2017.08.23
Supermoto Japan R6 SUGO レースレポ S1 pro / その1

■全日本スーパーモト選手権 Supermoto Japan 2017 R6 SUGO レースレポ S1 pro class / その1
雨のRound6 SUGO となりました。
前日の土曜日から雨が降り続き、レース当日もキリのような雨が舞う天候となりました。
SUGOは里山のような山と森に囲まれています。
そのためか、こういうしっとりとした天候も似合います。草や樹々が生き生きと呼吸する様がよくわかります。

前日から続いた雨のため、ダートセクションはキャンセルとなりフルターマックのコースとなりました。いつもと違う結果となりそうな予感が・・・。


スーパーモトとは、アスファルトだけのロードレースと土の上を走りジャンプなどもあるモトクロスをミックスした競技です。
「スーパー」という大仰な文字が「モト」という二輪を意味する言葉の形容詞についているのは、そういう「ジャンルを超えた速いライダーを決めよう」というたいそうな主旨があるから。
そんなコースで最も速く走れるバイクはどんな仕様なのか?と、いろいろ試したところ
モトクロス用のマシンに、ロードレース用のハイグリップタイヤを組み合わせる。という答えが出ます。スーパーバイカーズの頃は18インチだったのですが、その後17インチのロードタイヤを使うようになりました。
あのタイヤはロードレースに使うハイグリップなスリックタイヤです(※)。
※ロードレースに使う超ハイグリップなスリックタイヤ:今ではスーパーモト専用のタイヤになっています。

先の写真は日本のスーパーモトの創成期に行なわれていたお台場でのレースです。背景のビルはフジテレビのビルかな・・・あ、日航ホテルかな?
とにかくそんなところで開催もしていました。
このスズキのマシンに乗るのは若い頃の森田一輝選手です。2005年ですから12年前。全日本の始まった年の熊本ラウンドです。
この頃の森田イッキ選手は豪快なスライドが特徴でした。
森田イッキ選手はこの頃からトップライダーのひとりで、全日本スーパーモト(コノ頃はスーパーモタードと呼んでいました)を盛り上げに協力していました。
この頃は今とは比べ物にならないくらいまだまだマイナー。だからこそ見られてもはずかしくない、というか憧れを感じてもらえるように各ライダーは気を配っていました。見た目は意外と重要だったりします。

あれから12年たった2017年。このスーパーモトで育った選手が生まれ、またロードレースからスーパーモトにやってくるライダーや、現役のロードレーストップライダーの参加も多くなりました。
そして今年は全日本ロードレースのトップライダーになった選手(※)もでてきています。
※ヨシムラスズキの濱原ソードー選手は以前このスーパーモトに長い間参戦していました。今のこの走りがあるのはこのスーパーモトでのいろんな経験が大きかったです。と言っています。

S1 PRO class / ヒート1に勝ったのはロード出身の#5吉田雄一選手。初勝利!
タイムアタックでしょっぱなから好タイムをたたき出したのがこの吉田選手でした。路面は完全ウェット。しかし攻めに攻めてトップタイムをたたき出し、決勝レースのポールポジションを得ます。
ここが地元でもある#1森田も後半ようやくクリアがとれ、アタックしますがスリップダウン。が、なんとか2番タイムを出します。
朝一番にこのタイムアタックが行なわれます。S1 proはこのタイムで決勝レースのグリッドが決まります。とても重要です。
し、見ていてとても面白いです。
特にSUGOはタイムの表示される掲示板も見やすく、トップや2番手が更新される様子がわかりやすいです。最後の最後のラップでトップが入れ替わるということもしばしばです。観戦する際、時間に余裕がある場合は朝からの観戦をおすすめします。

その#5吉田ユウイチ選手はポールポジションからホールショットを決め、そのままトップに立ちレースをひっぱります。
追ったのは#1森田イッキ選手でした。序盤はなされるものの、レース中盤にはその吉田の背中を捕まえます。しかしなかなかアタックはできません。
路面はウェット、しかし走行ラインのみは弱冠その水分が少なくややグリップします。つまりそのラインから外れると完全ウェットとなりグリップ悪い・・・アタックするための別なラインに入ることができないわけです。

これは2コーナーの2人です。最終コーナー立ち上がりからスピードを乗せ1コーナーでそのスピードを殺さないままこの2コーナーで並ぶ、そこから加速し3コーナーで前に。もしくは4コーナーのヘアピン入り口でインに入る。ことを狙う#1森田イッキ選手。
追われる#5吉田選手は慌てることなく、自分の最速ラインを攻めます。

これは最終コーナーの入り口の2人です。
もともと#5吉田はここをやや外から入ります。イン側を1メーター弱あけて入ります(最終コーナー立ち上がりを考えてややアウトから)。が森田はインベタが自分のライン。そこを狙う森田選手。しかし、
このような接触寸前の戦いがレース中盤から最終ラップまでつづきます・・・。緊張感のある展開がつづきます。
#5吉田がそのままトップを死守しチェッカー、初勝利! このウェットにあわせたしなやかな脚が勝利のポイントとなったようです。

ヒート1は#5吉田雄一選手の初勝利となりました。おめでとうございます。
このS1 pro に勝利したライダーは数えるほどしかいません(MOTO1時代のmoto1クラスを含め)。たぶん12人・・かな。この吉田選手が13人目のライダーとなりました!
2位には森田選手、3位は#2新井誠選手が入りました。
ヒート2 地元#1森田一輝選手が勝利

2番グリッドから#1森田がすばらしいスタートを見せ1コーナーを1番に入ります。その森田選手につづいて現在ランキングトップの@新井選手も1コーナーに入ります。ポールポジションの#5吉田は3番手に。
そのまま#1森田イッキ選手はトップでレースをひっぱります。
追う#2新井マコト選手は、この日のウェット路面をうまく捕まえきれていない様子。もともと、スムーズに走るよりもパワーを活かして豪快にマシンを操り走るタイプ。それのためかペースが上がりません。中盤以降は3番手の#5吉田が追いつきその背中をつつきます。
#1森田選手は最後まで一度もアタックを受けることなくトップでチェッカー。地元での勝利となり、総合優勝も手にしました。
2位は#2新井マコト選手、3位には#5吉田ユウイチ選手が入りました。

▲森田一輝選手。このSUGOがホームコース、この日も多くのファンが応援に。


3位2位で総合3位となった#2新井マコト選手。現在ポイントランキングトップです。

今回この上位3人以外で目立ったのは#7金児敏之選手。ヒート1/6位、ヒート2/4位の総合4位に。
前ラウンドから調子を上げてきています。
この#7金児選手も若いですがベテランです。#4金児伸二選手が父です。

その#4金児伸二選手。今回タイムアタックでは4番タイムを出しており、かなり乗れていました。この写真は金児伸二選手には珍しいスリップダウンのシーン。こういうクラッシュシーンはあまり載せたくないんだけど、今日はそういう意味じゃなくこの転倒後の様子を紹介したくて。
このときは素早いリスタートで復帰します。それを可能にしているのは、ハンドルバーを握ったままマシンから手を離さないため。エンジンも止めていないので、すぐに復帰しています。モトクロスなどオフで使うテクニックです。
しかし、場合によってはハンドガードにひっかかって手首を痛めることもあるので、これがいい転倒のしかたというわけではないんですけど。たぶん金児選手も長いライディング経験で「これは離さないほうがいい」と身体が勝手に反応しているんでしょうね。

これは2005年の全日本のエントリーした選手の全リストです。ゼッケンはこの前に年の最終戦のレース順位。もしくは希望したゼッケンです。懐かしい名前もいっぱいです。
この頃はまだ「モタードって何それ?」っていう時代。知ってるひとは知ってるけど知らないひとがほとんど。そういう意味では今はかなり普及しました。
次はエリアのレポートです。
あ、S1 OPENとS2は、エリアのつぎです、すいません! ちょっと写真の都合で・・・汗。
※一部の写真は桜井氏からお借りしました。
今日の●●・・・読者のHさんからこの●●の部分の案をいろいろただきましたぁ。そのなかから選ばせていただきます。

来月ストリートモタードの特集します。みなさんのモタードバイクの写真を募集します! ので、ヨロでーす。
▲この写真はKRAZyのWR250Xです。このあと、車高を下げて女性でも足付きのいい仕様に。これはKRAZyに来たばかりのころの。外装がブルー。ほんとは白(当時はRのみ白外装があった)に貼りたかったんですよね・・・。ゴールドのマルケジーニが似合ってるでしょ。
質問ご意などお気軽にこのアドレスへ→ kondo@kondo-design.jp
KRAZyは情報の無料発信にこだわっています。
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グッズの販売は年に8〜10回、販売形態は通販です。次回は9月の半ば。新作Teeが間に合う予定です。
詳しくはKRAZy GOODSページをご覧ください。
発行責任者:近藤正之
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