではあるものの日本では近年は全く乗られてこなかったため、そのマシンの特性や走り、そして海外と比べてダートエリアが少なく比較的路面も綺麗な日本のコースでどれほどの力を発揮できるのか、といった点が注視されることとなります。

 
 

tm #12
▲tm RacingのSMX450 / S1 PRP #12榎本優 / UBRIACHI DI CORSE(ウブリアーキ・ディ・コルセ)

tm #12 b
▲tm RacingのSMX450 / S1 PRP #12榎本優 / UBRIACHI DI CORSE(ウブリアーキ・ディ・コルセ)

 
 

 3度のチャンピオンに輝き日本のスーパーモトを牽引してきた森田一輝選手が引退した今、2019年2020年のチャンピオン#1日浦大治朗選手と戦えるライダーはいるのか、それとも日浦ダイジロー選手が今年の目標として掲げる全戦全勝を達成できるのか、というところにも関心が持たれます。

 
 
 土曜日の前日練習日は晴天。しかし予選と決勝が行われる日曜日は午後から雨予報となっており、天気が1番の懸念事項となっていました。日曜の朝時点での天気は曇り。ブリーフィングで主催のうずしおレーシングから時間厳守での進行がお願いされます。

 

 朝イチで行われた公式練習は小雨が降ったり止んだりという状態。レインタイヤで出走するライダー、スリックタイヤで出走するライダー、そもそも公式練習は見送るライダーなど、判断が分かれます。また、出走して行ったライダーたちもハーフウェットの路面に慎重な走りを見せます。

 

 その中でレインタイヤを履いて56.858のトップタイムをマークしたのは#3新井誠選手。58.665という2番手タイムを出したのはスリックタイヤを選択した#7金子和之選手、3番手は58.776で#レインタイヤを履く#6吉田雄一選手、4番手は59.956でレインタイヤの#14川留健一選手で、この4名のみが1分を切ります。チャンピオン#1日浦ダイジロー選手とそのチームメイト#4長谷川修大選手は出走せず。

 

公式練習結果

 1/#3新井誠・・・56.858
 2/#7金子和之・・・58.665
 3/#6吉田雄一・・・58.776

 

■予選タイムアタック

 

 続く予選タイムアタック。この順位で決勝のレース1のグリッドが決定します。S1 PROクラスのタイムアタック時には雨はすでに止んでいたものの、まだ完全には路面は乾き切っていませんでした。そのため、スリックタイヤを選ぶライダーが多い中、レインタイヤで出走するライダーも数名おり、ここでもタイヤ選択が分かれます。

 

 ここでスリックタイヤを履いて52.934というトップタイムを出してレース1のポールポジションを獲得したのは#1日浦ダイジロー選手。そして53.419で2番グリッドを獲得したのは同じくスリックタイヤを履くチームメイトの#4長谷川シューダイ選手。3番手はレインタイヤを選択し53.446を記録した#3新井マコト選手、4番手は53.559でスリックタイヤの#7金子カズユキ選手。この4名のライダーが決勝レース1のフロントローに並ぶこととなります。

 

予選タイムアタック結果

 1/#1日浦大治朗・・・52.934
 2/#4長谷川修大・・・53.419
 3/#3新井誠・・・53.446

 
 

#1-2

 
 

■S1 PRO / Race1

 

 S1 PROクラス決勝レース1。朝の雨雲は過ぎ去っており、天気は曇り。
 レーススタートの合図となるシグナルが消え、抜群のスタートで第1ダートに最初に進入していったのは#3新井マコト選手。そのすぐ後ろに#7金子カズユキ選手がつきます。ポールポジションスタートの昨年チャンピオン#1日浦ダイジロー選手はスタートで少しフロントが浮き3番手、その後ろに2番グリッドスタートのチームメイト#4長谷川シューダイ選手、#9小原ケント選手、#8森田直樹選手と続きます。#12榎本ユウ選手はスタートに失敗しエンジンストール、大きく出遅れてしまいます。

 
 

#3-1

 
 

 スタート後しばらくの間、#3新井マコト選手と#7金子カズユキ選手、#1日浦ダイジロー選手と#4長谷川シューダイ選手、#9小原ケント選手、#8森田ナオキ選手がそれぞれ2台ずつ固まって走行し、その後ろに#6吉田ユーイチ選手、#11金児伸二選手、#14川留ケンイチ選手が続いていきます。

 

 3周目、第1ダートの進入で3位を走行する#1日浦ダイジロー選手が#7金子カズユキ選手を抜き2位に浮上、トップを走る#3新井マコト選手を追い始めます。そのダートの出口で4位を走行中の#4長谷川シューダイ選手も#7金子カズユキ選手をパッシングしようとしますが、こちらは#7金子カズユキ選手が防御に成功します。

 
 

#7-1

 
 

 4周目、5番手を走行していた#9小原ケント選手が第1ダートの出口でアクセルを戻す際にエンジンストール、大きく順位を落としてしまいます。

 

 その周の最終コーナーで#1日浦ダイジロー選手が#3新井マコト選手をパスしトップに立ちます。さらにそのすぐあとの6周目第1ダートで#4長谷川シューダイ選手が#7金子カズユキ選手のインをついて3番手に。そこから少し離れて#8森田ナオキ選手5位を走行、その後方では#6吉田ユーイチ選手、#11金児シンジ選手、#14川留ケンイチ選手、ルーキーの#19西村泰樹選手が6位集団を形成します。

 

 さらにその後方では4周目にダートでミスをして大きく順位を下げた#9小原ケント選手と#12榎本ユウ選手が追い上げを見せます。#9小原ケント選手は6周目、#12榎本ユウ選手は7周目に#13ベンバサットミッキー選手を、そして、それぞれその次の周でチームメイトの#16広瀬アキノブ選手をパッシングし10位、11位まで順位を回復します。

 

 #1日浦ダイジロー選手トップに立つとそのまま後続を引き離し独走状態に。後ろではチームメイトの#4長谷川シューダイ選手が#3新井マコト選手を追いかけ、すぐ後ろにつきます。

 
 

#1-1

 
 

 9周目、ダートの進入で#4長谷川シューダイ選手が#3新井マコト選手を抜き2位に浮上、すぐに引き離して単独走行を開始します。さらに4位を走る#7金子カズユキ選手も#3新井マコト選手との距離を詰め、すぐ後ろから様子を伺います。

 

 しかしこの後大きな順位の変動はなく、2位に4秒の差をつけて#1日浦ダイジロー選手が優勝、チームメイトの#4長谷川シューダイ選手が2位を獲得。#1日浦ダイジロー選手は右腕の、そして#4長谷川シューダイ選手は左腕の腕上がりを抱えながらもそれを微塵も感じさせない走りで、目標としていたチーム1、2フィニッシュを達成しました。#7金子カズユキ選手から逃げ切った#3新井マコト選手が3位に入り、#7金子カズユキ選手は惜しくも表彰台を逃し4位でゴール。5位に#8森田ナオキ選手、6位に#6吉田ユーイチ選手が入りました。

 

S1 PRO Race1結果
 1/#1日浦大治朗
 2/#4長谷川修大
 3/#3新井誠
 4/#7金子和之
 5/#8森田直樹
 6/#6吉田雄一

 
 

#4-1

 
 

■S1 PRO / Race2

 

 午後の最終レースとなったS1 PROクラスレース2。午前中の順調な進行もあり、主催のうずしおレーシングは午後のスケジュールを約20分ずつ早めることを決定しました。そして午後のレースの進行もその予定通りに進み、心配されていた雨雲はレース終了まで顔を見せませんでした。

 

 レース2のスターティンググリッドはレース1の結果で決まります。ポールポジションはレース1で独走優勝を決めた2019年、2020年チャンピオン#1日浦ダイジロー選手。2番グリッドにチームメイトの#4長谷川シューダイ選手、3番グリッドに#3新井マコト選手、4番グリッドに#7金子カズユキ選手がつきます。

 

 ウォームアップラップ、4番グリッドの#7金子カズユキ選手が9コーナーのS字区間で転倒してしまうアクシデントが発生しますが、すぐにマシンに乗り直し、無事にグリッドにつきます。

 

 スタートして、まずトップに立ったのは2番グリッドの#4長谷川シューダイ選手。#3新井マコト選手は#4長谷川シューダイ選手と並んで第1ダートに進入していき、2番手につきます。そしてその後ろにポールポジションスタートの#1日浦ダイジロー選手、#7金子カズユキ選手、#11金児シンジ選手、#12榎本ユウ選手、#6吉田ユーイチ選手、#8森田ナオキ選手、#9小原ケント選手と続いていきます。

 
 

#4-2

 
 

 1周目の3コーナーで#1日浦ダイジロー選手がすべり、そのインをついた#7金子カズユキ選手が3位に順位を上げますが、次の周のストレートで#1日浦ダイジロー選手は#7金子カズユキ選手を抜き返します。#7金子カズユキ選手は第1ダートを抜けた先でもう一度#1日浦ダイジロー選手にアタックしますが抜ききれず、そこでは順位は変わりません。

 

 #1日浦ダイジロー選手は2番手を走る#3新井マコト選手を追いかけ始めます。そしてその間に、トップを走る#4長谷川シューダイ選手は2位以下を引き離していきます。

 

 4周目、8番手を走行していた#6吉田ユーイチ選手がマシントラブルによりリタイヤ。

 

 この周、#1日浦ダイジロー選手は2番手を走る#3新井マコト選手に追いつき、最終コーナーで横に並び、そのままストレートで抜き2位に順位を上げます。この時点で先頭を走るチームメイト#4長谷川シューダイ選手とは数秒の差。追いかけ始めますが、最初しばらくはなかなかその差が詰まりません。「修大に負けるのだけはダメだ!」と余裕がなくなり、チームの先輩としての意地を見せて猛追を始めます。

 
 

#1-3タテ流れ

 
 

 その後方では、#11金児シンジ選手、#12榎本ユウ選手、#8森田ナオキ選手が5位集団を形成し、その集団を#9小原ケント選手が追いかけます。6周目、得意とする第1ダートの進入で一気に#11金児シンジ選手と#12榎本ユウ選手の2台を抜いて5位に浮上した#8森田ナオキ選手はその後後続を引き離し、単独走行に入ります。7周目、集団に追いついた#9小原ケント選手は8コーナーで#11金児シンジ選手を抜いて7番手にあがり、前を走る#12榎本ユウ選手との距離を詰め始めます。さらに#14川留ケンイチ選手も#11金児シンジ選手をおい始め、その後ろでは#16広瀬アキノブ選手が単独走行、そしてさらにその後方では#13ベンバサットミッキー選手、#19西村ヤスキ選手、#24野田龍樹選手、#21中島俊介選手が11位集団を形成します。

 

 少しずつトップを走る#4長谷川シューダイ選手との距離を詰めていった#1日浦ダイジロー選手は8周目、シケインの手前でついに#4長谷川シューダイ選手を抜いてトップに立ちます。最初は#4長谷川シューダイ選手は#1日浦ダイジロー選手に食らい付いていきますが、少しずつその差は離れていき、両者単独走行に。その後ろでは#7金子カズユキ選手が3位を走る#3新井マコト選手に近づいていきます。

 

 11周目、7番手を走る#9小原ケント選手は第1ダートでついに前を走るチームメイト#12榎本ユウ選手を捕らえ6番手に順位を上げますが、#12榎本ユウ選手も一歩も引きません。その先のS字やシケインで何度も交差し、激しいバトルを展開します。そして両者譲らないまま7コーナーに進入していったところで接触、2台とも転倒してしまいます。これにより#12榎本ユウ選手は13番手まで順位を落とし、#9小原ケント選手はリタイヤとなってしまいました。

 

 この後、大きな順位の変動はなく、チャンピオン#1日浦ダイジロー選手が堂々の開幕2連勝。2位にチームメイトの#4長谷川シューダイ選手が入り、レース1に続いてレース2でもチーム1、2フィニッシュを飾りました。3位には#7金子カズユキ選手の猛追を振り切った#3新井マコト選手が入り、#7金子カズユキ選手は0.1秒の差で惜しくも表彰台を逃しました。5位は中盤以降単独走行を続けた#8森田ナオキ選手、6位には#11金児シンジ選手が入りました。

 
 
S1 PRO Race2結果
 1/#1日浦大治朗
 2/#4長谷川修大
 3/#3新井誠
 4/#7金子和之
 5/#8森田直樹
 6/#11金児伸二

 

S1 PRO Round1総合結果
 1/#1日浦大治朗
 2/#4長谷川修大
 3/#3新井誠
 4/#7金子和之
 5/#8森田直樹
 6/#11金児伸二

 

JSM2021 S1 PRO ポイントランキング
 1/#1日浦大治朗・・50pt
 2/#4長谷川修大・・40pt
 3/#3新井誠 ・・・32pt
 4/#7金子和之 ・・28pt
 5/#8森田直樹 ・・22pt
 6/#11金児伸二・・19pt

 

※2021年度からポイント数が変わりました。
1位25pt、2位20pt、3位16pt、4位13pt、5位11pt、6位10pt、7位9pt,8位8pt、以下1ポイントづつ減っていきます。15位までポイントが獲得できます。1位2位、2位3位のポイント数の差が大きくなり、勝つことの意味が大きくなりました。

 
 

#8-1ナオキ

 
 

tm #16
tm Racingが全日本にデビューしました。#16は広瀬選手です。レース2では8位に入りました。年内にナンバーの取得できる4st250cc(2st250も?)の車両の販売が始まるそうです。まずは横浜市長津田にあるtmracimng横浜での販売になるそう。車両が入ってきたらレポートします。tm Racingのマシンはすごいですよー、以前サーキットでモタード仕様に乗ったことあるんですが、めちゃくちゃシャープな車体でした。当時自分が乗っていたYZ250Fモタードよりもレーサーな車体でした(汗。この写真のSMX450も車体だけでも凄かった…フレームの肉抜きだけでもハンパない。report byコンドー

 
 

春の花2

 
 

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