2017.09.26
YAMAHA New YZ250X 2018 試乗インプレ

■ヤマハ New YZ250X 2018 試乗インプレ / より一層乗りやすくなった250X 2018年型
ちょっと前になるんですが9月の6日、18年型のYZシリーズの発表会とメディアへの試乗が行なわれました。場所は宮城県にあるスポーツランドSUGO。
この日は雨、前日も雨、 というかこの夏のSUGOは雨続きでした。
そんななかで撮影と試乗・・・撮影は雨なら雨でガスったりするとしっとり感が出たりして良いパターンもあるんですが、試乗はね。今回のKRAZyの取材はエンデユーロマシンのYZ250Xがメインでした。
「2st250を、ちゅるちゅるのなかで乗るのはなんかね・・・。コケちゃうと次の雑誌さんが困るから、ぜったいコケられないし・・・※」
なーんて思いながらの、この日でした。
※コケちゃいけないことはありません、ドロで汚れたらすぐに洗車し、また車体に問題があれば修理も行なわれますので。実際には転倒もあります。とは言ってもねー・・・

New YZ450F、スーパーモトにもいいマシン?
この日はYZシリーズすべてが発表されました。
そうです、YZ450Fはエンジンもシャーシもオールニューになりました。
どうやら、なかなかいいみたいスよ、スーパーモトの車輛としても。(あ、YZ450Fは試乗していません、すいません!)
パワーもでてるけど、乗りやすさもある。中速のトルク感もあって、スーパーモトにイイみたいですよ。台風で中止になったRd.7奈良でJAWS増田選手がこの2018をデビューさせる予定だったらしく、事前テストを行なったところ、なかなかいいタイムが出たそうです。
それにスマホでエンジン出力のマップ変更もできちゃうし。

▲YZ250X 2018

2stのXシリーズが生まれるきっかけを作った鈴木健二選手。
このYZ250XやYZ125Xが生まれたきっかけをつくったのがこの鈴木健二選手です。
鈴木ケンジ選手、KRAZyを読んでいらっしゃるみなさんの多くはご存知かと思いますが、JEC 2017年チャンピオンであり、先日はI.S.D.Eにも日本代表として参戦しています。
鈴木ケンジ選手がYZ125やYZ250をベースとしたエンデューロマシンをぜひ作ってほしい、とヤマハに提言しこれらの車輛が生まれています。ホント、感謝感謝です。この日もいろいろお世話になりました。
あ、鈴木選手について書きたいことはいっぱいありますが、それはいつかまた。

KRAZyは初級中級レベルからのインプレッションになります。
今回もですが、このKRAZyのインプレは「初級中級レベルの自分があえてインプレッションを行なう」という内容です。
初級中級ならではの使い方や、ありがたい点、また、高性能すぎて使えない・・・などがあると考え、その視点からインプレッションを書かせていただきます。
なので、上級よりの中級、また上級の方には参考にならないかもです。すいません・・・。

この日は試乗に鈴木ケンジ選手もさんも同行していただきました。
YZ125Xのほうでは撮影もお願いしちゃいました!ありがとうございました。

SUGOは自然が豊かです。
こんなところをバイクで走れるなんて幸せです。
いつも いつも ありがとうございます。

雨で滑る、そんななかでもコントロールしやすい2st250。
雨ですべるなかでの2st250、というあまり気乗りしないなかでの試乗でしたが、そんな心配はまったく無用でした。
この2018は、2017より一層乗りやすくなりました。変更点はフロントサスのみの変更だそうです。が、全体の印象もかわりました。
フロントは初期から丁寧に動くものに変更されました。初めての2st250の方でもわりと気軽に乗れると思います。サスがよく動くので、車体全体が優しく感じるようになったのではないでしょうか。
とは言ってもエンデューロ初心者の方には難しいかも。回転が上がれば、2st250のそれなりなパワーが出ます。レースなどで疲れてきたとき、アクセルコントロールが雑になったりしますよね。このときこのパワーをコントロールすのは難しいからです。
ただ2017年型に比べて、なぜかより自由自在にふりまわせます。ラインが選べるというか。すべる路面でもマシンをコントロールしやすく感じ、ホイルベースが短くなったようにすら感じます。
滑りやすい路面で下りながら斜面での低速でのUターン・・・こういうのもフロントがよく動くからかグリップ感があって自在です(こういうのは125Xの方が楽でしたが)。
キャンバーで斜面を横切り、その途中で斜面の上に車体の向きを変え助走ゼロから登る、というのもフロントのよく動くことと、低い回転域からやわらかに出て来る出力感とあいまって、容易です。軽い4st300な感じ?全体に、これなら僕もいけるかも!と思わせてくれました。
<基本的なスペック>
全長/全幅/全高 2,180mm/825mm/1,285mm
軸間距離(ホイルベース) 1480mm ※わりと一般的。KTM250EXCは約1482mmです。
装備重量(ガソリンオイル含む) 104kg ※これはかなり軽いです。ガソリン入れてこの軽さ。
シート高 970mm

軽さとシンプルさ。エンデューロスポーツのスタンダードマシン
実は試乗している最後に不意に現れた30cmくらいの壷状の水たまりに入りこみスタック・・・てか転倒、水につかりました(笑。
こんなとき、この軽さは本当に助かります。軽さは武器ですやっぱ。あ、トップの写真はこのときのです。
「ああ、このシーンを写真に撮ってもらえてたらYZ250Xらしいシーンだなぁ」なんて思いながら車体を持ち上げていました。そしたらカメラマンさんは気がついていて撮っててくれてた、さすが(笑
このYZ250Xは、エンデューロスポーツのスタンダードマシンだと思います。すべてがそろっています。
軽さ、疲れの少なさ・乗りやすさ、
欲しいときにアクセルひとつで欲しいパワーが得られる、
そしてエンジンのシンプルさ、メンテナンスコストの安さ、パーツの多さ、
そして価格の安さ!
680,000円!(税込みで734400円)
また長い歴史があるからこそ、チューニングの技術も各ショップで積み重ねられています。
始動がキック、またキャブレターというのもある意味では機構のシンプルさにつながります。シンプルというのは、何かあったときにものすごく助かります。
ただキックはそれなりに重いです。これは覚悟が必要です。
スペックの詳しくはこちらをごらんください。
↓ ↓ ↓ ↓
https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/yz250x-125x/spec.html

エンジンは 2ストローク250cc(249cm3)
ボア×ストローク 66.4mm×72.0mm
圧縮比 7.9-9.4:1
吸気・燃料装置/燃料供給方式 キャブレター
始動 キック
価格 680,000円(税込み784,400円)

よく動くフロントサス。この変更だけで車体全体の印象もかわりました。2017型とはまた違う印象のはず、試乗会があったらぜひ乗ってみてください。

シンプルは、すべてを超えた性能
話がかわりますが、「工具のような、ナイフのような遊具を作りたい、デザインしたい。」と言った友人がいます。遊具のデザイナーです。遊具って子ども向けのおもちゃ、たとえば積み木なども含まれます。遊具と言えば、北欧のneafなどが有名です。
彼は、積み木のようにシンプルで、飽きがこなくて、流行にながされない、できれば100年生き残る遊具をデザインすることを目指していました。
そのとき、ナイフを思い出したんだそうです。
「こどもの頃、ナイフひとつでどんな遊びも生まれた。そういう意味ではナイフはすばらしい遊具だと思った。ドライバーなどの工具もそういう側面がある」と言っていました。
「シンプルはある意味不親切でもある。使うひとをカバーしないから。しかしその反面、シンプルだからこそいろんな使い方がうまれる。使うひとの能力によってその機能や性能がどんどん上がって行く。」

この日、こんなことを考えていた彼を思い出しました。

この日体調がわるく、一部の方にご迷惑をおかけしました・・・すいませんでした。
というか、ありがとうございました。
YZ125Xのインプレは、無料マガジン KRAZy の21号(2017年12月発行)に掲載です。

 
質問ご意などお気軽にこのアドレスへ→ kondo@kondo-design.jp
KRAZyは情報の無料発信にこだわっています。
それは「これから」のファン、つまりお金を出してまでこの情報を得ることはない方々に向かった内容だからです。
活動資金は広告出稿料もありますが、グッズの売り上げにもたよっています。
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発行責任者:近藤正之
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