2013.07.04
News Paper AD?

バブル前のことなんですが、「熱パ」という広告キャンペーンがありました。
広告主はサクラカラー、コニカの前のブランドです。
ビジュアルというか広告ネタは「パ リーグ』でした。
人気のないパ リーグをつかって、パリーグにも注目をあつめ、さくらカラーというブランドには本格イメージをつけた
という広告キャンペーンです。
で、それがすごくかっこいい感動っさせる広告なんです。
モチーフ(ビジュアル材料)はパリーグの選手の活躍する姿。江夏とかです。
ある試合の一番活躍した選手を、新聞に一面にドッカーンと載せる。
新聞にそんなに大きく野球の写真が乗ることってないからすごく強い。
なおかつ写真もドキュメントなのですごく力強い。
(カメラマンは社内カメラマンが1試合に2人3人と行ってたそうです。
担当仕事じゃなくても、いい写真がとれたら採用されるので、
若いカメラマンも仕事が無いときは観客席からも狙ったそうです。
プレスとは違う珍しいアングルのカットが撮れるんです)
で、2年目のキャンペーンになると、広告主のサクラカラーさんからも信頼されて
デザインもある程度自由になるんだそうです。
で、かなり思い切ったデザインになります。と言っても奇をてらったものじゃなく
そのいい写真をとにかく大きく使い、写真の上にコピーをいっさい乗せない
というデザインだったように記憶しています。
写真がいいからそれを信じる、という考えなんですね。
正確には覚えていないんだけど、とにかく表現が新鮮で、強くって、選手がかっこよく見えたです。
あれ以上かっこいい野球の表現は見たことが無いです。
Numberも全然勝てないと思う。というか世界を見回してもあんな野球表現はないんじゃないかなぁ。
この結果、サクラカラーも有名になるし、パリーグも脚光を浴び始めました。。。
で、バイクスポーツでもやってみた。。。(汗。
ぜんぜんダメだなぁ、、、あの表現には勝てないです。。。
このパ リーグの広告のArt Directorは、その後自分の上司になるひとです。
トリミングや文字のデザイン、広告の仕組みについては本当に多くのことを学ばせてもらいました。
この上司の有名な仕事はキリンビールのTogetherというあのキャンペーン、
ポリスのえーとだれだっけ、あのミュージシャンが出ていたポスターや新聞広告です。
トリミングがとてつもなく上手いんです。写真が2倍3倍に強くなる。魅力的にもなる。
(ただし写真がダメなときは、トリミングでうまく誤摩化す、すごくヘタな写真でも、話題になるポスターをつくっちゃう)
広告をつくる作業って、その製品の持っている価値を整理することでもあります。
製品価値は、ひとつの製品に数多くあって(一生懸命開発したわけですから、そりゃそうですよね)、
場合によっては冊子1冊という場合も。。。
でも、そんな長い話はマーケットのお客様はだれも聞いてはくれません。
だいたいがメーカーの自慢話になっちゃうし。。。
ですから、まとめて整理して、わかりやすくします。
場合によっては、お客様のニーズにも合わせます。
(これは日本や東南アジアの特徴で、欧米ではあまりこういうことはありません
時代のニーズやお客様のニーズにあわせていると、製品個性が薄くなり、また寿命も短くなるためです。
Red Bullやコカコーラのように、100年単位で販売するイメージです。
製品を新しくすると、またゼロから認知させる作業が必要になります。コストがかさむんです)
“その製品が持っている価値”
“その時代のお客様が求めているコト”
この2つの集合のマジワリを見つけるのが、広告の仕事といっても過言ではないです。
「交わりがないじゃん!」という場合もしばしばあります。
わかりやすく言うと「こんなの欲しくないよ」とか「かっこわるいね〜」と感じる場合です。
何の情報もない状態で、こう感じる場合があります。
でも、広告を創る仕事をするなら、ココであきらめてはいけません。
こういうときは、その2つの集合の輪の見方を変えます。
その集合の輪は平面ではなく、立体の球のようなものと考えます。
3次元に2つの集合の球が浮いている、というイメージです。
さっきの角度から見ていてこの2つの集合に交わりがなくても
見る角度を変えると、はい、重なる部分が生まれますよね。。。
こんなイメージをもって見ると(考えると)、かならず重なる部分が見えてきます。
それが商品価値です。
製品が商品に生まれ変わる瞬間です。
売れる商品を売るのは誰でもできます。
売れないような商品を売ったら、それは仕事になります。し、このあとも指名をいただけます。
これができたら、欲しくない人にも売ることができるようになります。
それがヒット商品というものだと考えています。
(欲しくない人にも売ることができること、これがヒット商品になる第一歩だと考えています。
具体的には、コーヒーが好きじゃないのにスタバに入る、ということです。)
薄口炭酸強めのビ−ルを辛口やDRYと言ってしまう考え方、
また、QOOの商品価値の発見(これは発明に近いかも)は、見事だなぁと感じます。
どちらも見近かなところで生まれたので、印象深いですよ。
商品価値が正しく発見できて、それがその時代の多くの方々にとって魅力的であれば
このことを印象強く伝えればいいのです。
はい、海外ロケに行く必要もありません、タレントさんに多くのお金を払う必要もありません。
そのン千万を他に使うか、またはその発見したスタッフのギャラにその1%程度の一部を
上乗せしてあげるのもいいかも。
(あ、これ、自分達ですね 汗)
てかその分、販売する必要のある最低目標が低くなるから、節約した方がいいですね。
ガムなら、50万個、最低目標を低くしてもいいことになります(かな〜りの、ざっくり計算ですけど 汗汗)。
ただし、場合によっては、ここで発見した商品価値でも、まだまだ魅力としてわかりづらい、共感しづらい、
という場合があります。。。
このとき、「表現」という作業が必要になります。
コピーや、ビジュアルや、興味を引く企画というモノです。
「おいしい生活」
ー ー 提案する概念が崇高すぎて共感しづらいため、印象に残るようなコトバをつくった。意味はわからくてもいい
「こどもと一緒にドコ行こう」とかです。
ー ー 商品価値が新しすぎたので、身近かにするために、こういうコピーにしたのかな?)
遊園地のとしまえんでは、
ー ー 「としまえんにサンタフェのとびらがやってきた。(本当)」など。
企画をそのまンまコピーにすることで、本当ですよ、という感じも出したワケです。かなり高等テクニックです。
バカなふりをすることで、乗せる、という作戦。
スーパーモトの新聞広告を作ってみて、何が商品価値なのかを考えてみました。
ヒマ? いえ、そういうわけじゃ、、、汗? でも誰かがやらないと。
今デスク上にあった(KRAZy Vol.17Yassy記事用写真)写真からざっくりセレクトして、
仮りに作ってみました。仮りですよ仮り。考えたことをまずはカタチにしてみた、というものです。
アスファルトでの走行はこの写真を超えるカットはいまだ見たことが無いから、これはありかなぁ。
でもこのYassy選手はいませんからねぇ〜。やっぱボツですね。
他にさがすとして、こういう強くてわかりやすいカットがいいかな。
一方、製品価値からするとダートも外せない。。。
ダートは#1佐合選手かユウイ選手、#4JAWS選手、#2Ikki選手あたりが豪快で、
且つバランスが崩れていても、崩れていないから(?)絵になる。
何年か前に撮った、エビスの大坂ジャンプでの佐合選手のカットか、
同じくこの時の佐合選手とYassy選手のバトルジャンプかのカットかな。
このバトルは本当に凄かったんですよね。たぶん伝説になるうと思う。佐合選手がマシンを持ち上げたことなど含めて。
パッと見て、印象に残るマークも欲しいです。
ここにイメージを蓄積させることでコミュニケーションが簡単になる。
レッドブルでは、あのブルのイラストと黄色い円。モンスターエナジーは、あの3本のひっかききず。
このマークは、このレースの(スポーツの)象徴となり、結果的に格を上げる力を持ち
グッズをつくったとき人気が出そうなデザインがいいですよね。
わかりやすく実例を言うと、このマークやデザインで、使いたくなる名刺が創れるかどうか。
女性がいっぱいいる会場で出したくなるかみたいなことです。わかっていただけますでしょうか?
また、レースの写真に入れたとき、このスポーツが「格が高く」て、「華があって」、「かっこいい」と
感じさせることができるのがいい。
あ、この紋章マークはKRAZyの次のモチーフです。
来年以降は、これもモチーフにする予定です。今デザイン中です。
で、できれば本文では共感できるようなストーリーを語りたい。
スポーツって「憧れ」と、「共感できるストーリー」だと思うんです。
レースもイベントなので、華やかさが必要です。
会場近くの方に興味をもってもらって来てもらうだけで、1000人はいくはずなんです。
今まで書いて来たことの逆を言いますが(苦笑)、コムズカシイ商品価値より、
「とにかくすごいですよ、ヒマなら見に来ませんか? なんか楽しい(華のある)会場みたいですよ。
全日本レベルのイベントが1500円で観れて、でもって、そのトップライダーとお話もできますし。
レースライダーと知り合うチャンスは人生にそう何度もないですよ。
中学生のみんなもチャリで見にきなよ。絶対カッコイイよ!」
的な誘い方も、効果あると思います。
(スーパーモトの商品価値の強いものがなかなか発見できてない、また、有効に活用されていないからなんですが。。。)
そのときのキーワードが「華やか」です。
多くのバナー、ファクトリーのようなチーム、今風なデザインのマシンに、一流な感じのデザインのツナギ。
これが華やかさを創り上げます。
マークや見た目のデザインにも華やかさが感じられた方がいいと考えます。
あんまりストイックなイメージにしちゃうと、一般の方々が興味を持ちづらくなります。
レースって今まで業界内で通用すればいいという空気があって、ストイックな表現が多いですよね。
男っぽいっていうか、汗、とが努力とか。。。なんかスミっぽいビジュアルがおおい。
キーワードは、「華やか」ですから、赤や黄色や白、または蛍光色などが大切なのに。
アメリカのイベントって、赤や黄色、赤や白の使い方が上手いなぁと感じます。
華やかでココロがウキウキする色の組み合わせなんです。色彩学でも学びますよね。
でもデザイン的には、難しい色の組み合わせです。子どもっぽくなるし、スタイリッシュになりにくい。
一般に、デザイナーは使いたくない組み合わせの色かも。
でも使ってみました。それが赤のオビです。。。
と言っても、こんなのつくっても、実現しないんだけど。
でも、今実現しないから何もしない、ってのはエイゴの言っていたことに反する。
ので、とりあえず、やってみました。
お金があれば、こういうのは実現します。協力もします。
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